米国の世論調査(21/9/13)

先週末の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが上値の重い展開なっています。

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米国の世論調査(21/9/13)

米国の世論調査

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:45122.4ドル(-0.41%)
イーサリアム:3330.3ドル(+0.44%)
リップル:1.08910ドル(-0.37%)
ビットコインキャッシュ:643.84ドル(+0.50%)

【概況】

先週末の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが上値の重い展開なっています。その他のコインも軟調地合いであり、仮想通貨(暗号資産)市場に対する売りの流れが継続している局面です。特に金曜日に売りの流れが強まっており、土・日曜は押し戻す場面もありましたが、引けにかけて売り圧力が意識されて上値を削るといった動きになっています。ダウが5日続落していることや生産者物価指数が予想を上回ったことなどを背景にした債券利回りの上昇とドルの堅調などが仮想通貨(暗号資産)市場にとっても売り要因となっている状況です。

さて、調査会社の『YouGov』がエルサルバドルのビットコイン法定通貨化を受けて『米国でもビットコインを法定通貨にするべきか』といった世論調査を行っています。それによると27%がビットコインを法定通貨にする事を支持しているといった結果が出たようです。

この数字が多いと見るべきか、少ないと見るべきかは意見の分かれるところではあるでしょう。ただ、この調査は収入の多寡が大きな影響を与えていることも示しています。つまり、年収8万ドル超の回答者は法定通貨化を21%が支持する一方、年収4万ドルの回答者では11%に低下し、それ以下の場合でも支持の割合が低くなっているようです。

これに関しては、年収の額によってビットコインに対するそもそもの知識量に差がある可能性があり、それが法定通貨化に反対する要因となっているのかもしれません。その一方、収入の高い回答者は実際にビットコインの投資を行っている、もしくは検討している可能性があり、米国でのビットコインの法定通貨化によるビットコインの価格の上昇に対する期待感を込めて支持しているといった可能性があるでしょう。

世代別に見ると若い世代ほど法定通貨化を支持する傾向にあるようですが、どの世代も約1/3がよくわからないと回答しており、やはり知識面での問題は大きいのではないかと思われます。すぐに法定通貨化といった動きになる可能性は皆無と思われますが、仮にCBDCであっても周知には時間がかかるのではないかと思われるところです。そう考えると、エルサルバドルの法定通貨化は急ぎ過ぎたのではないかと思わざるを得ないところです。

今回の調査に関しては、実際に米国においてビットコインが法定通貨となった場合、どういったことが起こるのか、メリット・デメリットをしっかりと考えて回答しているのかに疑問が生じるところではないかと思っています。エルサルバドルの実験的な導入により他の国でも議論が巻き起こる可能性は高そうですが、価格上昇の思惑のみで賛成という意見はビットコインそのものにとっても望ましいものではないでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のバンドの-2σである43890ドルが意識されての動きで、上値の重さが意識されています。押し戻した場合の節目は中心線である48060ドル前後や50000ドルが意識されそうです。また、売りの流れが強まった場合は40000ドルが視野に入りそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きで、一時的に調整の動きが入るものの上値の重さが意識されて下値を拡大といった動きが入っています。バンドの+2σが横ばいで、-2σが下落しての動きです。流れとしては上値の重さが意識されるところですが、+2σに関しては下落に転じる可能性が高いのではないかとみています。そうなればトレンドそのものは下向きながら、調整の動きを入れながら下値拡大といった動きになる可能性が高まるでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデッドクロスからの下落となっています。%Kが一時下値圏に入り目先は持ち直していますが、上値の重い展開が継続しています。%Dは下落基調を維持しており、そろそろ下値圏に入りそうです。%Kの方向感に注意が必要ですが、全体的に上値の重さが意識されるところであり、売り優勢といった状況が意識されるところとなっています。

今日は週初ですので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σからの持ち直し基調が強まり、バンドの中心線を抜けてバンドの+2σを目指す動きとなっていました。しかし、ここにきて調整の動きに抑えられ、バンドの中心線を目指す動きとなっています。このまま中心線まで下落する可能性は十分にあり、そこで支えられるかがポイントとなりそうです。バンド幅は縮小傾向で、市場には徐々にエネルギーが蓄積されてきています。バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。ただ、現状はバンドの中心線を目指す動きであり、ここからの方向感に注意といった局面となっています。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデッドクロスからの下落で高値圏から外れる動きとなっています。%Kは下落の勢いが落ちていますが、現状ではまだ売り優勢の流れということができるでしょう。%Kの方向感に注意は必要ですが、下値余地も十分にあることから警戒感が強まりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

64780ドル:2021年1-6月の高値、史上最高値
52230ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
50000ドル:心理的な節目
48060ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
46200ドル:昨日の高値

45120ドル:現在値

44760ドル:昨日の安値
43890ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
40000ドル:心理的な節目
28200ドル:2021年1-6月の安値

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