イーサリアムの大型アップロード「ロンドン」は5日20時頃、イベント通過後は売りか?(8/4)

暗号資産時価総額2位のイーサリアムによるハードフォーク「ロンドン(コードネーム)」が8月5日に迫っている。

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イーサリアムの大型アップロード「ロンドン」は5日20時頃、イベント通過後は売りか?(8/4)

イーサリアムの大型アップロード「ロンドン」は5日20時頃、イベント通過後は売りか?

暗号資産時価総額2位のイーサリアムによるハードフォーク「ロンドン(コードネーム)」が8月5日に迫っている。今回の大型アップグレードによって、イーサリアムは5つのネットワークが改善される見込みで、イーサリアムの価格はじりじりと上昇しており、イベントを注目した動き(イベントドリブン)が見られる。イベントが間近に迫っているなか、価格が上下する可能性もあり市場関係者の関心は高まりつつある。

大型アップグレードのロンドンは、ブロック高1,296,5000到達時点において、メインネットでアクティベートされる。Etherscanのデータを確認する限り、8月3日21時時点では、日本時間8月5日20時20分頃に実行される見通しだ。多少時間は前後するが、大体このタイミングでハードフォークを迎えることで市場関係者は注目している。21年4月15日のベルリンに次ぐ、今回のアップグレードのロンドンで実施されるネットワーク改善を再度確認しておきたい。

今回、5つのネットワーク改善提案(EIP)が実装される予定である。手数料モデルの変更(EIP-1559)、基本手数料のオペコードの追加(EIP-3198)、ガスの払い戻しの一部削減(EIP-3529)、0xEFから始まるコントラクトの拒否(EIP-3541)、ディフィカルティボム(マイニングの難易度を上げること)を2021年12月1日まで延期(EIP-3554)する5つの案だ。

市場関係者の注目は、EIP-1559、手数料モデルの変更である。利用者は手数料設定に迷うことが少なくなるなどのメリットが期待されているほか、基本手数料はバーン(発行枚数を減らす行為)されるため、供給量そのものが減少し価格上昇への材料となるとの見通しである。

一方、EIP-1559実施によって、ネガティブな状況も発生する。それは、マイナー報酬の削減である。これは、取引手数料の100%を手にする代わりに、取引の優先的な処理を求めるユーザーが選択して支払う、任意の「インクルージョン料」のみ、マイナーはユーザーからチップを受け取ることになるためだ。報酬の仕組みを変更することによって、マイナーがどのような行動を起こすかは8月5日20時を越えてみないとわからないことである。

注目のEIP-1559実施は、こうした予期せぬマイナーのリアクションを見極める必要がある。仮にマイナーが妨害を行うなどした場合、イーサリアムのブロック処理能力に影響を与え、イーサリアム自体の価値に大きなダメージが与えられる。今回の大型アップグレードはメリットのみスポットライトが当たっているように見えるが、実はデメリットもそれなりに存在することは意識しておきたい。イベントドリブン的な動きでイーサリアムの価格は、7月20頃の20万円割れから10日ほどで30万円手前まで上昇している。イベント通過に伴う材料出尽くしによる売りに警戒か。

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