ビットコイン、一時40000ドル割れ(22/01/11)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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ビットコイン、一時40000ドル割れ(22/01/11)

ビットコイン、一時40000ドル割れ

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:41712.6ドル(-1.77%)
イーサリアム:3078.88ドル(-3.71%)
リップル:0.73494ドル(-3.79%)
ビットコインキャッシュ:361.7ドル(-4.92%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。一時40000ドルを割り込むなど下げ幅を拡大しましたが、その後は調整の動きなどが意識されて買い戻される展開となっています。米国株式市場や米国債市場も引けにかけて調整の動きが意識されており、警戒感が若干和らぐ流れとなっています。ただ、米国のインフレに対する警戒感から早期利上げ観測は強まっており、債券利回りの上昇やそれに伴うドル買いの流れが意識されやすい状況に変化はなく、先行きに対する不透明感は依然として高いと言えるでしょう。

米国の金融政策に関してはパウエルFRB議長の再任指名承認公聴会で質問攻めにあうことが予想されています。今年は米国で中間選挙が行われることから、議員もインフレの動向に特に敏感になっていると言われています。パウエル議長もその点は理解しているものと思われ、上院銀行委証言テキストにおいて『経済と強い労働市場を支援しインフレ高進の定着阻止する』としており、そのための政策措置を行うとしています。こうした動きから利上げ加速観測が強まる状況となっており、予断を許さないところといえそうです。

さて、ビットコインは一時40000ドルを割り込むなど売りの流れが意識されている状況ですが、2022年最初の1月4日の文章で『一部の仮想通貨(暗号資産)アナリストは1月第1週は過去4年間で7~36%のリターンがあったと指摘』といったことを書きました。結局は年初の動きはマイナスでの推移となったわけですが、ウォール街においても『年初の5日間』のアノマリーは存在しており、この期間に株式市場が好調なパフォーマンスを示せば、相場は年末まで上昇することが多いといったことをストック・トレーダーズ・アルマナックが指摘しています。また、CFRAリサーチによると、1928年以降、1月の最初の5営業日にS&P500が上昇した場合は年間のリターンが+11.5%となり、下落した場合はリターンが-0.9%となっているようです。もちろん、アノマリーが必ず当てはまるわけではありませんが、気になるスタートであったことは事実でしょう。

仮に米株が下落ということになれば、仮想通貨(暗号資産)市場においても上値の重い展開となる可能性は高まるでしょう。さらに早期利上げ観測に伴う米国債利回りの堅調やドル買いの流れなどを考慮すると、ビットコインは売り圧力にさらされる展開となりそうです。

しかもカザフスタンにおけるマイニング事情の悪化が警戒される状況となっています。燃料価格の高騰などを背景に、国営のカザフテレコムがインターネットを遮断するといった動きを見せており、ハッシュレートが一時急落する動きを見せています。エネルギー危機に関してはこれまでも何度か書いてきましたが、現状においてはまだまだ懸念が残るところではあり、仮想通貨(暗号資産)市場にとっても大きなリスクとして意識される問題といえるでしょう。

一部のアナリストは依然として今年のビットコイン10万ドルを突破するといった見方をしています。その見方によると利上げによりビットコインが株式に対して優位に立つ可能性を指摘しています。個人的にはそういった展開にはならないのではないかと考えていますが、ビットコインにとっても今年は今後の試金石になる可能性はありそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの-2σである40020ドル前後の水準と中心線である46500ドル前後の水準で挟まれたレンジを動いています。上値の重い展開で下値を拡大しやすいところであり、40000ドルが下値支持帯としてここからも機能するかどうかに注目が集まりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σをブレイクする動きから持ち直し基調となっています。ただ、上値は重く横ばいでの推移です。こういった動きとなった場合は再度バンドの-2σまで下落して下値を拡大する動きとなりやすく、戻り売り優勢の局面ということができそうです。現状はヒゲで-2σに到達していますが、依然として戻り売り優勢の形といえそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが下値圏での動きを継続しています。ただ、ゴールデンクロスからの持ち直し基調であり、このまま上昇基調を維持して下値圏から外れる動きとなれば、買い戻しの動きが強まりそうです。

今日は週初ですので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入り、中心線を下抜けして目先はバンドの-2σを目指す動きとなっています。このままバンドの-2σまで下落する可能性も十分にあり、警戒感が強まりそうです。バンドの+2σがじり高、-2σが下落する動きであり、バンド幅が緩やかに拡大しています。バンドブレイクからバンドウォークといった動きになるかどうかはバンドの+2σの動き次第ではありますが、上値の重い展開は継続しそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが下値圏での推移となっています。%Kが小幅に持ち直していますが、流れとしてはまだ売り優勢といった状況です。特に%Dの下落の勢いは根強く、上値の重さが意識されやすい展開です。%Kが上昇基調を維持して下値圏から外れる動きとなるかどうかに注目です。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値・2021年7-12月の高値
60000ドル:心理的な節目
52980ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
50000ドル:心理的な節目
46500ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
42240ドル:昨日の高値

41710ドル:現在値

40020ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
39700ドル:昨日の安値
29310ドル:2021年7-12月の安値

(注)上記の仮想通貨(暗号資産)の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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