ビットコイン急落

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが大幅下落となって推移しています。

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ビットコイン急落

ビットコイン急落

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:46887.5ドル(-9.70%)
イーサリアム:3421.6ドル(-13.40%)
リップル:1.0994ドル(-21.05%)
ビットコインキャッシュ:662.48ドル(-15.83%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが大幅下落となって推移しています。50000ドルを割り込み、一時下げ幅が17%に達するなど下値を拡大しての動きです。その後は持ち直しての動きとなっていますが、依然として10%前後の下げとなっています。その他のコインも大幅下落となっており、リップルは現状で20%を超える下げ幅となっています。エルサルバドルの法定通貨化に問題発生との報道を受けて、懸念が強まる展開となっています。

エルサルバドル政府はビットコインの法定通貨化に際し、公式の電子財布『CHIVO』に登録した国民一人当たりに30ドル相当のビットコインを配布する方針でしたが、技術的な問題を解決するために『CHIVO』へのアクセスを停止しています。エルサルバドルの法定通貨化はビットコインのみならず、仮想通貨(暗号資産)全体にとっても今後の試金石であり期待感が高まっていましたが、大きな懸念を抱かせる船出となりました。

個人的にはエルサルバドルの法定通貨化に関しては懐疑的な見方をしていたので、今回の問題発生に関してはそこまでの驚きはありませんが、市場の反応としてはやや過剰ではないかとも思っています。今回の法定通貨化に対する期待がそこまで大きかったのかとの驚きがあります。『噂で買って事実で売る』といった格言が意識されたのか、大口トレーダーが手仕舞い売りを仕掛けたといった話も出ています。

さらに50000ドルという節目を割り込み下値を拡大したことも手仕舞い売りを加速させた要因と思われます。50000ドルは強気を維持するために必要な水準とみられていたことから、ここを割り込んだことで撤退へと動いた投資家も少なからずいたのではないかとみられています。

問題はここからの動きということになるでしょう。ビットコインは急激な売りが一服した後は押し戻しての動きとなっていますが、再度売りの流れが強まり下値を拡大ということになれば、再度手仕舞い売り圧力が強まる可能性はあるでしょう。現在、エルサルバドル政府は『CHIVO』がダウンロードが可能だとツイートしていますが、エルサルバドルの国民からすれば先行きに対する不安が高まるでしょう。そうなればドルでの取引が継続される可能性が高まり、ビットコインの法定通貨化は失敗という烙印を押されかねません。

期待が失望へと変化することでビットコインに対する売りの流れが強まる可能性はありますが、通貨としての地位を確立すること自体が困難であり、金融商品としての立ち位置となるのではないかと考えているので、先行きに対してはそこまで懸念する必要もないとはみていますが、ここまでボラティリティの高い商品であることを考えると、昨日の英FCAの話でもあったようにリスクの高い投機的な商品であるということをしっかりと認識する必要があるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの+2σである51930ドル前後の水準を意識しての動きから一気にバンドの中心線である48870ドルを下抜け、さらにバンドの-2σである45820ドルをも下回る動きとなりました。しかし、そこからは持ち直し、-2σと中心線で挟まれた水準での動きとなっています。とりあえずはバンドの中での動きが意識されており、これら3つの価格と46000ドルや44000ドル前後の水準が節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きから急落し、バンドの中心線を抜けてバンドの-2σをブレイクする動きとなっています。ただ、売り一巡後は持ち直してバンドの-2σを回復しています。ここから持ち直してバンドの中心線を上抜けるのか、再度下落してバンドの-2σまで下落するのかで流れが大きく変わりそうです。バンドの+2σはほぼ横ばい、-2σが上昇といった動きであり、バンド幅は縮小傾向です。レンジ圏での動きが意識されやすくなってきており、目先は方向感が見えにくくなっていきそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデッドクロスからの下落となっています。%Kは急落して下値圏に入る可能性が出てきています。%Dも高値圏から外れる動きであり、売り優勢の流れです。%Kが一時的に持ち直しても先行き上値を抑えられやすい形ということができそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きから急落して一気に中心線を抜けてバンドの-2σを大きくブレイクしての動きとなっています。ただ、-2σからの乖離が大きくなったことでその修正の動きが見られ、目先は-2σの水準まで押し戻しています。しかし、バンド幅の拡大基調が維持されており、ここからバンドウォークが展開される可能性はありそうで、再度下値を拡大する展開も頭に入れておきたいところです。バンドの+2σの方向感を見極めながらの対応となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデッドクロスからの下落となり、下値圏を目指す動きとなっています。ただ、目先は下値圏に届く前に横ばいとなっており、下げ渋る動きです。ここから再度下落基調を強めるかどうかで流れが変わってきそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

64780ドル:2021年1-6月の高値、史上最高値
52890ドル:昨日の高値
51930ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
50000ドル:心理的な節目

46890ドル:現在値

48870ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
45820ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
43070ドル:昨日の安値
40000ドル:心理的な節目
28200ドル:2021年1-6月の安値

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