ビットコイン円、パウエル議長証言で持ち直すも戻りは鈍い。一巡後の反落に要警戒(1/12朝)

11日(火)のビットコイン円相場は安値圏から持ち直す展開。

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ビットコイン円、パウエル議長証言で持ち直すも戻りは鈍い。一巡後の反落に要警戒(1/12朝)

ビットコイン円、パウエル議長証言で持ち直すも戻りは鈍い。一巡後の反落に要警戒

〇ビットコイン円、パウエル議長議会証言後のリスク回避ムードの後退に米国時間に497.9万円まで上昇
〇パウエル議長が発言で利上げ時期や回数を明言せず、予想ほどタカ派でないとみなされたことが背景
〇ビットコイン円テクニカルには上方に複数レジスタンス控え、売りシグナルも点灯、地合い弱い
〇ファンダメンタルズもビットコイン円相場の下落意識させる材料多い
〇ビットコイン円相場の反落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:450.0万円ー520.0万円

昨日の概況

11日(火)のビットコイン円相場は安値圏から持ち直す展開。前日(1/10)海外時間には、①新型コロナウイルス・オミクロン株の感染拡大懸念や、②ウクライナを巡る地政学的リスク、③米早期利上げ観測に端を発した米長期金利の急上昇、④上記①②③を背景とした世界的なリスク回避ムード(暗号資産市場全体に広がる総悲観ムード)、⑤テクニカル的な地合いの弱さ(21日移動平均線と200日移動平均線のデッドクロス実現+対ドルの節目40000ドルの下方ブレイク)、⑥ハッシュレートの冴えない動きが重石となり、昨年9/29以来、約3ヵ月半ぶり安値となる458.5万円まで急落しました。しかし、売り一巡後に下げ渋ると、⑦注目されたパウエルFRB議長証言が警戒された程タカ派的では無かったことや、⑧上記⑦を背景としたリスク回避ムードの後退(米金利低下→株式市場の持ち直し→リスクアセット反発)、⑨短期筋のショートカバーが支援材料となり、米国時間午後にかけて、高値497.9万円まで反発しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間1/12午前5時00分現在)では、497.0万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は前日海外時間に記録した約3ヵ月半ぶり安値458.5万円をボトムに反発に転じると、昨日は一時497.9万円まで急伸しました。しかし、上方に一目均衡表転換線や基準線といったレジスタンスポイントを控えている他、強い売りシグナルを示唆する三役逆転も継続するなど、テクニカル的に見て、地合いは弱いと判断できます(余程強いビットコイン買い材料が出てこない限り、上値余地は限定的→ショートカバー一巡後の反落リスクに要警戒)。また、ファンダメンタルズ的に見ても、①世界的な規制強化への警戒感(機関投資家による新規参入意欲の減退)や、②米FRBによるタカ派スタンスの明確化(パウエルFRB議長はタカ派色を強めなかったものの、昨日はクリーブランド連銀メスター総裁や、アトランタ連銀ボスティック総裁、カンザスシティ連銀ジョージ総裁など複数の米当局者よりタカ派的な見解が相次ぐ結果)、

③新型コロナウイルスの感染拡大に端を発した世界経済の先行き不透明感(スタグフレーション懸念)、④ハッシュレートの冴えない動きなど、ビットコイン円相場の下落を意識させる材料が揃っています。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の反落をメインシナリオとして予想いたします。尚、本日は日本時間22:30に予定されている米12月消費者物価指数に注目が集まります。市場予想はヘッドラインが7.0%、コアが5.4%となっていますが、これらが市場予想を上回る結果となった場合には、米3月利上げ開始観測再燃→米金利急上昇→米ドル高→リスクアセット下落→ビットコイン下落の波及経路で、1/10に記録した安値458.5万円を再トライするシナリオが想定される為、本日海外時間はダウンサイドリスクに特に注意が必要でしょう。

本日の予想レンジ:450.0万円ー520.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、パウエル議長証言で持ち直すも戻りは鈍い。一巡後の反落に要警戒

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