カジノのチップ(21/9/22)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが大幅続落となって推移しています。

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カジノのチップ(21/9/22)

カジノのチップ

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:40758.3ドル(-6.39%)
イーサリアム:2757.4ドル(-8.58%)
リップル:0.87718ドル(-4.58%)
ビットコインキャッシュ:512.40ドル(-5.03%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが大幅続落となって推移しています。その他のコインも大幅続落となっています。中国の恒大集団のデフォルトに対する警戒感から売りの流れが強まり、下値を拡大する展開となっています。Bloombergは朝方に一時8月初旬以来の40000ドル割れと報じています。そこからは押し戻したようですが、40000ドルは注目されている水準であり、ここをはっきり抜けると下値を拡大する可能性が高まりかねないでしょう。

昨日の米国株式市場は朝方こそ買い戻しの動きが強まり、ダウが一時340ドル高水準となりました。しかし、その後は中国の恒大集団のデフォルトに対する警戒感やFOMCを控えていることなどを背景に売りの流れが強まり、結局50ドル安水準での引けとなっています。リスク回避的な動きが強まっており、市場には先行きに対する懸念が意識されています。FOMCに関して市場予想は、テーパリング発表は11月に先送りされるといったものとなっています。デルタ変異株の感染拡大が消費を抑制しているとの見方が強まっており、利上げの見通しは弱まってきています。恒大集団の問題と相まって慎重な動きが予想されるところとなっています。ただ、年内のテーパリング開始に関しては既定路線とみられており、相場全体の上値を抑えることとなりそうです。

さて、米証券取引委員会のゲーリー・ゲンスラー委員長は仮想通貨(暗号資産)のステーブルコインはカジノのチップのようであると語っています。ゲンスラー委員長は現在の仮想通貨(暗号資産)市場を開拓時代の西部にあるカジノに例え、規制が整備されておらず、秩序がないとの認識を示しました。これに関しては以前からも同様の見解を示しており、改めて語ったものとなっています。

個人的には仮想通貨(暗号資産)がカジノのチップのようなものという認識はありませんが、投機性が高いことは事実であり、通貨としての役割を果たすのは難しいという認識を持っています。それはさておき、ゲンスラー委員長は規制の必要性に言及しており、これに関しては早い段階での制定が望まれるところかと思われますが、どうにも対応が遅れているように思われるところです。以前から規制の必要性に関しては指摘されていたにもかかわらず、なかなか進んでいかない状況には懸念を生じるところです。もちろん、慎重な対応が必要であることは事実ですが、大きな問題が起こる前に制定を急ぐべきでしょう。

金融当局の話に関しては米財務省が交換業者に初の制裁といったニュースも入っています。交換業者のSUEXが身代金要求型ウィルス『ランサムウエア』の攻撃を資金取引面で助長したとして、米国内の資産凍結や米国民はSUEXとの取引を禁じられることとなりました。イエレン財務長官は『ランサムウエアによるサイバー攻撃は米企業に被害をもたらしており、経済への直接的な脅威』として取り締まりを強化するとしています。企業へのサイバー攻撃の身代金支払いの手段として仮想通貨(暗号資産)が主に用いられていることも今後に対する懸念としてあがってくるでしょう。

ビットコインがマネーロンダリングなどの犯罪に用いられることに関してはこれまでもたびたび問題視されていましたが、こういったことを受けて交換業者への制裁は今後増えていくことが予想されます。ビットコインが悪いとは一概に言えませんが、イメージの悪化は避けられないところでしょう。こういった動きもいずれは落ち着いてくるのではないかと思っていますが、現状ではまだリスク要因として意識せざるを得ないところではないかとみています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のバンドの-2σである41670ドル前後の水準をブレイクして下落しており、40000ドルが意識される流れとなりそうです。ここをはっきり抜けると8月3日~5日に付けた37500ドル前後の水準が意識されることになりそうです。持ち直した場合はバンドの中心線である47160ドル前後の水準がメドとなりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んでの動きから一気に下落してバンドの-2σに到達し、そのままバンドブレイクとなっています。バンドウォークとなるかどうかに注目です。現状バンドの+2σは上昇基調へと転じ、-2σは下落基調を強めています。バンド幅の拡大を伴いながらの動きであり、このままバンドウォークとなって下値を拡大する可能性は十分にあるでしょう。ただ、バンド幅は現状でかなり拡大しているので、市場にはそこまでエネルギーが蓄積されているわけではありません。バンドの+2σの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは下落して%Kは下値圏での推移となり、%Dもそろそろ下値圏に入りそうです。売り優勢の流れではありますが、%Kは底打ちから上昇しています。このまま上昇基調を維持して下値圏から外れる動きとなるかどうかに注目です。現状ではまだ下値圏での動きであり、売り優勢の流れは維持されているということができるのではないでしょうか。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きから一時持ち直したものの、バンドの-1σを意識して再度売りに抑えられる展開となっています。バンドの-2σに到達しており、上値の重さが意識される状況です。ここから再度バンドウォークとなるかどうかといったところに注目ですが、バンドの±2σが下落基調となっており、トレンドそのものは下向きながら、バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくい形です。一時的には持ち直すものの、再度下値を拡大といった動きになるのではないでしょうか。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは一時持ち直したものの、再度下落する格好となっています。%Kは下値圏での動きとなり、%Dもそろそろ下値圏に入りそうです。売り優勢の形であり、%Kが持ち直して下値圏を外れる動きとなってこない限りは下値を拡大しやすい展開となっています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

64780ドル:2021年1-6月の高値、史上最高値
52660ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
50000ドル:心理的な節目
47160ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
43620ドル:昨日の高値
41670ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

40760ドル:現在値

40400ドル:昨日の安値
40000ドル:心理的な節目
28200ドル:2021年1-6月の安値

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