FOMC議事要旨公表受けて下げ幅拡大(22/01/06)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅下落となって推移しています。

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FOMC議事要旨公表受けて下げ幅拡大(22/01/06)

FOMC議事要旨公表受けて下げ幅拡大

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:44142.7ドル(-4.59%)
イーサリアム:3610.09ドル(-5.63%)
リップル:0.79228ドル(-4.23%)
ビットコインキャッシュ:408.0ドル(-4.87%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅下落となって推移しています。その他のコインも大きく下落する展開となっており、市場には警戒感が高まっています。昨日の下落の要因としては後ほど詳しく述べますが、FOMC議事要旨の公表により、米国の早期利上げ観測が強まったことが警戒されたということになるでしょう。その他の市場においても株式市場が急落し、米国債利回りが大幅上昇となる中でドルが買い戻されています。ドルは朝方からの売りの流れが意識されて前営業日終値ではマイナス圏での推移ですが、下げ幅を縮小しています。ドルの上昇は仮想通貨(暗号資産)市場にとっては逆風であり、大幅下落を誘発する展開となりました。

さて、昨日はFOMC議事要旨が相場を大きく押し下げましたが、各国地域の中央銀行の動向はまだしばらくは相場のかく乱要因として意識されることになるでしょう。先日にハト派的なスタンスを維持していたバーキン・リッチモンド連銀総裁が高インフレに対する懸念を表明するなど、米国においては早期の金融引き締めに対する思惑が日に日に強まっていますが、金融引き締めが市場予想よりも早い段階で行われるということになれば、株式市場を含め急激なリスク回避的な動きに見舞われるでしょう。そうなった場合は投機的な側面の強い仮想通貨(暗号資産)が株式などよりも売られるということは考えられるところです。

ただ、一方で長期的なスタンスで仮想通貨(暗号資産)を買うといった投資家からすれば価格の下落は買い場ということになるでしょう。そういった層も現状では多そうで、下げてきたところでは買うといった動きが下値を支える可能性はありそうです。ただ、『落ちてくるナイフは掴むな』といった相場格言もあるだけに、判断が難しいところではあるでしょう。

2022年の『年間展望』でも書きましたが、ビットコインに関しては年前半は上値を抑えられるのではないかとみていますが、そこまで大きな下落にはなりにくいのではないかと予想しています。それはいわゆる『ガチホ』勢の買い支えに期待しているところがあります。しかし、投機的な動きが強まる中で急落した際、投げ売りが出てオーバーシュートする可能性も低いとは考えていますが、ゼロではありません。

万が一そういった動きになった場合、そのタイミングこそが買い場ということになるのでしょうけど、パニック的な動きとなっていることから手を出せなくなっている可能性が高いでしょう。『頭と尻尾はくれてやれ』といった格言もありますが、今年の前半は焦らずに対応したほうが良いかもしれません。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの-2σである43990ドル前後の水準と中心線である47820ドル前後の水準で挟まれたレンジを動いています。目先はバンドの-2σを意識しての動きであり、ここで支えられるかどうかに注目といった状況になっています。割り込んだ場合は直近安値である42590ドル前後の水準が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σまで下落する動きとなっており、ここで支えられるかブレイクするかで流れが大きく変わってきそうです。目先はバンドの+2σがじり高基調へと転じており、バンド幅の拡大基調が意識されています。バンドの+2σの上昇の勢いが強まった場合はバンドブレイクからバンドウォークが意識されて下値を拡大といった動きとなるので注意が必要でしょう。バンド幅も比較的狭い状況であり、警戒感が強まる局面と言えそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが下値圏での動きを継続しています。下値余地は少なくなっているものの、売り優勢の流れが意識されています。このまま下値圏での動きを維持した場合、売りの流れが強まり、バンドブレイクからバンドウォークといった動きとなる可能性が高まりそうです。特に%Kの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を意識しての動きから一気に下落してバンドブレイクし、そのままバンドウォークとなっています。ここからさらにバンドウォークを継続して下値を拡大する可能性もあるので十分に注意したいところです。バンドの+2σが上昇基調を維持していますが、これが横ばいから下落といった動きにならないと調整の買い戻しの動きも入りにくいでしょう。バンドの+2σの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがデッドクロスからの下落となっています。%Kは下値圏に入り、目先は小幅に持ち直しています。%Dはそろそろ下値圏に入りそうで、上値の重さが意識されやすい形です。%Kがこのまま上昇基調を維持して下値圏から外れる動きとなれば一時的には持ち直しそうですが、現状ではまだ売り優勢といった状況となっています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値・2021年7-12月の高値
60000ドル:心理的な節目
51650ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
50000ドル:心理的な節目
47820ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
47020ドル:昨日の高値

44140ドル:現在値

43990ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
43920ドル:昨日の安値
29310ドル:2021年7-12月の安値

(注)上記の仮想通貨(暗号資産)の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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