仮想通貨(暗号資産)、年間展望(22/1/4)

今回は2022年の仮想通貨(暗号資産)市場の展望を考えてみたいと思います。

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仮想通貨(暗号資産)、年間展望(22/1/4)

仮想通貨(暗号資産)、年間展望

今回は2022年の仮想通貨(暗号資産)市場の展望を考えてみたいと思います。ただ、現状において仮想通貨(暗号資産)市場は株式市場や債券市場、ドルの動向などに左右される場面も多くみられているため、多角的に検討していく必要がありますので、その点はご了承いただければと思います。

まず、現状の仮想通貨(暗号資産)市場において注目すべきポイントは世界的な金融政策の行方ということになるでしょう。インフレの動向と言い換えても差し支えないかと思いますが、米国では早期利上げ観測が高まり、2022年には年3回の利上げといった見方も強まりつつあります。利上げのペースが市場の予想通りとなり、株式市場などが大きな混乱なく推移すれば仮想通貨(暗号資産)市場にとってもそこまで警戒が必要ないということになる可能性もあるでしょう。ただ、ECBの対応などを考えるとドル高の流れは避けがたく、ドルの上昇に伴う仮想通貨(暗号資産)売りの流れが強まるのではないかと思われます。

インフレと関連して注意しておきたいのがエネルギー問題ということになるでしょうか。原油価格などはピークアウトしているようにも見えるところではありますが、これからの天候次第といった側面もあるため、予断を許さないところではあります。エネルギー問題は環境問題とも密接に結びついており、解決が困難なものとなっています。特にこの冬に大きな問題として顕在化していますが、今後もこの問題は注目を集めるものと思われます。そして、エネルギー問題に関してはマイニングにとっても重要な問題です。現にカザフスタンなどでは電力供給に問題が発生といった報道も出ています。マイナーもこういった動きが継続するなら移転も視野に入れざるを得ず、難しい対応を迫られることになりそうです。まずは今冬をうまく乗り切ることができるかがポイントとなるのではないでしょうか。

また、中国のデジタル人民元がお披露目されるとみられている北京冬季五輪も仮想通貨(暗号資産)市場にとって影響を与える可能性のあるイベントといえるでしょう。これに関しては成功となった場合、仮想通貨(暗号資産)の可能性を示したとみなされて既存の仮想通貨(暗号資産)も上昇するといった動きとなるか、逆にCBDCへの注目が高まることで既存の仮想通貨(暗号資産)に対する注目が低下するといった動きとなるのかに注目といったところでしょうか。いずれにせよ、今回のデジタル人民元のお披露目に関しては世界的にも注目されるところであり、これの結果次第では仮想通貨(暗号資産)の今後に大きな影響を及ぼすことになるでしょう。

仮想通貨(暗号資産)の価格に直接的な影響を与えそうなものとしてはテスラのマスクCEOをはじめとする要人発言は2022年も意識されそうです。ビットコインの採用などといったニュースはポジティブな材料として意識されるため、小売りなどの企業の動向には特に注意を払いたいところです。2022年に関しては基本的にはビットコインを採用する企業が増えるのではないかとみています。ただ、価格の乱高下などに対する警戒感は根強く、実際に機能するかどうかは不透明です。現状で採用する企業としてもビットコインでの支払いを期待しているかとなると疑問です。つまり、今後のビットコインの伸びに期待しているといった考えであったり、宣伝効果などを期待しているといった側面があるのではないでしょうか。そもそもビットコインを保有している層も長期的な値上がりに対する期待感が大きいのではないかと思われるところであり、ビットコインが使えたとしてもそれを選択する可能性は低いのではないでしょうか。

仮想通貨(暗号資産)の価格の変動要因としては上記のもの以外にもコロナウィルスの変異株であったり、ビットコイン現物ETFの承認の可否、ファンドの動向など様々存在します。また、季節要因として米国の確定申告などの影響もあるのではないでしょうか。

これらのことを総合的に考えると、2022年に関しては序盤は不安的な動向が継続し、下値を拡大しやすい状況となるのではないでしょうか。そして、そこで下値を固めて夏場に向けて持ち直し基調となるのではないかとみています。基本的には仮想通貨(暗号資産)に関しては長期的には上値を拡大しやすいところではないかとみており、投資家もそういった姿勢で臨んでいるのではないかと思われます。ただ、2022年の1-3月期は周囲の環境が悪く、売り圧力がくすぶるのではないかとみています。

問題は1-3月期の下値がどのあたりになるかといったところではないかと思っています。急激に下げ幅を拡大し、長期で保有していた投資家すら決済といったレベルまで下落した場合はその後の持ち直しが鈍くなる可能性もあるでしょう。ただ、下落局面での買い戻しの動きを見る限り、下値は堅いのではないかとみています。そうなれば売り一巡後の買い戻しの動きにも期待できるのではないでしょうか。

4月以降は基本的には底堅い動きとなるのではないかとみています。当局の規制強化が想定外に厳しいということになれば腰折れする可能性もないわけではありませんが、そこまでの動きにはならないのではないかと予想しています。そうした中で下げ渋りから持ち直しの動きが強まるのではないでしょうか。懸念が残るところとしては夏場に向けてのエネルギー価格や半導体供給問題などかと思われます。これに関しては予想がしづらいところではありますが、今後の対策により今年よりは落ち着くのではないかとみています。大きな問題が起きなければ、年中盤から後半にかけて上値を拡大して史上最高値更新といった展開も考えられるのではないかとみています。

問題があるとしたら米国の中間選挙や中国の共産党大会などが政治的なリスクとして挙げられるのではないでしょうか。これらが直接的に仮想通貨(暗号資産)市場へ大きな影響を与えるかというと疑問視しているところではありますが、株式市場などへの影響が仮想通貨(暗号資産)市場へと波及するといった展開になる可能性はありそうです。

価格水準に関してはビットコインを見ていこうと思います。月足のチャートを見ると、形としては目先の下落基調を維持して2021年の安値水準をブレイクするかどうかといったところに注目が集まるでしょう。ここをブレイクということになるとWトップが完成といった見方が可能となり、最大で10000ドル前後の水準まで下落する展開も視野に入るでしょう。一方、現状の水準で下げ渋る形となった場合は2020年10月と2021年7月を結んだ下値支持線が意識される状況となり、2021年の高値を更新する可能性が高まるでしょう。目標としては80000ドル前後の水準を見込んでいます。他にも33000ドル前後の水準で支えられた場合は70000ドルを超えた水準が目標といった予想になっていくのではないでしょうか。

個人的な予想としては2022年の前半は軟調地合いとなって下値を拡大といった動きを見込んでおり、40000ドルを割り込む動きとなるものの、2021年の安値更新は難しく、その水準が2022年の安値となってそこから持ち直して高値更新といった動きになるのではないかとみています。年末に向けて2021年の高値を更新するのではないかとみていますが、これまでの傾向からオーバーシュートする可能性は否めず、買い意欲が強まった場合は90000ドル前後の水準まで上昇するのではないかとみています。100000ドルに関してはやや難しいところもあるのではないかとみていますが、株式市場の動向次第ではありますが可能性はゼロではないかと考えています。

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