仮想通貨(暗号資産)週報「5万ドルの大台達成で調整局面入り」(8月第4週)

昨日26日に上昇チャンネルを下抜けてきたことでいったん5万ドルの大台が高値となった可能性が強まっています。

仮想通貨(暗号資産)週報「5万ドルの大台達成で調整局面入り」(8月第4週)

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

時価総額が大きい3つの仮想通貨(暗号資産)の週間レンジを示しています。始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値から金曜始値までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

Crypto Index=仮想通貨(暗号資産)インデックスの詳細は、トップページのサイト右側メニューの「仮想通貨(暗号資産)分析情報」から「仮想通貨(暗号資産)インデックス」をクリックしてご覧ください。算出の基準日は2017年9月1日です。また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ 2枚目の画像

チャート(上段から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。上記レンジに含まれていない前週金曜9時~日曜午前9時の2日間もチャートには表示されています。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。使用チャートは、ドル円とユーロの週報で使っているものと同じものです。
このチャートは、ローソク足の足型をそのままに陰陽の着色のみを平均足と同様とすることで、短期的な方向性(白=上昇、黒=下降)を見やすくした独自チャートとなっています。また、一目均衡表を併せて表示することで上下のチャートポイントもわかりやすく示しました。

今週の振り返り(日足)

今週の振り返り(日足)

今週のビットコインは先週執筆時点で懸念したヘッド&ショルダーの完成には繋がらずに上昇トレンドを継続、23日月曜に高値50494ドルと5万ドルの大台乗せを達成しました。しかしテクニカルに4月高値と5月安値の61.8%戻しで止められたことや、ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の発言を前に米株市場とともに利食いの動きが出たと考えられます。
そして昨日26日に上昇チャンネルを下抜けてきたことでいったん5万ドルの大台が高値となった可能性が強まっています。7月安値と8月高値からのフィボナッチ・リトレースメントを青のターゲットで示してありますが、このあたりを4時間足チャートで拡大して見てみましょう。

ここからの見通し(4時間足)

ここからの見通し(4時間足)

日足チャートで示した7月安値と8月高値の押しを見ると23.6%押しが45476ドル、38.2%押しが42387ドルとなっています。後者のターゲットはさすがに距離があり過ぎますので、前者のターゲットに近い大台45000ドルが次のターゲットとなりやすい水準です。下げ圧力が強まる場合には先々週の安値圏と重なる44000ドル水準も考えておくとよいでしょう。
いったん目先の高値を見たと考え、来週は45000ドルをサポートに50000ドルをレジスタンスとする週を見ておきます。

今週の主なトピックス

今週の仮想通貨(暗号資産)関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として取り上げていきます。今週はこの1週間(前回執筆時以降)で気になったニュースを海外から2本取り上げます。

取り上げた元記事を確認できるように、ピックアップするソースを日経新聞に絞っています。日経新聞の朝刊と電子版の別と日時を併記してありますので、ご自身の目でお読みいただくと良いと思います。

今週の主なトピックス

*筆者コメント
タリバンに実権を握られて以降のアフガニスタンでは中銀総裁まで国外逃亡し金融機能が麻痺、中銀は引き出し制限に動き市民も現金引き出しが困難な状況とのことです。ドル不足でアフガニスタンの通貨は史上最安値となる中で、ビットコインの普及が取りざたされているようです。
政府の信用が低い国ではビットコインが普及するという理屈もわかりますが、タリバン自身が仮想通貨起業家を歓迎するというのも怪しげですし、入手にあたって大きく相場が変動するビットコインが法定通貨となるのはそれなりにハードルが高いように思えます。
ステーブルコインの普及が望ましいとはいえ、企業が発行しているドルテザーの普及は無いでしょうから、やはり本命はいつか出てくる可能性があるデジタル米ドルということになるような気がします。

今週の主なトピックス 2枚目の画像

*筆者コメント
何のことかと読んでみると、第1種金商法業者への登録が進んでおらず、昨年と今年で登録を終えたのが5社のみ。最大手のビットフライヤーの登録が終わっていないことがビットコインの売り圧力となる可能性を示しています。
現在ビットコイン取引には現物取引(レバ無し)と証拠金取引(レバ2倍)の2種類の取引があり、証拠金取引を行う場合にはデリバティブとなり金商法1種業者への登録が必要となります。ところがビットフライヤーでは1種業者登録が出来ていないため、レバレッジが効いている部分のポジション解消で少なくとも900億円の売り圧力の可能性(資産残高からの試算)があるようです。仮に経過措置の期限を迎える10月までに登録が完了しないと現実のこととなります。
そして、もうひとつはQUOINEのシンガポール法人でのハッキング被害で100億円相当の流出が確認されていることですが、果たして日本法人で顧客の引き出しにまで発展するかとなると、そこまでは無いのではないかと見ています。
ビットフライヤーの件は10月が目前に迫っているだけに、金融庁の判断に注目が集まることは間違いありません。

今週のコラム「月のサイクルとリスクオン」

先週はいつものアストロチャートを見ましたが、今週はもっとシンプルに新月・満月の月のサイクルとNYダウ、ビットコインの動きを見てみましょう。

今週のコラム「月のサイクルとリスクオン」

上段がNYダウ、下段がビットコインですが営業日が異なるため、月初が合うように横幅を調整してあります。そして、チャート内グレーの丸が新月、黄色の丸が満月で、注目すべきは満月から新月にかけて(白背景部分)における両者の値動きです。

かなりの角度で満月から新月に向かうウェイニング(欠けるフェーズ)の期間に価格が上昇しているケースがかなり多いようです。思いのほかシンプルな月のサイクルが今後も参考になる可能性がありそうです。

ディスクレーマー

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