ビットコイン円、米金利上昇・米ドル高の流れを背景に反落。続落リスクに要警戒(12/9朝)

8日(水)のビットコイン円相場は軟調推移。

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ビットコイン円、米金利上昇・米ドル高の流れを背景に反落。続落リスクに要警戒(12/9朝)

ビットコイン円、米金利上昇・米ドル高の流れを背景に反落。続落リスクに要警戒

〇ビットコイン円、米国時間かけて安値554.6万円まで反落、574.0万円前後で推移
〇インド等での規制強化の動き、オミクロン株懸念緩和による米ドル高が背景
〇ビットコイン円、テクニカルには上値の重さを再確認するチャート形状
〇余程強いビットコイン買い材料が出てこない限り、上値余地は限定的
〇ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:530.0万円ー600.0万円

昨日の概況

8日(水)のビットコイン円相場は軟調推移。前日海外時間に一時590.0万円まで上値を伸ばすも、対円の心理的節目600.0万円をバックに伸び悩むと、①世界的な規制強化の思惑(米国や中国のみならずインドなどの新興国でも規制強化本格化の動き)や、②テクニカル的な地合いの弱さ(三役逆転成立)、③上値の重さを嫌気した短期筋の見切り売り(売り遅れた勢力による売りオーダーが続伸を阻む展開)、④米CNBCによる「米ファイザー社のワクチンを3回接種することで新型コロナウイルス・オミクロン株が中和される」とのポジティブ報道、⑤上記④を背景とした米長期金利の急上昇(米金利上昇に伴うドル高圧力→米ドルと逆相関性の強いビットコインに下押し圧力)が重石となり、米国時間朝方にかけて、安値554.6万円まで反落しました。引けにかけて持ち直すも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間12/9午前5時10分現在)では、574.0万円前後で推移しております。尚、昨日は米クレジットカード大手ビザ社より「暗号資産に関する国際的な助言サービスをローンチした」との発表が見られましたが、相場への影響は限定的となりました。

本日の見通し

ビットコイン円相場は、12/4に記録した約2ヵ月ぶり安値486.8万円をボトムに反発に転じると、12/7にかけて一時590.0万円まで上昇しました(短期間で下落した反動。自律反発)。しかし、心理的節目600.0万円や、一目均衡表雲下限をバックに伸び悩むと、昨日は再び554.6万円まで反落するなど、上値の重さを再確認するチャート形状となりました。強い売りシグナルを示唆する三役逆転や、ダブルトップの下放れ、ダウ理論のトレンド転換も成立する中、テクニカル的に見て地合いは弱いと判断できます。

ファンダメンタルズ的に見ても、①米テーパリングペースの加速観測およびその先の利上げ前倒し観測や、②米金利の上昇圧力(昨日は新型コロナウイルス・オミクロン株を巡る楽観報道を受けて米長期金利が急上昇)、③上記①②を背景としたドル高圧力(米金利上昇→米ドル高→米ドルと逆相関性の強いビットコインに下押し圧力)、④暗号資産に係る規制強化の思惑(直近では、国際決済銀行や米ホワイトハウスが規制強化の必要性に言及)、⑤オプション市場のダウンサイドを織り込む動き(リスクリバーサルが全期間でBTCプットオーバーを拡大。今月末12/31期日のオプションカットオフに向けてもう一段オプション絡みの下押し圧力が強まる恐れ)など、ビットコイン円相場の二番底形成(12/4安値486.8万円の早期下方ブレイク)を意識させる材料が残っております(余程強いビットコイン買い材料が出てこない限り、上値余地は限定的)。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします。

本日の予想レンジ:530.0万円ー600.0万円

ビットコイン円、米金利上昇・米ドル高の流れを背景に反落。続落リスクに要警戒

ビットコイン円日足

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