ビットコイン円、リスクオン再開でショートカバー誘発。但し上値余地は限定的か(12/8朝)

7日(火)のビットコイン円相場は安値圏から持ち直す展開。

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ビットコイン円、リスクオン再開でショートカバー誘発。但し上値余地は限定的か(12/8朝)

ビットコイン円、リスクオン再開でショートカバー誘発。但し上値余地は限定的か

〇ビットコイン円、オミクロン株を巡る過度な悲観論の後退に米国時間にかけて一時590.0万円まで上昇
〇一方で上方600万円前後にに強力なレジスタンスポイントを控え地合いは弱い
〇ファンダメンタルズも米ドル高懸念、当局の規制強化等反落リスクを意識させる材料が残る
〇ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:540.0万円ー610.0万円

昨日の概況

7日(火)のビットコイン円相場は安値圏から持ち直す展開。①新型コロナウイルス変異株(オミクロン株)を巡る過度な悲観論の後退(市場が悪材料を消化→自律反発)や、②上記①を背景とした株式市場の世界的な持ち直し(リスク選好ムード再開→暗号資産や商品市場を含むリスクアセットに上昇圧力)、③短期筋のショートカバー(節目50000ドルをバックに売り建玉を膨らませていたショート勢のロスカット)が支援材料となり、米国時間にかけて、日通し高値590.0万円まで上昇しました。しかし、対円の心理的節目600.0万円をバックに伸び悩むと、④米金利上昇を背景としたドル高圧力(米ドルとビットコインは逆相関関係)や、⑤米規制強化の思惑などが重石となり、本稿執筆時点(日本時間12/8午前4時45分現在)では、580.0万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は、先週末金曜日(12/4)に一時486.8万円まで暴落するも、週明け以降は一転して持ち直す動きとなりました(短期間で下落した反動)。しかし、上方に対円の心理的節目600.0万円や、一目均衡表雲下限(606.0万円)といった強力なレジスタンスポイントを控えていること、強い売りシグナルを示唆する三役逆転やダウ理論のトレンド転換(上昇→下落)が成立していること等を踏まえると、テクニカル的に見て地合いは弱いと判断できます(足元の反発は下落トレンドの過程で見られる一時的な反発局面と整理。一巡後の再反落に要警戒)。

ファンダメンタルズ的に見ても、①米当局者によるタカ派姿勢(先週はパウエルFRB議長やNY連銀ウイリアムズ総裁、サンフランシスコ連銀デイリー総裁、クオールズFRB理事、アトランタ連銀ボスティック総裁、セントルイス連銀ブラード総裁からテーパリングペースの加速についての言及あり)や、②上記①を背景としたドル独歩高懸念(米ドルとビットコインは逆相関関係)、③暗号資産に係る規制強化の思惑(国際決済銀行による「分散型金融(DeFi)の拡大は金融の安定を損ねる可能性があり一段の防護措置が必要」との見解発表に加え、米ホワイトハウスも司法省が新たに設立したタスクフォース「National Cryptocurrency Enforcement Team」を通じて、暗号通貨の犯罪的悪用、特に仮想通貨取引所、ミキシング、タンブリングサービスによる犯罪の複雑な調査と起訴に注力する方向性を示唆)など、ビットコイン円相場の反落リスクを意識させる材料が残っています。

以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(尚、本日は米東部時間午前10時=日本時間9日0時に予定されている暗号資産関連企業6社幹部らによる米議会証言に注目。証言者は米サークル社CEO、米FTX社CEO、米Bitfury社CEO、米Paxos社CEO、米Stellar開発財団CEO、米Coinbase社CEOらが招集)。

本日の予想レンジ:540.0万円ー610.0万円

ビットコイン円、リスクオン再開でショートカバー誘発。但し上値余地は限定的か

ビットコイン円日足

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