急激なリスク回避的な動きの強まり(21/7/20)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが下落しての推移となっています。

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急激なリスク回避的な動きの強まり(21/7/20)

急激なリスク回避的な動きの強まり

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:30810ドル(-3.20%)
イーサリアム:1819.6ドル(-3.97%)
リップル:0.55972ドル(-4.58%)
ビットコインキャッシュ:415.66ドル(-5.03%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが下落しての推移となっています。コロナウィルスのデルタ株感染拡大に対する警戒感からリスク回避的な動きが強まり、市場全体に売り圧力が意識される展開となっています。その他のコインも下値を拡大する展開となっています。米国株式市場においてはダウが一時940ドル安水準となり、引けにかけて若干持ち直したものの34000ドルを割り込んでの引けとなっています。さらに米国債利回りが大幅に下落する一方でドルはポンド売りなどを眺めて底堅い動きを見せるなど、全体的に荒れ模様となって引けています。

昨日、株式市場に大きな調整が入ってもビットコインはそこまで下落しない可能性もあると書きましたが、昨日の大幅下落に関してビットコインは上値を抑えられる展開となっています。問題は30000ドルを割り込むかどうかといったところかと思われますが、昨日の動きとしては30500ドルを割り込んだ水準から買い戻しの動きが見られる状況となっています。ドルは堅調な動きを見せたものの、米国債利回りが急落している局面であり、先行きに関してはドルの上値は抑えられる可能性もあるでしょう。その一方で安全資産としてのドル買いが進行する可能性も意識しなければならないところでしょう。

金に関してはドルの堅調もさることながら、株式市場での大幅下落を受けた換金売りが出たのではないかといった見方があるようです。これに関してははっきりしたことがわからないので一概には言えないところですが、株安が継続した場合に市場からの資金流出の流れが強まり、現金化の流れからドル上昇といった動きが展開された場合はビットコインにとっても大いなる逆風となるでしょう。

ただ、最近は投資家のビットコインに対する需要が低下していると米資産投資運用大手のブラックロックのラリー・フィンクCEOが述べていますが、仮に機関投資家が今年の急落時にビットコインを手仕舞いしていたならば、その他の市場に比べれば換金売りが強まりにくい状況にあることは事実です。ビットコインの支持者はこれまでの動向を見る限りでは長期保有、いわゆるガチホ勢が多く、多少の値下がりであれば決済には動かない可能性は高そうです。おそらくは警戒されていた30000ドル割れの時の持ち直しの動きもガチホ勢の押し目買いが支えたのではないかと思われます。

とはいえ再度30000ドルを割り込み、さらに下値を拡大するといった動きとなった場合、どこまでポジションを維持し続けるのかは見極めが難しいところです。ここ最近のビットコインの上値は重く、さらに当局からの規制の動きが強まっている状況です。中国のマイナーへの規制に関しては材料としてはかなり織り込まれているところではありますが、ハッシュレートの伸び悩みなど、依然として不透明な部分が多いことも事実です。仮にビットコインが30000ドルを割り込む局面で株価が大幅調整などということになれば、さすがにリスクが高まりそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの-2σである30780ドル前後の水準を意識しての動きとなっており、ここをブレイクしてバンドウォークとなるかどうかに注目です。-2σで支えられた場合は中心線である33230ドル前後の水準が目標となりそうです。また、下値を拡大した場合は30000ドルが依然として節目となりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きです。一時持ち直す気配を見せたものの上値の重さが意識されており、このままバンドブレイクからバンドウォークといった動きになるかどうかに注目です。現状ではバンドの+2σがじり安基調へと転じており、トレンドそのものは下向きながらも大きな動きにはなりにくいところではあります。ただ、バンド幅が狭く市場にはエネルギーが蓄積されている状況です。バンドの+2σが上昇に転じてバンド幅の拡大が見られた場合はバンドウォークから下値拡大といった動きになる可能性が高まるので、バンドの+2σの方向感には注意しておきたいところです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデッドクロスからの下落となり下値圏での推移です。%Kが一時上昇したものの、また下落しての動きです。%Dも下値圏での横ばいとなっており、上値の重さが意識されやすい展開です。%Kの方向感に注意といったところですが、現状においては売り優勢の流れが維持されており、このまま下値圏での動きを継続した場合はバンドの-2σをブレイクして下値を拡大する可能性も高まるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を意識しての動きから売り圧力が強まり、バンドの-2σをブレイクする動きとなりました。しかし、その後は若干持ち直しての動きであり、ここから上昇基調を維持することができるかどうかに注目です。バンドの+2σが上昇基調から下落に転じており、バンドの±2σが下落する形となっています。トレンドそのものは下向きですが、一時的には押し戻す可能性が高そうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは下値圏での動きですが、上昇に転じており、ゴールデンクロスが意識されています。このまま上昇基調を維持して下値圏から外れる動きとなるかどうかに注目です。目先はしっかりとした動きとなっていますが、下値圏から外れるまでは積極的には買い進みにくい状況といえそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

64780ドル:2021年1-6月の高値、史上最高値
40000ドル:心理的な節目
35680ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
33230ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
31890ドル:昨日の高値

30810ドル:現在値

30780ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
30480ドル:昨日の安値
30000ドル:心理的な節目
28200ドル:2021年1-6月の安値

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