ビットコイン、久しぶりの難易度低下(21/12/2)

昨日はビットコインが一時59000ドルを再度突破するなど買い意欲が強まりましたが、その後再び下落する展開となり、結局マイナス圏での推移となっています。

関連通貨:

ビットコイン、久しぶりの難易度低下(21/12/2)

ビットコイン、久しぶりの難易度低下

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:56649.5ドル(-1.40%)
イーサリアム:4564.9ドル(-1.80%)
リップル:0.98758ドル(-1.74%)
ビットコインキャッシュ:569.2ドル(-0.42%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが一時59000ドルを再度突破するなど買い意欲が強まりましたが、その後再び下落する展開となり、結局マイナス圏での推移となっています。その他のコインも下落しており、全体的に売りの流れが意識される展開となっています。昨日の動きに関しては米株も似たような動きとなっています。ダウが一時520ドル高水準まで上昇したものの、その後売り圧力が強まり、結局460ドル安水準となって引けています。タイミング的にはダウが下落を始めたころからビットコインも下落に転じるといった状況であり、かなり高い相関性が見られる流れとなりました。

昨日はパウエルFRB議長がテーパリング加速を検討と再度表明したこともありますが、それ以上に市場を揺るがしたのは米国で初のオミクロン変異株の感染を確認したというニュースが入ったことでしょう。これによりリスク回避的な動きが強まり、株式市場を押し下げる要因となったということができるでしょう。そして、その流れがビットコインにも波及したということになるでしょう。

さて、市場がやや荒れ模様となる中、ビットコインの難易度調整が先月の28日に行われています。ここまで9回連続難化していましたが、久しぶりに軟化しています。大きな動きではないため、そこまで警戒すべきものとは言い難いところですが、今年の5月13日の難易度調整時のピークをまだ回復していないため、今後の展開には一応注意しておいたほうが良いかもしれません。

とはいえ、現状ではピーク時と比較しても9割弱の水準まで押し戻しており、中国でのマイニング禁止を受けた影響はほぼ解消されたとみてよいのではないでしょうか。マイナーの移動も概ね終わったのではないかと思われます。エネルギー価格の上昇に伴う電気代の上昇など不透明感が漂うところではありますが、現状の動きを見る限りでは問題はなさそうです。

問題はやはりハッシュレートが回復する中で価格が下落するといった展開となっている点かと思われます。マイニング収入は直近のピークから比べて2/3程度に落ち込んでいますし、このまま下落基調が継続した場合は現金化のために放出するビットコインの量が増え、さらに下値を拡大するといったことが起こり得ます。ただ、今年の最低水準と比べれば、現状のマイニング収入は4倍程度であり、こちらも現段階では問題はないのではないかと考えています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のバンドの-2σである52600ドル前後の水準と中心線である58930ドル前後の水準で挟まれたレンジでの動きを継続しています。目先は特にバンドの中心線で抑えられる動きとなっていることから注目が集まる流れとなっています

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直し、中心線まで上昇する展開となりました。ただ、目先は中心線をヒゲでタッチするものの、そこで抑えられる展開となっています。上値の重さが意識されており、再度バンドの-2σまで下落する可能性が高まっています。バンドの-2σが横ばいからじり安となっており、下落基調を強めた場合、バンドの±2σが下落する動きとなります。そうなればトレンドそのものが下向きとなり、下値を拡大しやすくなるので注意が必要です。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇基調となっていましたが、ここにきて%Kが下落に転じています。まだ流れとしては底堅い動きが意識されやすいところではないかとみていますが、%Dが下落に転じた場合は形が一気に悪化するため、方向感には注意しておきたいところです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を意識しての動きから上昇基調を強めてバンドの+2σまで上昇したものの、そこで抑えられて下落し、目先はバンドの中心線を割り込んでの動きとなっています。このままバンドの-2σまで下落するかどうかに注目です。バンド幅が縮小傾向で、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。バンドブレイクからバンドウォークといった動きも意識されやすくなってきているため、バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。

ストキャスティクスで見ると%Kが荒っぽい動きとなっていますが、目先は下落してそろそろ下値圏に入りそうです。一方、%Dも下落に転じており、売り圧力が意識される局面です。%Dが下落基調を維持するかどうかに注目ではありますが、流れとしては売られやすい地合いということができそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

70000ドル:心理的な節目
68990ドル:史上最高値
65260ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
64780ドル:2021年1-6月の高値
60000ドル:心理的な節目
59060ドル:昨日の高値
58930ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

56650ドル:現在値

56650ドル:昨日の安値
52600ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
28200ドル:2021年1-6月の安値

(注)上記の仮想通貨(暗号資産)の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

関連記事

ページトップへ戻る