ビットコイン円、見切り売り主導で急反落。心理的節目600万円の回復に失敗(12/29朝)

28日(火)のビットコイン円相場は高値圏から急反落。

関連通貨:

ビットコイン円、見切り売り主導で急反落。心理的節目600万円の回復に失敗(12/29朝)

ビットコイン円、見切り売り主導で急反落。心理的節目600万円の回復に失敗(12/29朝)

〇ビットコイン円、前日海外時間の高値597.4万円を高値に急反落、一時544.1万円をつける
〇上値の重さを嫌気した短期筋の見切り売り、電力不足によるイランのマイニング一時停止等が要因か
〇テクニカルには基準線や転換線、ボリンジャーミッドバンドや21日移動平均線を下抜け地合い弱い
〇ファンダメンタルズも年末納税額確定目的の売りのアノマリー等売り材料多い
〇ビットコイン円の二番底形成(12/4に記録した安値486.8万円を試す展開)を予想
〇年末・年始にかけ、市場参加者の減少により、フラッシュクラッシュには引き続き注意が必要
〇本日の予想レンジ:500.0万円ー580.0万円

昨日の概況

28日(火)のビットコイン円相場は高値圏から急反落。①ウクライナ情勢を巡る地政学的リスクの後退や、②新型コロナウイルス・オミクロン株を巡る過度な悲観論の後退、③上記①②を背景とした株式市場の堅調推移(リスクオン再開→リスクアセット上昇→暗号資産上昇)などが支援材料となり、前日海外時間には、一時597.4万円(12/4以来、約3週間ぶり高値圏)まで上昇しました。しかし、心理的節目600.0万円をバックに伸び悩むと(戻り売り圧力が強まると)、④上値の重さを嫌気した短期筋の見切り売りや、⑤電力不足を背景としたイランによるビットコインマイニングの一時停止報道、⑥対ドルの節目50000ドルを割り込んだことに伴う短期ハイレバレッジ勢のロスカットが重石となり、米国時間午後にかけて、安値544.1万円まで急落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間12/29午前5時00分現在)では、547.3万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は前日海外時間に記録した高値597.4万円をトップに反落に転じると、昨日は一時544.1万円まで急落しました(心理的節目600.0万円に到達できなかった失望感から、見切り売りを誘発)。この間、一目均衡表基準線や転換線、ボリンジャーミッドバンドや21日移動平均線を下ぬけした他、強い売りシグナルを示唆する三役逆転も継続するなど、テクニカル的に見て、地合いの弱さを印象付けるチャート形状となりつつあります(目先は534.1万円前後に控える200日移動平均線を試すシナリオを想定)。

ファンダメンタルズ的に見ても、①年末にかけてのビットコイン下落のアノマリー(納税額確定を目的としたリアルマネーへの換金需要)や、②オプション絡みの下押し圧力(今年は12/31が金曜日となるため、市場参加者に注目される四半期末オプションカットが12/31日本時間17時に到来)、③米早期利上げ観測(米金利上昇→米ドル高→米ドルと逆相関性の強いビットコインに下押し圧力)、④暗号資産に係る規制強化の方向性(政府・中銀による世界的な規制強化→機関投資家による暗号資産投資の躊躇・手控えに繋がる恐れ)など、ビットコイン円相場の下落を想起させる材料が揃っています。

以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の二番底形成(12/4に記録した約2ヵ月ぶり安値486.8万円を試す展開)をメインシナリオとして予想いたします。尚、年末・年始にかけては、市場参加者の減少が見込まれるため、流動性低下の隙をついたフラッシュクラッシュ(ストップハンティング主導の瞬間的な大暴落)には引き続き注意が必要でしょう。

本日の予想レンジ:500.0万円ー580.0万円

ビットコイン円、見切り売り主導で急反落。心理的節目600万円の回復に失敗(12/29朝)

ビットコイン円日足

関連記事

ページトップへ戻る