影響力が拡大 (21/10/15)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが上昇しての推移となっています。

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影響力が拡大 (21/10/15)

影響力が拡大

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:57520.2ドル(+0.97%)
イーサリアム:3766.8ドル(+5.72%)
リップル:1.13188ドル(+2.02%)
ビットコインキャッシュ:598.13ドル(+1.62%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが上昇しての推移となっています。買い戻しの動きが意識されて底堅い動きが展開されています。ただ、一時58500ドル超まで上昇したもののそこからは調整の動きが入っており、やや上値の重さも意識されています。米株は500ドル超の大幅上昇となり、債券利回りも長期債を中心に低下していますが、利食いの動きに上値を抑えられています。一方、その他のコインは上昇しての動きです。イーサリアムが5%超の上昇となるなど、上値を拡大しての動きとなっています。

さて、米国の金融サービス会社MSCIの分析リポートによると、仮想通貨(暗号資産)になんらかのエクスポージャーを持っている上場企業は少なくとも52社で、その合計時価総額は7.1兆ドル、日本円で800兆円以上に上り、業種も幅広いものとなっているようで、バランスシート上に仮想通貨(暗号資産)を保有する企業、仮想通貨(暗号資産)サービスを行う企業など様々なものとなっています。

このリポートの中では仮想通貨(暗号資産)の重要性が高まることに伴い投資家などは環境・社会・ガバナンス(ESG)のリスクを評価するうえで様々な課題に直面するだろうとしています。例えば、マイニングによる温室効果ガスの排出や会計基準の欠如などが挙げられています。さらに、仮想通貨(暗号資産)に対する欠如も懸念として挙げていました。

ESGのリスクに関してはここでは割愛させていただきますが、仮想通貨(暗号資産)が与える影響が日に日に拡大していることは明らかでしょう。今回のリポートでは少なくとも52社、800兆円といった数となっていますが、今後はもっと増えていくことが予想されますし、さらに言えば、上場していない企業にも拡大していくことが予想されます。特にバランスシート上に仮想通貨(暗号資産)を保有する企業は増加していく可能性が高いのではないでしょうか。

となると、仮想通貨(暗号資産)はより一層株式市場などとの結びつきを深めていくのではないでしょうか。13日の『IMFの警告』の中でも述べましたが、仮想通貨(暗号資産)の動きは間接的かもしれませんが、現段階でも時価総額800兆を占める企業に影響を与える可能性があるということは認識しておくべきでしょう。

確かに市場規模で考えれば仮想通貨(暗号資産)は株式市場や債券市場と比較して小規模ということができるでしょう。しかし、現在の複雑に絡み合った市場においては一つの事象から連鎖的に影響が予期せず拡大するということが起こり得るのではないでしょうか。市場全体が依然として楽観的なムードとなっているために問題が隠されているようにも見えるところですが、こういった時こそ冷静な判断が必要になりそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のバンドの+2σである61620ドル前後の水準を目指しての動きとなっていましたが、目先は調整の動きも意識されています。ただ、下値も堅く狭いレンジでの動きです。60000ドルなども上値の節目として意識されていますが、下落した場合はバンドの中心線である50010ドル前後の水準が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σからの調整の動きが意識されています。ただ、下値が堅く下げ渋っており、目先は方向感の見えにくいところです。こういった下値が堅く下げ渋る流れの時はバンドの+2σまで大陽線で上昇といった動きとなることも多く、注意しておきたいところです。バンドの±2σが上昇しているため、そもそもトレンドそのものが上向きであり、バンドの+2σまで上昇する可能性は高まっています。一時的にはバンドの中心線まで下落することもありますが、基本的には押し目買い優勢でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは高値圏での推移です。目先は天井打ちからじり安となっていますが、高値圏での動きを継続しており、しっかりとした動きが意識されそうです。%Kの下落基調が強まり、高値圏から外れるといった動きにならない限りは底堅い動きが維持されそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きから両性の動きが入っています。一時バンドの中心線を意識しての動きとなりましたが、そこからは小幅に持ち直しています。ただ、上値も重く目先は+1σ前後を横ばいでの推移です。バンドの±2σがほぼ横ばいとなっており、方向感の見えにくいところです。しばらくはレンジ圏での動きが意識されやすい局面ですが、バンド幅は比較的狭い状況ですので、バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは高値圏での動きから下落して高値圏から外れる動きとなっています。このまま下落基調を維持するかどうかに注目です。仮に下落基調が強まった場合は売り圧力が強まり、バンドの中心線を意識しての動きとなる可能性が高まるところです。目先はデッドクロスからの下落であり、上値を抑えられやすい局面といそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

64780ドル:2021年1-6月の高値、史上最高値
61620ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
60000ドル:心理的な節目
58510ドル:昨日の高値

57520ドル:現在値

56870ドル:昨日の安値
50010ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
50000ドル:心理的な節目
38400ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
28200ドル:2021年1-6月の安値

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