ビットコイン円、地合いの弱さが鮮明に。対ドルの節目4万ドルも下方ブレイク(1/11朝)

週明け10日(月)のビットコイン円相場は急落。

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ビットコイン円、地合いの弱さが鮮明に。対ドルの節目4万ドルも下方ブレイク(1/11朝)

ビットコイン円、地合いの弱さが鮮明に。対ドルの節目4万ドルも下方ブレイク

〇ビットコイン円、市場のリスク回避ムードと米長期金利上昇等で急落
〇米国時間にかけ安値458.5万円まで下落
〇主要テクニカルポイント下抜け、21日線と200日線がデッドクロスなど下落意識させる材料増える
〇ファンダメンタルズも、世界的規制強化、FRBのタカ派スタンス、ハッシュレートの軟調等売り要因多い
〇ビットコイン円相場の続落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:430.0万円ー500.0万円

昨日の概況

週明け10日(月)のビットコイン円相場は急落。①新型コロナウイルス・オミクロン株を巡る世界的な感染拡大リスクや、②ウクライナを巡る地政学的リスク(今週前半に予定されている米露2国間協議、北大西洋条約機構会合、欧州安全保障協力機構協議を控えた警戒感)、③米早期利上げ観測を背景とした米金利の急上昇(リッチモンド連銀バーキン総裁は「3月利上げ開始はあり得る」と発言。米10年債利回りは約2年ぶり水準となる1.80%台へ急上昇)、④上記①②③を背景としたリスク回避ムード(リスクアセットに下押し圧力→ビットコイン下落)、⑤テクニカル的な地合いの弱さ(21日線と200日線のデッドクロス実現)、⑥カザフスタンの政情不安に端を発したハッシュレートの冴えない動き、⑦アルトコインの軟調推移(暗号資産市場全体に広がる悲観ムード→ロング勢のロスカット発動)が重石となり、米国時間にかけて、安値458.5万円(昨年9/29以来の安値圏)まで下落しました(対ドルの節目40000ドルも割り込む展開)。引けにかけて持ち直すも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間1/11午前4時45分現在)では、479.2万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は対ドルの節目40000ドルを下抜けすると、約3ヵ月半ぶり安値となる458.5万円まで急落しました(昨年9/29以来の安値圏)。ローソク足が主要チャートポイントを軒並み下方ブレイクした他、強い売りシグナルを示唆する三役逆転や、21日線と200日線のデッドクロスも実現するなど、テクニカル的に見て、地合いの弱さがが鮮明となりつつあります。ファンダメンタルズ的に見ても、①世界的な規制強化の思惑(政治年となる2022年は暗号資産に係る規制強化が一段と進む可能性あり→機関投資家参入を阻む一因として警戒)や、②米FRBによるタカ派スタンス(米早期利上げ観測の高まり→米金利急上昇→米ドル高→米ドルと逆相関性の強いビットコインに下押し圧力)、③ハッシュレートの軟調推移(ビットコインドミナンスへの更なる下方圧力)など、ビットコイン円相場の下落を意識させる材料が増えつつあります。

こうした中、本日は上記②に関連する重要イベントとしてパウエルFRB議長による米上院銀行委員会での証言(議長再任に係る議会証言)に注目が集まります(日本時間24時から開始)。パウエル氏が「インフレ抑制に積極的な姿勢=強いコミットメント」を示せば、年4回の利上げを織り込む形で、米金利上昇→米ドル高→ビットコイン下落の経路と、米金利上昇→株式市場・商品市場下落→ビットコイン下落の経路の組み合わせで、ビットコインには強い下押し圧力が加わるものと推察されます。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の続落をメインシナリオとして予想いたします(目先は昨年9/21に記録した安値433.0万円を試すシナリオを想定)。

本日の予想レンジ:430.0万円ー500.0万円

ビットコイン円、地合いの弱さが鮮明に。対ドルの節目4万ドルも下方ブレイク

ビットコイン円日足

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