米雇用統計を控えて(21/12/3)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが小幅に上昇しての推移となっています。

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米雇用統計を控えて(21/12/3)

米雇用統計を控えて

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:56998.9ドル(+0.30%)
イーサリアム:4528.8ドル(-0.86%)
リップル:0.97927ドル(-0.71%)
ビットコインキャッシュ:566.9ドル(-0.49%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが小幅に上昇しての推移となっています。その他のコインはやや上値の重さが意識されている状況であり、全体的には様子見ムードが強まる状況となっています。米株が大幅上昇となったことが好感される一方、米国債利回りが大きく上昇する中でドルが底堅い動きとなり、上値を抑える展開となりました。さらに週末に米国の雇用統計が発表となることもあり、様子見ムードが強まる流れとなっています。

先週末のいわゆる『オミクロンショック』から今週は持ち直す動きとなっているわけですが、上値の重さも意識されて目先は横ばいからじり安といった流れとなっています。上記の通り米雇用統計に注目が集まることになりそうです。

これまでの動きとしては米雇用統計が良かった場合は経済の回復とともに米国の早期利上げ観測が意識されて株価などが伸び悩むといったこともありました。逆に雇用統計が悪かった場合も早期利上げ観測の後退が意識されて下げ渋るなど言うこともありました。

しかし、今回においてはよほどのサプライズがない限り雇用統計が米国の金融政策に影響を与えることは無いのではないかと考えています。米国の金融当局は明らかにインフレ対策に軸足を置いており、予想から多少増減したところでその姿勢に変化はないものと思われます。そして、仮に雇用統計が良いものであったとしても利上げが大きく前倒しといったことも現状では影響が大きくなりそうで、考えにくいのではないかとみています。

となると、今回の米雇用統計はある程度良い数字が出ることでリスク志向の動きが強まるといった結果となったほうが仮想通貨(暗号資産)市場にとっては望ましいのではないかと考えています。米国債利回りの上昇からドルが上昇するといった懸念もありますが、これに関しては雇用統計の結果いかんに関わらず、早期利上げ観測が意識される中では大きな流れとしては変わらないのではないかとみています。

現状の相場環境においてコロナウィルスの変異株が大きな要因となっているように見えますが、注目すべきポイントはそれ以上に米国の金融政策ではないでしょうか。パウエルFRB議長も『オミクロン株』が供給懸念をもたらし、それがインフレにつながっていると指摘していますが、それによって早期利上げ観測が強まる状況となっているわけです。つまり、コロナウィルスの感染拡大により多少株価が下落しても利上げ時期が後退しないということを表明しているわけです。

目先は原油価格が若干落ち着いてきており、今後のインフレに関しては多少不透明な部分はあります。ただ、状況の劇的な改善がない限りは早期の利上げは避けられず、仮想通貨(暗号資産)市場もネガティブな材料として上値を抑える可能性はあるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のバンドの-2σである52730ドル前後の水準と中心線である58600ドル前後の水準で挟まれたレンジでの動きを継続しています。バンドの中心線が強く意識されてじり安基調となっており、60000ドルとあわせて強い上値抵抗帯が形成されている状況といえそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直し、中心線まで上昇する展開となったものの、そこで抑えられてじり安基調となっています。ここから再度上昇してバンドの中心線をブレイクするのか、下落基調を強めてバンドの-2σまで下落するのかに注目です。バンド幅は縮小傾向で市場には徐々にエネルギーが蓄積されてきているものの、まだ縮小の余地があることから、目先は大きな動きとはなりにくい状況ではないかとみています。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇基調となっています。上昇の勢いが若干落ちていますが、上値を拡大する展開です。このまま上昇基調を維持するかどうかに注目です。まだ買い優勢の局面であり、底堅い動きが意識されそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから下落し、そのまま中心線を抜けて-2σまで下落する展開となっています。バンドの-2σでは支えられて持ち直し、目先はバンドの中心線を意識しての動きとなっています。ここから中心線をブレイクして上昇することができるかに注目です。バンドの±2σは横ばいであり、バンド幅も比較的狭い状況です。バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要ですが、目先は中心線を意識しての動きであり、方向感を見極めたい状況といえるでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがゴールデンクロスとなって上昇しています。下値圏から外れる動きであり、このまま上昇基調を維持することができるかに注目です。上値余地は十分にあるので、上昇基調を維持できればバンドの中心線を抜けてバンドの+2σを目指す動きとなりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

70000ドル:心理的な節目
68990ドル:史上最高値
64480ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
64780ドル:2021年1-6月の高値
60000ドル:心理的な節目
58600ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
57380ドル:昨日の高値

57000ドル:現在値

55810ドル:昨日の安値
52730ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
28200ドル:2021年1-6月の安値

(注)上記の仮想通貨(暗号資産)の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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