ビットコインのアップデート(21/11/22)

先週末の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが金曜日に56000ドル割れの水準まで下落したものの、そこから持ち直す動きとなっています。

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ビットコインのアップデート(21/11/22)

ビットコインのアップデート

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:59680.6ドル(+0.41%)
イーサリアム:4387.1ドル(-0.48%)
リップル:1.07613ドル(-1.42%)
ビットコインキャッシュ:582.9ドル(+0.47%)

【概況】

先週末の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが金曜日に56000ドル割れの水準まで下落したものの、そこから持ち直す動きとなっています。ただ、60000ドルが意識されて上値を抑えられており、その点が気掛かりとなっています。その他のコインもビットコインにつれる形で持ち直しての動きとなっています。全体的に急落に対する調整の動きが意識される流れであり、ここからの方向感に注目といったところでしょう。

ビットコインに関しては先日も述べましたが、下落してきたところでは押し目買いが入りやすいことは事実かと思います。特に長期的な保有を考えている投資家にとっては下落してきた局面は格好の買い場であり、買った水準から下落してもさらに難平するといった志向性があるのではないかと思われます。問題としては現在、市場に参入している、もしくは参入を考えている投資家が一概には長期保有を志向しているわけではないということかと思われるところです。ただ、現状においてはまだそういった投資家は少ないのではないかと思われます。

また、その他の市場では少し注意しておきたい動きがあります。一つはドルの上昇です。これに関してはインフレ懸念が強まる中で早期利上げ観測が意識されることで米国債利回りに対する上昇圧力が強まりやすくなり、それがドルを支えるといった流れとなっています。ドルに対する買い意欲の強まりは仮想通貨(暗号資産)市場にとってはネガティブ材料ということができるでしょう。

そしてもう一つは原油価格の下落です。原油は戦略備蓄の放出に対する期待感などが意識される形で売りの流れが強まっており、NY原油は80ドルを割り込む流れとなっています。エネルギー価格は石炭や天然ガス価格なども重要ではありますが、とりあえず上昇基調が一服し、ここから調整の動きを強めるということになれば、今後のインフレや経済にとっても好感される流れということになるでしょう。ただ、これから北半球は冬を迎えるわけで、ヒーティングオイル需要が伸びる季節であり、予断を許さないところではあります。

さて、少し前の話になりますが、今月の14日にビットコインはソフトフォークとも言うべき大型アップグレード『タップルート』が行われ、無事に終了しました。これは2017年8月以来の大型アップグレードとなっています。特に大きな問題なくソフトフォークが成功したことで市場には安心感が広がりました。しかし、今回のソフトフォークが関係あるとは言い切れないものの、その後にビットコイン価格は大きく下落しています。

今回のソフトフォークはビットコインの決済性能の向上や匿名性をより高めるものとなっています。このようにビットコインは日々進化を遂げており、今後もこういったアップデートが行われるものと思われます。現状でも様々な提案があり、ビットコインコミュニティーで実行するかどうかが検討されている状況です。

これらのアップグレードに関しては技術的にはやや理解が難しいものであることは事実です。また、今回の『タップルート』取引を利用するためには、それに対応するビットコインウォレットや取引所などのサービスもアップグレードする必要があります。実際には一筋縄ではいかないこともあるようです。

今のところは相場にはそこまで大きな影響を与えているとは言い切れないところですが、今後の流れ次第では大きな影響を与えかねない意見も想定されます。例えば、ビットコインの発行上限を撤廃すべきではないかといった意見があることは以前にここで書きましたが、ビットコインの発行枚数はビットコインの価格に大きな影響を与える要因の一つと考えられています。それに変更が加わるとなったら、相場は大荒れとなるでしょう。とりあえずはそういった方向に動く気配はありませんが、大きな変更が価格に影響を与える可能性も頭の片隅には入れておいたほうが良いのかもしれません。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のバンドの-2σである56940ドル前後の水準で支えられて持ち直しており、バンドの中心線である62500ドル前後の水準を目指す形となっています。ただ、目先は60000ドルが意識されており、これらの価格が節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直しての動きで、目先はバンドの-1σ前後を意識しての動きです。このまま上昇基調を維持してバンドの中心線まで押し戻すかどうかに注目です。バンドの+2σがほぼ横ばい、-2σが下落する動きであり、レンジ圏での動きからやや上値の重い流れといった状況となっています。目先は押し戻していますが、戻り売り圧力が強まる展開となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇となっています。%Kが横ばいへと変化していますが、まだ流れとしては底堅い動きが意識されやすい形となっています。%Kの方向感に注意といったところですが、上昇する可能性が高いのではないかとみています。

今日は週初ですので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きから調整の動きが入っています。バンドの+2σの上昇の勢いが落ちていますが、現状ではまだトレンドそのものは上向きとなっています。バンドの中心線までは下値余地はありそうですが、押し目買いが意識される形といえそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデッドクロスからの下落で、高値圏から外れる動きとなっています。%Kが横ばいとなっていますが、まだ売り優勢の流れであり、このまま下落基調を維持した場合はバンドの中心線に向けて下落といった動きが意識されるでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

70000ドル:心理的な節目
68990ドル:史上最高値
67590ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
64780ドル:2021年1-6月の高値
62880ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
60940ドル:昨日の高値
60000ドル:心理的な節目
58160ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

57910ドル:現在値

56740ドル:昨日の安値
28200ドル:2021年1-6月の安値

(注)上記の仮想通貨(暗号資産)の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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