来年に大幅調整?(21/12/10)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが大幅下落となって推移しています。

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来年に大幅調整?(21/12/10)

来年に大幅調整?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:47596.6ドル(-6.19%)
イーサリアム:4125.98ドル(-6.49%)
リップル:0.85950ドル(-1.03%)
ビットコインキャッシュ:453.3ドル(-5.64%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが大幅下落となって推移しています。その他のコインも大きく下落しており、警戒感が高まる状況となっています。米株が軟調地合いとなったことなども警戒感を高めていますが、ビットコインに関しては三尊天井が形成されているといったテクニカル的な指摘もあり、先行きに対する不透明感を高める状況となっています。

さて、グレース・キャピタルのケイト・ファディス社長兼CIOは『仮想通貨(暗号資産)の問題は落ちるナイフを掴む人はいるだろうかということだ』と指摘し、現状の仮想通貨(暗号資産)市場は2008年の不動産を思い出させるとし、市場全体に広がる可能性があると述べています。

8日の『投資家の新規流入』でも書きましたが、現状の仮想通貨(暗号資産)市場において、新規の投資家の参入が増えているといったことを書きましたが、こういった投資家に関しては下落局面において決済を強いられる可能性は十分に考えられるでしょう。その一方で、長期保有をしているために価格の安い水準でビットコインを保有している層は下落してきたところで買い増しといった動きに出る可能性も考えられるところであり、下値を支える可能性はあるのではないかとみています。

ただ、ここでも何度か指摘していますが、ビットコインの価格の下落はマイナーからのビットコイン売り圧力を強める要因となるため、大幅下落となった場合にリスクがより高まることが起こり得ます。例えば、米国のマイナーはビットコインを売ってドルを得ているわけですが、ビットコインが対ドルで急落した場合、経費を賄うためにより多くのビットコインを売却する必要に迫られるわけです。ここまでの価格上昇により、現状では慌てて売却といった必要はないと思われますが、今後も大きく下落といった動きになった場合、問題が大きくなる可能性はあるでしょう。

その一方で、エルサルバドルなどはさらに買い増してくる可能性はありそうです。法定通貨化している状況下でビットコインを手に入れるという目的があることは理解できますが、国家としてこういった投機性の高いものを頻繁に売買している状況に懸念を抱くところではあります。

【ビットコイン節目】

ビットコインは50000ドルを挟んでの動きから日足のバンドの-2σである47360ドル前後の水準まで下落しての動きです。この二つの価格は意識されそうですので、注意が必要です。上値を拡大した場合はバンドの中心線である54700ドル前後の水準が意識されることになりそうです。下げ幅を拡大した場合は直近の安値である42590ドルがポイントとなりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直しての動きとなっていましたが、上値の重さが意識され、再度バンドの-2σまで下落する動きとなっています。バンドの+2σが下落基調からじり高基調となっており、このまま上昇基調を強めるかどうかに注目です。+2σが上昇基調を強めた場合、バンド幅の拡大を伴いながらのバンドウォークが展開される可能性が強まりますので、注意が必要な局面と言えそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが下落となり、売り優勢の展開となっています。このまま下落基調を継続し、下値圏に入るといった動きになれば売りの流れが意識されて下値を拡大といった展開となるでしょう。現状ですでに上値の重さが意識される展開であり、警戒感が強まる状況といえそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入り、一時中心線を挟んでの動きとなりましたが、そこから下落基調を強めてバンドの-2σまで下落する展開となっています。ここからバンドブレイクとなってバンドウォークとなるかどうかに注目が集まります。バンドの+2σがじり高基調となっており、これが上昇の勢いを強めた場合はバンドウォークとなって下値拡大といった動きとなりやすくなるので、バンドの+2σの方向感に注意しながらの対応となりそうです。バンド幅も比較的狭い状況であり、バンドウォークも頭に入れておいたほうが良さそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがデッドクロスからの下落となり、一時的に持ち直す動きも見せましたが、現状は下値圏での動きとなっています。%Kは底打ち気配ですが、上昇の勢いは弱く、ここから上昇の勢いを強めるかどうかに注目です。まだ下値圏での推移であり、上値の重さが意識されるところです。下値圏での動きを維持した場合は売りの流れが強まり、下値を拡大といった展開となるでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
64780ドル:2021年1-6月の高値
62040ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
60000ドル:心理的な節目
54700ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
50790ドル:昨日の高値
50000ドル:心理的な節目

47600ドル:現在値

47360ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
47340ドル:昨日の安値
28200ドル:2021年1-6月の安値

(注)上記の仮想通貨(暗号資産)の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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