仮想通貨(暗号資産)週報「上下とも見た後の横ばい」(9月第1週)

高値も安値も先週の価格を取って46310~50494ドルのレンジを大きくは抜けられないと見た方がよさそうです。

仮想通貨(暗号資産)週報「上下とも見た後の横ばい」(9月第1週)

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

時価総額が大きい3つの仮想通貨(暗号資産)の週間レンジを示しています。始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値から金曜始値までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

Crypto Index=仮想通貨(暗号資産)インデックスの詳細は、トップページのサイト右側メニューの「仮想通貨(暗号資産)分析情報」から「仮想通貨(暗号資産)インデックス」をクリックしてご覧ください。算出の基準日は2017年9月1日です。また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ 2枚目の画像

チャート(上段から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。上記レンジに含まれていない前週金曜9時~日曜午前9時の2日間もチャートには表示されています。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。使用チャートは、ドル円とユーロの週報で使っているものと同じものです。
このチャートは、ローソク足の足型をそのままに陰陽の着色のみを平均足と同様とすることで、短期的な方向性(白=上昇、黒=下降)を見やすくした独自チャートとなっています。また、一目均衡表を併せて表示することで上下のチャートポイントもわかりやすく示しました。

今週の振り返り(日足)

今週の振り返り(日足)

今週のビットコインは先週初の5万ドル大台乗せで調整局面入りを考えていたところ、月末までは調整の売りが目立っていましたが9月に入り再度上昇の動きを見せ、昨日には50357ドルと改めて5万ドルの大台に乗せました。ただ、8月23日高値を抜けられなかったこともあり、本日はスタート直後に48337ドルまで下げる動きとなり、依然として5万ドルの大台での上値の重さを確認した格好となっています。
テクニカルには短期的には横ばいという流れになりそうですから、4時間足チャートで拡大して見てみましょう。

ここからの見通し(4時間足)

ここからの見通し(4時間足)

日足チャートで示した7月安値と8月高値の押しを見ると23.6%押しのラインのみを残してありますが、ここ2週間のレンジがほぼ似たような動きになっていることから、高値も安値も先週の価格を取って46310~50494ドルのレンジを大きくは抜けられないと見た方がよさそうです。
来週もここ2週間のレンジをベースに46000ドルをサポートに50500ドルをレジスタンスとする横ばいの一週間を見ておきます。

今週の主なトピックス

今週の仮想通貨(暗号資産)関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として毎週2本取り上げていきます。

取り上げた元記事を確認できるように、ピックアップするソースを日経新聞に絞っています。日経新聞の朝刊と電子版の別と日時を併記してありますので、ご自身の目でお読みいただくと良いと思います。

今週の主なトピックス

楽天が2022年春をめどにNFT(非代替性トークン)を活用した事業に参入するとのこと。楽天らしいサービスですが、Rakuten NFTとして個人間でNFT作品の売買が出来るマーケットプレイスを立ち上げるようです。
個人と言っても将来大化けする人もいますので、音楽や美術の分野でクリエイターと投資家とのニーズがマッチするような使われ方も視野に入っていそうです。こうした大手が参入し、低額なものから高額なものまでを扱うことで、NFTのすそ野を広げていくという動きは大歓迎です。ただ、次のトピックスでもNFT関連の記事を取り上げましたが、バブルっぽい動きも既に出始めている点は気になります。

今週の主なトピックス 2枚目の画像

*筆者コメント
現在はスマホゲーム大手というミクシィですが、ビットバンクの第三者割当増資を引き受け26.2%と第2位の株式になるそうです。ミクシィのコンテンツ事業とビットバンクのブロックチェーン技術を組み合わせNFT事業の立ち上げ検討からスタートするようですが、オンラインゲームとの相性は良さそうな感じはします。
最近はNFT流行りですが、同じく日経新聞8月29日電子版02:02の記事ではスニーカー市場の熱狂について、4月にバーチャルスニーカーがNFTで発売され、なんと140万円の価格で9分後に売れたとの記事が出ています。
NFTの市場規模は昨年と今年第1四半期の比較で5倍程度に急増しているようですが、ちょっとNFTバブルとしか思えない状況になりつつある気がしています。

今週のコラム「イーサリアムとバーン」

イーサリアムの大幅高が最近の仮想通貨(暗号資産)市場上昇の要因となっていましたが、これは8月5日に実施されたハードフォークで導入されたバーン(焼却)と呼ばれるイーサリアムの取引手数料の一部を流通から除外する仕組みです。

このバーンされる金額が思いのほか大きく、イーサリアムの市場への本来供給されていた金額の少なくとも3~4割がバーンによって減っていると見られ、このことがイーサリアムの上昇の大きな要因となっています。

今週のコラム「イーサリアムとバーン」

テクニカルにはいったん3800ドルはいいところではあるのですが、バーンの影響で更なる上昇を期待する向きも多く、当面はイーサリアムの値動きに注目が集まりそうです。

ディスクレーマー

アセンダント社が提供する本レポートは一般に公開されている情報に基づいて記述されておりますが、その内容の正確さや完全さを保証するものではありません。また、使用されている為替レートは実際の取引レートを提示しているものでもありません。記述されている意見ならびに予想は分析時点のデータを使ったものであり、予告なしに変更する場合もあります。本レポートはあくまでも参考情報であり、アセンダント社および二次的に配信を行う会社は、為替やいかなる金融商品の売買を勧めるものではありません。取引を行う際はリスクを熟知した上、完全なる自己責任において行ってください。アセンダント社および二次的に配信を行う会社は、本レポートの利用あるいは取引により生ずるいかなる損害の責任を負うものではありません。なお、許可無く当レポートの全部もしくは一部の転送、複製、転用、検索可能システムへの保存はご遠慮ください。

関連記事

ページトップへ戻る