見切り発車

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが下落しての推移となっています。

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見切り発車

見切り発車

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:46179.2ドル(-1.38%)
イーサリアム:3484.8ドル(+1.95%)
リップル:1.09273ドル(-0.37%)
ビットコインキャッシュ:662.00ドル(-0.23%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが下落しての推移となっています。前営業日の急落からは落ち着きを取り戻している状況ではありますが、上値の重い展開が継続しており、警戒感は依然として払しょくされていない状況といえそうです。その他のコインはイーサリアムがプラス圏での動きとなるなど持ち直しの動きが見られています。ただ、リップルなどは小幅に下落しての推移となっています。全体的には先行きに対する不透明感から様子見ムードが強まっており、方向感の見えにくい局面ということができそうです。

今回の急落に関してはエルサルバドルのビットコイン法定通貨化が引き金となったことは事実ですが、エルサルバドルに関してはここからは様子見といった流れとなるのではないかと思われます。実際に現地で使われるようになるのかどうかに注目が集まるものと思われますが、すぐに結果が出るものでもないため、相場に反映されにくいところではないかと思われます。

現地の意見としては準備不足なども指摘されていますが、海外からの送金が多いこともあり、手数料が安くなることに対する期待感もあるようです。さらに、マクドナルドがビットコイン決済を受け入れると発表しており、比較的大規模な小売り業者などでもビットコイン決済が進む可能性はありそうです。

しかし、多数の国民がビットコインの仕組みや利用を理解していないといった報道もあり、こうした中での見切り発車に対する懸念が広がっているのも事実です。エルサルバドル政府による情報提供やサポートが不十分な状態での実施となれば、詐欺などの犯罪が増える可能性も否定できないところです。ビットコインに対する不信感が高まればドルに回帰する動きが強まるでしょう。そうなればビットコインに対する否定的な見方が意識されかねず、今後の展開を考える上でもマイナス要因となるでしょう。

個人的にはエルサルバドルはビットコイン導入を急ぎ過ぎたのではないかと考えています。中国のデジタル人民元のように、実証実験を繰り返すなどの段階を踏んでいくべきだったのではないでしょうか。もちろん、ここからエルサルバドルにおいてビットコインが法定通貨として広く普及する可能性がないとは言えませんが、多くの国民が反対している状況で、その道のりはかなり険しいところです。

問題はビットコインとドルが円滑に交換できるのかどうかといったところになりそうです。政府は1億5000万ドルのビットコイン信託を設立することに合意したと地元メディアが報じていますが、これがうまくいくかどうかがまずはポイントとなりそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のバンドの-2σである45680ドルを意識しての動きで、ここをブレイクすると売り圧力が強まりそうです。持ち直した場合は中心線である48840ドル前後の水準が意識されそうで、さらに50000ドルがポイントとなりそうです。下値を拡大した場合は44000ドル前後の水準が意識されるでしょう。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きとなっています。ヒゲでは-2σを突破していますが、現状ではまだバンドブレイクからバンドウォークといった流れにはなっておらず、-2σで支えられているということができるでしょう。バンドの±2σはほぼ横ばいであり、レンジ圏での動きが意識されやすいところです。ただ、バンド幅は比較的狭いので、バンドブレイクからバンドウォークといった動きになる可能性も十分にあるので、目先はバンドの+2σの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデッドクロスからの下落となっています。%Kは下落の勢いは若干落ちていますが、下値圏に入る可能性は高そうです。%Dも下落基調を強めており、下値余地はあるものの下値圏に入る可能性は十分にあるでしょう。目先は売り優勢の流れであり、バンドの-2σをブレイクする展開も頭に入れておきたいところでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きから調整の動きが入っています。目先は-1σを意識しての動きですが、調整の動きがほぼ横ばいとなっており、上値の重さが意識される流れです。こういった形の時は大陰線を伴ってバンドの-2σまで下落することがあるので注意が必要です。バンドの+2σが上昇基調からじり安基調へと転じており、バンドの±2σが下落する流れとなっています。トレンドそのものが下向きであり、一時的に押し戻しても上値は抑えられやすいでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデッドクロスからの下落となっています。ただ、下落の勢いは落ちており、持ち直す場面も見られています。下値圏に入っておらず、底堅い動きです。このまま持ち直すのか、再度下落基調が強まって下値圏に入るのかで流れが変わってきそうですが、目先はまだ上値の重さが意識されやすい売り優勢の形といえそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

64780ドル:2021年1-6月の高値、史上最高値
52000ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
50000ドル:心理的な節目
48840ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
47320ドル:昨日の高値

46180ドル:現在値

45680ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
44490ドル:昨日の安値
40000ドル:心理的な節目
28200ドル:2021年1-6月の安値

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