ビットコイン円、大規模ポジション調整から落ち着きを取り戻すも上値は重たい(9/10朝)

9日(木)のビットコイン円相場は持ち直すも戻りは鈍い。

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ビットコイン円、大規模ポジション調整から落ち着きを取り戻すも上値は重たい(9/10朝)

ビットコイン円、大規模ポジション調整から落ち着きを取り戻すも上値は重たい

○ビットコイン円、9/9米国時間にかけて前日の安値490.0万円から519.4万円まで持ち直す
○米金利低下に伴うドル売り圧力や、中長期筋の押し目買い圧力などが支援材料
○上値重いが、200日移動平均線を死守できたことなどから下落トレンドへの転換ではないと判断
○ファンダメンタルズ的にも米企業による相次ぐ参入報道など、上昇材料が増加
○ビットコイン円相場の持ち直しがメインシナリオ、本日の予想レンジ:480.0万円ー540.0万円

昨日の概況

9日(木)のビットコイン円相場は持ち直すも戻りは鈍い。①暗号資産市場のプチバブル崩壊(短期筋の大規模ロスカット)や、②オプション市場のショートガンマ(オプション勢によるストップSELL)、③エルサルバドル政府によるビットコイン法定通貨化実現に伴うSell the fact(材料出尽くし感)、④米SEC(証券取引委員会)によるコインベース社に対する法的措置検討の構え(同社がローンチを検討しているレンディングサービスが証券に該当するとの見解)、⑤香港SFC(証券先物委員会)による規制強化報道、⑥IMFによるエルサルバドルへの支援拒否発言などが重石となり、前日(9/8)海外時間には、一時490.0万円まで急落しました(8/19以来、約3週間ぶり安値圏)。しかし、昨日(9/9)は、⑦米金利低下に伴うドル売り圧力や、⑧中長期筋の押し目買い圧力、⑨ウクライナによる暗号資産取引の合法化などが支援材料となり、米国時間にかけて一時519.4万円まで持ち直す場面も見られました。もっとも、ショートカバー一巡後は再び反落に転じ、本稿執筆時点(日本時間5時45分現在)では、507.8万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は9/7から9/8にかけての大暴落(579.5万円→490.0万円)から持ち直すも、依然として上値の重い展開が続いております。但し、200日移動平均線を終値ベースで死守できたこと、EMA(指数平滑移動線)ベースでパーフェクトオーダーが継続していることなどを踏まえると、テクニカル的に見て、「地合いは崩れていない(下落トレンドに転換したわけではない)」と判断できます(9/7以降の大暴落は、急ピッチで上昇したビットコイン円相場の一時的な反動と整理。二番底形成リスクを残しつつも、基調は引き続きアップサイドと判断)。

事実、ファンダメンタルズ的に見ると、米GalaxyDigital社のマイク・ノボグラッツCEOによる楽観的な発言や、英スタンダード・チャータードの暗号資産リサーチデスクによるBullishなリサーチペーパー、米企業による相次ぐ参入報道、機関投資家の参入期待(伝統的金融機関による相次ぐカストディサービスの準備報道は機関投資家の参入を見据えていることが背景)、米金利低下に伴うドル売り圧力(米テーパリング・米利上げの後ずれ観測→米金利低下→米ドル売り→米ドルと逆相関性の強いビットコインを下支え)など、ビットコイン円相場の上昇を連想させる材料が増えつつあります。

以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の持ち直し(緩やかな上昇)をメインシナリオとして予想いたします(但し、週末にかけて二番底を形成するリスクも残されている為、一時的な下髭リスクには注意が必要)。

本日の予想レンジ:480.0万円ー540.0万円

ビットコイン円、大規模ポジション調整から落ち着きを取り戻すも上値は重たい

ビットコイン円日足

注:ポイント要約は編集部

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