ビットコイン急落(21/11/29)

先週末の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが大幅下落となって推移しています。

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ビットコイン急落(21/11/29)

ビットコイン急落

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:54954.4ドル(+2.56%)
イーサリアム:4139.5ドル(+2.06%)
リップル:0.93183ドル(-0.88%)
ビットコインキャッシュ:553.7ドル(-0.77%)

【概況】

先週末の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが大幅下落となって推移しています。特に米国の感謝祭明けの金曜日にリスク回避的な動きが急激に強まったことなどを背景に、売り圧力が強まる展開となっています。土曜日に大幅下落に対する調整の動きが入りましたが、上値の重い展開が意識される流れとなっています。その他のコインも下げ幅を拡大する展開であり、先行きに対する警戒感が強まる状況となっています。

さて、先週末の急落に関しては南アフリカで発見されたコロナウィルスの変異株に対する警戒感が強まったことが要因として挙げられています。欧州では今回発見された『オミクロン株』の感染も確認されており、高いリスクとして意識される状況となっています。

『オミクロン株』に関してはワクチンの効果を低下させ、既存株よりも感染力が強い可能性が指摘されています。これにより各国は入国制限や規制再導入といった対応を強いられています。実際にどの程度の感染力があるのか、さらにはどの程度重症化して致死率がどの程度なのかがはっきりしない状況ではありますが、経済に対する影響が拡大する可能性があることからリスク回避的な動きが強まったものと思われます。ただ、実際に欧州では少し前から感染拡大に関しては懸念されており、タイミング的には若干遅れての動きということも出来るでしょう。

米国株式市場はここまでに上昇基調を維持して史上最高値圏での推移となっていたわけですが、それに対する調整の動きが意識されたにすぎないという見方も出来そうで、今後の展開に関しては少々わかりにくいところではあります。特に、先週末の金曜日は感謝祭明けで米株は短縮取引となっていました。取引が閑散とする中で売り圧力が強まったことで下げ幅を拡大したといった見方もあり、今週の動きがポイントとなりそうです。

ただ、今週末は米雇用統計が発表となります。この結果次第では再び相場が荒れることも頭に入れておく必要があるでしょう。原油価格も下落したことで、インフレに対する警戒感は若干和らぐこととなっていますが、状況は予断を許さないところとなっています。仮想通貨(暗号資産)市場も株式市場の調整局面が続けば、今回のようにつれ安といった動きとなる可能性が高く、思わぬ安値が出てもおかしくはありません。逆に米株が押し戻せば、仮想通貨(暗号資産)市場も年末に向けて上昇といった動きが意識されることになるでしょう。ただ、現状ではやや後者の可能性のほうが低いのではないかとみています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のバンドの-2σである52200ドル前後の水準と中心線である60080ドル前後の水準で挟まれたレンジを動いており、上値を抑えられる展開となっています。押し戻した場合は60000ドルは意識される水準となりそうですが、形としては下値を拡大しやすく、後々は50000ドルも視野に入りそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σと中心線で挟まれたレンジを動いており、上値の重い流れです。バンドの+2σが下落に転じたことでバンドの±2σが下落する動きです。バンドブレイクからバンドウォークといった動きはなりにくいものの、調整を入れながら下値を拡大といった展開になりやすい状況です。戻り売り優勢の流れで、一時的に上昇しても再度バンドの-2σまで下落するといった動きになりやすいでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが下値圏での動きです。一時的に上昇する場面もありますが、売り優勢の流れが継続しています。目先は%Kが底打ちから上昇していますが、上昇の勢いが落ちており、下値圏での動きを継続する流れです。依然として上値の重さが意識されている形となっています。

今日は週初ですので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入り、そのままバンドの中心線を目指しての動きとなっています。中心線で支えられるかどうかに注目が集まりそうです。バンドの+2σが下落し、-2σが上昇する動きとなっており、バンド幅は縮小傾向です。市場には徐々にエネルギーが蓄積されてきていますが、まだ縮小する余地が多く、バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくいところでしょう。しばらくはバンドの中心線を意識したレンジ圏での動きとなる可能性も十分にありそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデッドクロスからの下落基調を継続しています。%Kは目先下げ渋っていますが、まだ下値余地があるため、売り優勢の流れは継続しているとみたほうが良さそうです。このまま下落基調が維持された場合は売り優勢の流れとなり、バンドの中心線をブレイクする可能性も出てくるため、これからの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

70000ドル:心理的な節目
68990ドル:史上最高値
67960ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
64780ドル:2021年1-6月の高値
60080ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
60000ドル:心理的な節目
54950ドル:昨日の高値

54950ドル:現在値

53450ドル:昨日の安値
52200ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
28200ドル:2021年1-6月の安値

(注)上記の仮想通貨(暗号資産)の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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