ビットコイン円、市場心理の悪化を背景に大幅続落。一目雲下限割れを試す展開(9/22朝)

21日(火)のビットコイン円相場は大幅続落。

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ビットコイン円、市場心理の悪化を背景に大幅続落。一目雲下限割れを試す展開(9/22朝)

ビットコイン円、市場心理の悪化を背景に大幅続落。一目雲下限割れを試す展開

〇ビットコイン円欧州時間に478.1万円まで反発後、恒大集団めぐる懸念再燃等で439.6万円まで急落
〇ビットコイン円主要テクニカルポイント下抜け地合いの弱さ印象付けるチャート形状
〇ファンダメンタルズも9/23、29の恒大集団の利払い、米FOMCでの引き締め観測等悪材料多い
〇ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想
〇中国政府による救済報道やドットチャート中央値不変の場合、急激に持ち直す可能性もあり注意
〇本日の予想レンジ:400.0万円ー480.0万円

昨日の概況

21日(火)のビットコイン円相場は大幅続落。欧州時間にかけて高値478.1万円まで上値を伸ばすも、一目均衡表転換線に続伸を阻まれると、①中国の不動産大手チャイナ・エバーグランデ・グループ(中国恒大集団)を巡るデフォルト懸念(同社が少なくとも2つの銀行に対して支払いが遅れたとの一部報道)や、②上記①を背景とした世界的なリスク回避ムード(株式市場の反落→リスク回避のドル買い再燃→米ドルと逆相関性の強いビットコインに下押し圧力)、③米FOMCを控えた警戒感(米テーパリング開始の事前告知+ドットチャートでの利上げ前倒し観測→過剰流動性相場の逆流懸念→中国恒大集団を巡る問題と相まってリスクアセットに更に下押し圧力が加わるとの警戒感)、

④暗号資産を巡る世界的な規制強化の方向性(米当局による指導を受けて米暗号資産取引所大手コインベース社が暗号資産のレンディングサービス開始計画を撤回した他、バイデン政権はランサムウェア攻撃に関与したとしたチェコの暗号資産取引所SuexOTCに制裁を科すと発表)、⑤暗号資産取引所大手FTX社による日本国居住者の新規登録制限、⑥オプション市場のショートガンマ、⑦テクニカル的な地合いの弱さ(ハイレバレッジ勢の大規模ロスカットを誘発)などが重石となり、米国時間午後にかけて、安値439.6万円(8/6以来、約1ヵ月半ぶり安値圏)まで急落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間6時25分現在)では、447.8万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は9/18に記録した直近高値536.0万円(9/7以来の高値圏)をトップに反落に転じると、昨日は一時439.6万円まで急落しました(3日間で▲18.0%の下落率)。この間、一目均衡表基準線や転換線、21日移動平均線や90日移動平均線、心理的節目500万円や一目均衡表雲上限を下抜けするなど、テクニカル的に見て、地合いの弱さを印象付けるチャート形状となりつつあります(434.5万円前後に位置する一目均衡表雲下限を下抜ければ、強い売りシグナルを示唆する三役逆転が成立する為、もう一段下落圧力が強まる恐れあり)。

ファンダメンタルズ的に見ても、①中国恒大集団を巡るデフォルト懸念(9/23と9/29に到来する利払い日への警戒。中国政府による救済が無ければ、市場心理はもう一段悪化する恐れ)や、②米当局による規制強化報道、③根強い米利上げ観測(日本時間9/23未明に発表されるドットチャートで2022年及び2023年のFOMC参加者の政策金利予想中央値が引き上げられるとの思惑→足元のリスクオフ環境下で利上げ観測が高まれば、ビットコインにはもう一段強い下押し圧力が加わる可能性あり)など、ビットコイン円相場の下落を意識させる材料が増えつつあります。

以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(二番底形成に向けてもう一段下落する展開を想定。但し、中国政府による救済報道が報じられる場合や、ドットチャートで中央値の引き上げが見られない場合は、ビットコイン相場がショートカバー主導で一気に持ち直す可能性もある為、安値圏での突っ込み売りには要注意)。

本日の予想レンジ:400.0万円ー480.0万円

ビットコイン円、市場心理の悪化を背景に大幅続落。一目雲下限割れを試す展開

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