貴金属のカテゴリー(21/9/10)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが小幅に上昇しての推移となっています。

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貴金属のカテゴリー(21/9/10)

貴金属のカテゴリー

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:46311.7ドル(+0.57%)
イーサリアム:3430.4ドル(-1.23%)
リップル:1.08854ドル(-0.06%)
ビットコインキャッシュ:660.92ドル(+0.02%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが小幅に上昇しての推移となっています。その他のコインはイーサリアムが小幅に下落する一方、ビットコインキャッシュは小幅に上昇する展開となっており、全体的に小動きで方向感の見えにくい展開となっています。エルサルバドルのビットコイン法定通貨化からの急落局面は一服しているものの、先行きに対する不透明感から売りの流れが意識される一方、押し目買い意欲も強まっている状況となっています。とりあえずはここからの方向感を見極めながらの対応となりそうです。

昨日は米国株式市場が朝方は上昇したものの、その後は売りに上値を抑えられています。米国債利回りは30年債入札の好調な結果を背景に低下し、ドルも軟調地合いとなっています。ドル売りが仮想通貨(暗号資産)市場を支える一因となったのではないかと思われる一方、リスク回避的な動きの強まりが上値を抑える展開となっているように思われます。

ただ、米国の金融政策を考えると、早期の利上げに対する思惑は後退しているものの、年内のテーパリング開始の可能性はかなり高まっています。世界的な流れを見ても金融政策に関しては引き締め方向に動く可能性が高くなってきています。もちろん、デルタ変異株の感染拡大などが警戒される中でしばらく様子を見るといった流れとなることも考えられますが、可能性としては低くなっているように思われます。となれば、米国債利回りの堅調や株価の軟調などにより、市場全体にリスク回避的な動きが強まるといった展開が予想されるところではあり、注意しておくべき材料といえるでしょう。

さて、ディアスデレオン・メキシコ中銀総裁が『ビットコインは日常使われる法定通貨ではなく、貴金属のカテゴリーに近い』といった認識を示しています。中銀が発行する『進化した不換紙幣』というよりは物々交換の手段に近く、リスクの高い投資であり、価値を維持する能力に乏しいとし、現状ではメキシコはビットコインの法定通貨化の動きに追随しないとしています。

ビットコインをはじめとする仮想通貨(暗号資産)は通貨ではなく貴金属のカテゴリーに近いという見方は個人的には同じような考えをしているので納得のいくものではあります。リスクのある金融商品という見方とほぼ同義と捉えることができるかと思います。この考えに関しては仮想通貨(暗号資産)に対して懐疑的な見方をしている人であれば似たような考えに行き着くところではないかと考えています。

そもそも、2018年のアルゼンチンのブエノスアイレスで開催されたG20サミットにおいて、いわゆる『仮想通貨(digital currency)』は通貨の特性を欠くとして、通貨と区別するために『暗号資産(crypto assets)』と呼ばれるようになった経緯があります。もちろん、それから月日が経っていますが、基本的には『資産』であって『通貨』ではないということになっています。その一方で、CBDCは通貨として認識されており、そう考えると今後はCBDCが法定通貨としての役割を果たしていく可能性が高いと言えるのではないでしょうか。

ビットコインに関して、『通貨』としての将来性はあまりないと考えていますが、『金融商品』としては今後も注目されていくのではないかとみています。それがビットコインの当初の目的とは合致していないところではあるのですが。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のバンドの-2σである45330ドルを意識しての動きで、下値の堅さが意識されてきています。押し戻した場合はバンドの中心線である48680ドル前後の水準が意識されることになりそうです。また、再度の50000ドル回復があるかどうかは今後の展開を考える上でも重要となりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きとなっています。現状では-2σで支えられる動きとなっており、ここから持ち直してバンドの中心線まで上昇できるかがポイントとなりそうです。バンドの上限が横ばいとなっており、バンドブレイクからバンドウォークといった動きには現状ではなりにくいところです。バンドの上限の方向感に注意が必要ですが、目先は一時的に持ち直す可能性が高そうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデッドクロスからの下落となっています。ただ、%Kが下げ止まりから小幅に持ち直しており、このまま上昇基調を強めるかどうかに注目です。%Dは下落基調を維持しており、下落の流れが継続した場合は%Kも再度下落に転じ、売り圧力が強まるといった展開となるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きから調整の動きが入り、バンドの中心線を目指しての動きとなっています。ただ、上値が重く狭いレンジでの動きが継続する流れとなっています。目先はバンドの中心線に迫る動きですが、届く前に下落に転じており、このまま再度バンドの-2σまで下落するかどうかに注目です。流れとしては上値の重さが意識されているところであり、バンドの-2σまで下落する可能性も十分にあるでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇となっています。上昇の勢いが強まってきていますが、まだ上値余地を残しての動きです。買い優勢の流れが意識されており、このまま上昇基調を継続すればバンドの中心線まで上昇といった動きになる可能性はありそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

64780ドル:2021年1-6月の高値、史上最高値
52040ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
50000ドル:心理的な節目
48680ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
47310ドル:昨日の高値

46310ドル:現在値

45610ドル:昨日の安値
45330ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
40000ドル:心理的な節目
28200ドル:2021年1-6月の安値

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