ビットコイン下値拡大(21/11/19)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが大きく下落しての推移となっています。

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ビットコイン下値拡大(21/11/19)

ビットコイン下値拡大

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:57910.5ドル(-4.17%)
イーサリアム:4057.9ドル(-4.56%)
リップル:1.04969ドル(-4.10%)
ビットコインキャッシュ:560.5ドル(-5.06%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが大きく下落しての推移となっています。60000ドルをはっきりと割り込み、さらに10月末の安値水準をも割り込む動きとなっており、先行きに対する警戒感が高まるところではあります。その他のコインも売り優勢の流れで下げ幅を拡大する動きとなっています。現状の下落に関しては様々な要因が指摘されていますが、基本的には相場の過熱感やインフレに対する懸念が強まる中での早期利上げ観測とそれに伴うドルの先高観といったところではないかと考えています。さらには米株の調整に対する思惑なども相まっての動きではないかとみています。

米株の調整に関してはビットコインが下落する中でも継続しており、判断が難しいところです。昨日もダウは小幅に下落したものの、S&P500は今年66回目の史上最高値更新となっており、ハイテク銘柄を中心に買い意欲が強まる状況となっています。経済指標も底堅い動きを見せており、市場には楽観的なムードが維持されています。ただ、物流の回復が遅れる中で年末商戦に向けての商品に品薄感が出ているといった報道もあり、経済のコロナ禍からのリバウンドにとって足かせとなる可能性もあり、予断を許さないところではあります。さらには冬場に向けてのエネルギー価格の高騰は依然として懸念材料として意識されるところでしょう。FEDがインフレに対する見方を変更するなどということになれば、流れが大きく変わる可能性は否定できないところです。

ところで、ビットコインは史上最高値から10日足らずで10000ドル以上もの下落となったわけですが、現状においては押し目買いの好機とみる向きが多いように思われます。また、過去に安い水準でビットコインを買った投資家などもこの下落を受けても決済するといった動きは強まっていないように思われます。依然としてビットコインの先行きに対する期待感が強く、強気の姿勢を維持しているといったところでしょう。

個人的には長期的に見れば現状の水準からは値上がりするのではないかとみていますし、余裕のある資金であれば現状の水準で押し目買いは戦略としては十分に検討する余地があると考えています。ただ、目先の動きとしては売り圧力が強まるところであり、下げ幅を拡大してもおかしくない形となっていることも事実です。機関投資家の参入などを受けて動きが大きくなる可能性があることは昨日も述べた通りですが、そうでなくとも乱高下しやすい投機的な金融商品ですので、対応を誤れば大きな痛手を被ることにもなりかねません。塩漬けせざるを得なくなれば今後の投資にも悪影響を与えかねないでしょう。

相場において天底を見極めるのは非常に難しいところです。である以上、現状のように下落している局面において安易に押し目買いを推奨するのはリスクがあるのではないでしょうか。戻りを確認してからの参入でも遅くはないでしょう。特に、現状はテクニカル的な形も悪化しており、リスクが高まっているところであり、安易な押し目買いにはリスクがあるのではないかとみています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のバンドの-2σである58160ドル前後の水準をブレイクする動きであり、ここで支えられるかどうかがポイントとなりそうです。仮にブレイクして下値を拡大した場合、バンドウォークが意識されるだけに下値が見えにくくなります。9月上旬の52700ドル前後の水準や9月21日の40000ドル割れの水準なども意識される可能性が出てくるでしょう。一方、バンドの-2σで支えられた場合は60000ドルがとりあえずの節目となるでしょう。そしてバンドの中心線である62880ドルが意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σをブレイクしての動きで、ここからバンドウォークとなるかどうかに注目です。現状バンドの+2σの上昇の勢いが強まっており、バンド幅の拡大基調が意識されています。このままバンドブレイクからバンドウォークといった動きになる可能性も十分にあり、警戒すべき局面です。仮にバンドウォークとなった場合は大きく下値を拡大する可能性が高まるでしょう。そうなった場合はバンドの+2σの方向感を見極めながらといった展開となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデッドクロスからの下落となり、下値圏に入っています。売り優勢の流れが維持されており、下値を拡大する可能性が高まっています。%Kが持ち直して下値圏から外れる動きを見せない限り、上値の重い展開が継続するでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きから持ち直したものの、バンドの中心線には届かずに下落に転じ、再度-2σへとタッチしたものの、そこからは持ち直す動きです。ただ、上値は重く再度バンドの-2σを意識しての動きとなる可能性は高そうです。バンドの+2σは下落、-2σは横ばいからじり安といった動きになっています。流れとしては上値の重さが意識されるものの大きな動きにはなりにくくなってきています。バンドの-2σで支えられるかどうかがポイントとなりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは下値圏での動きから持ち直しての動きです。%Kは下値圏から外れる動きとなっていますが、上値は重く目先は横ばいでの推移です。一方、%Dはじり高基調でそろそろ下値圏から外れそうです。ただ、全体的には上昇の勢いが弱く、再度下落する可能性も十分にありそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

70000ドル:心理的な節目
68990ドル:史上最高値
67590ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
64780ドル:2021年1-6月の高値
62880ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
60940ドル:昨日の高値
60000ドル:心理的な節目
58160ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

57910ドル:現在値

56740ドル:昨日の安値
28200ドル:2021年1-6月の安値

(注)上記の仮想通貨(暗号資産)の価格に関してましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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