ビットコイン円、ポジション調整主導の大暴落から一夜明けて反発するも戻りは鈍い(9/9朝)

8日(水)のビットコイン円相場は上値の重い展開。

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ビットコイン円、ポジション調整主導の大暴落から一夜明けて反発するも戻りは鈍い(9/9朝)

ビットコイン円、ポジション調整主導の大暴落から一夜明けて反発するも戻りは鈍い

〇ビットコイン円、欧州時間朝方にかけ約3週間ぶり安値となる490.0万円まで急落
〇その後前日安値と同水準で下げ渋り、508.5万円前後まで持ち直すも上値の重い展開
〇ローソク足の一目均衡表転換線や基準線の下抜け、三役好転消失など地合い悪化
〇ファンダメンタルズ的には米企業の相次ぐ参入報道、米長期金利上昇一服など好材料が残る
〇米当局者発言でハト派的スタンス明示ならドル売りからのビットコイン円相場含むリスクアセット上昇か
〇引き続きビットコイン円持ち直しがメインシナリオ、本日の予想レンジ:470.0万円ー550.0万円

昨日の概況

8日(水)のビットコイン円相場は上値の重い展開。①エルサルバドル政府によるビットコイン法定通貨化実現に伴うSell the fact(政府公式ウォレットに技術的問題が発生したことも失望売りを誘う一因)や、②暗号資産マーケット全体に広がっていたプチバブルの崩壊(短期ロング勢の大規模ロスカット)、③オプション市場のショートガンマ(BTC相場が下がれば下がるほどオプション勢によるストップSELLが発生するポジション構造)、④米SEC(証券取引委員会)によるコインベース社に対する法的措置の可能性、⑤香港SFC(証券先物委員会)による暗号資産に係る規制強化報道、⑥IMFによるエルサルバドル支援拒否(エルサルバドル政府によるビットコインに関する支援を拒否)が重石となり、欧州時間朝方にかけて、8/19以来、約3週間ぶり安値となる490.0万円まで急落しました。

もっとも、前日安値と同水準(9/7安値490.7万円)で下げ渋ると、⑦米長期金利低下に伴うドル売り圧力(ビットコインと米ドルは逆相関関係)や、⑧200日移動平均線をバックにした押し目買い圧力、⑨スタンダード・チャータード銀行による楽観的なリサーチノート(ビットコインが来年初までに10万ドルの大台に達する)が支援材料となり、本稿執筆時点(日本時間6時00分現在)では、508.5万円前後まで持ち直す動きとなっております(但し、戻りは鈍い)。

本日の見通し

ビットコイン円相場は大暴落から一夜明けて持ち直すも上値の重い展開が続いております。ローソク足が一目均衡表転換線や基準線を下抜けした他、強い買いシグナルを示唆する三役好転も消失するなど、地合いの悪化が確認されます。終値ベースで200日移動平均線を死守できていることが唯一の救いとなっていますが、同水準を維持できない場合は、二番底形成に向けて下げ幅を広げる恐れもある為、油断は禁物と考えられます(今後もボラティリティの高い神経質な相場展開が続くと予想。トレードの手数を増やせば増やすほど損失を被る恐れあり)。

但し、ファンダメンタルズ的に見ると、米企業による相次ぐ参入報道や、機関投資家の参入期待、米長期金利の上昇一服、中長期筋の押し目買い圧力など、好材料が複数残っています。本日予定されている米当局者発言でハト派的なスタンスが示されれば、米早期テーパリング観測・米早期利上げ観測後退→米長期金利急低下→米ドル売りの経路でビットコイン円相場を含むリスクアセットに上昇圧力が加わる可能性もある為、当方では引き続き、ビットコイン円相場の持ち直し(ポジション調整一巡後の反発)をメインシナリオとして予想いたします(但し、持ち直す直前に強烈な二番底を形成する=長い下髭を作る恐れもある為、ポジションサイズやレバレッジ比率の管理に細心の注意が必要)。

本日の予想レンジ:470.0万円ー550.0万円

ビットコイン円、ポジション調整主導の大暴落から一夜明けて反発するも戻りは鈍い

ビットコイン円日足

注:ポイント要約は編集部

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