米国がマイニング世界一へ(21/10/14)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが上昇しての推移となっています。

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米国がマイニング世界一へ(21/10/14)

米国がマイニング世界一へ

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:57056.9ドル(+3.02%)
イーサリアム:3560.8ドル(+2.29%)
リップル:1.11028ドル(+1.25%)
ビットコインキャッシュ:589.66ドル(+0.28%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが上昇しての推移となっています。買い戻しの動きが意識されて底堅い動きが展開されています。その他のコインも上昇しており、楽観的なムードが漂っています。ただ、米CPIが予想を上回ったことなどを受け、市場には早期の利上げ観測なども意識されるなど、警戒感が強まる展開となっています。FOMC議事要旨も公表されており、インフレは一時的といった見方を依然として維持しており、コアCPIは市場予想と一致していることなどから、米長期債利回りは低下傾向にありますが、先行きに対する懸念はくすぶりそうで、市場全体のリスク要因となりそうです。

さて、中国でビットコインのマイニングが禁止されたことで、マイナーは世界各国に移転するといったことが起きましたが、英ケンブリッジ大学の分析によると、米国のハッシュパワーが中国を抜いて世界一位になったようです。調査によると米国が世界全体に占める割合が35.4%となり、カザフスタンが18.1%で2位となっているようです。

カザフスタンは鉱物資源に富んだ国であり、もともと電気料金が安かったのですが、南部のジャンブル州ジャナタス市近郊に、中央アジア最大級の風力発電所が今年の6月に完工しており、国内総消費電力に占める再生可能エネルギーでの発電の割合を増やしていく目標を立てていることに関しては以前もここで書いた通りです。とはいえ、まだまだその割合は低く、ビットコインのマイニングが急激に増加したことで電力需要が増加することが予想されるところです。電力消費が増えれば風力発電などで賄うには限度があるため、石炭火力などの稼働が増え、こうした目標の足かせとなる可能性はあるでしょう。

カザフスタンに関してはマイニングに対する課税を2022年から導入することが決定していますが、現状では電気代が安価で安定していることもあってマイナーの移転先として注目を集めている国であり、今後もハッシュレートは伸びていく可能性が高そうです。マイニング課税により国家の収益が増大することになれば、国民からの支持も得やすいところかもしれません。

ただ、急激なマイニングの増加に伴い電力の需給のバランスが崩れる可能性もないわけではないと考えており、そうなった場合にどういった対応をするのか、注目ではあります。しばらくすれば落ち着いてくるのではないかと考えていますが、中国の禁止から各国への移転といった流れが一時的な混乱をもたらすことも頭の片隅に入れておいたほうが良いのかもしれません。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のバンドの+2σである60690ドル前後の水準を目指しての動きとなっていましたが、目先は調整の動きも意識されています。ただ、下値も堅く再度買いの流れが強まる可能性もありそうです。ただ、そうなった場合はバンドの+2σよりも60000ドルがまずは節目として意識されそうです。また、調整の動きが入った場合はバンドの中心線である49260ドル前後の水準や50000ドルが意識されることになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σからの調整の動きが意識されています。ただ、下値が堅く下げ渋っており、底堅い動きが継続しています。流れとしては買い優勢であり、再度バンドの+2σまで上昇する可能性はありそうです。バンドの±2σが上昇していることでトレンドそのものが上向きであり、底堅い動きが維持されそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは高値圏での推移です。一時的な上げ下げはあるものの、高値圏での動きを維持していることから、底堅い動きが意識されやすい状況が継続しており、再度バンドの+2σを目指す展開は十分に考えられそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σまで下落したものの、そこでは支えられて持ち直し、目先はバンドの中心線を突破してバンドの+2σを目指す動きとなっています。バンドの±2σは横ばいとなっており、レンジ圏での動きが意識されやすい状況となっています。バンドの+2σでは抑えられて下落といった動きになりやすいところです。ただ、バンド幅は比較的狭く、市場にはエネルギーが蓄積されています。バンドブレイクからバンドウォークといった動きになる可能性もあるので、バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意したいところでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇となっています。%Kは目先下落となって高値圏に入ったのちに再度転落していますが、%Dの上昇基調は維持されており、流れとしては底堅い動きが意識されやすい状況ではないでしょうか。再度%Kも高値圏に入る可能性が高そうで、バンドの+2σを目指しての上昇となるのではないかとみています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

64780ドル:2021年1-6月の高値、史上最高値
60690ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
60000ドル:心理的な節目
57480ドル:昨日の高値

57060ドル:現在値

54310ドル:昨日の安値
50000ドル:心理的な節目
49260ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
37830ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
28200ドル:2021年1-6月の安値

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