パウエルFRB議長の議会証言(22/01/12)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。

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パウエルFRB議長の議会証言(22/01/12)

パウエルFRB議長の議会証言

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:42761.8ドル(+2.45%)
イーサリアム:3237.45ドル(+4.95%)
リップル:0.76486ドル(+4.31%)
ビットコインキャッシュ:368.1ドル(+2.02%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。売り圧力が強まる場面もありましたが、パウエルFRB議長の議会証言において、そこまでタカ派的なものではなかったとの思惑が強まったことで、株式市場が持ち直し、米国債利回りの低下とそれに伴うドル売りの流れが意識され、仮想通貨(暗号資産)市場においても買い戻しの動きが強まる展開となっています。とはいえ、早期利上げ観測は根強く、ドルの下値も支えられやすい局面にあることは事実です。先行きに関してはまだ不透明感も意識されるところであり、慎重に動向を見極めたいところです。

パウエルFRB議長の議会証言において『仮想通貨(暗号資産)に関する報告書を数週間以内に発表する』としています。また『デジタルドルとステーブルコインは共存可能』とも指摘しており、ついに米国でもCBDCの発行に向けて動き出す可能性があるかどうかといった状況になっています。中国がデジタル人民元の開発を急ぐ中で米国としても対応を迫られているといったところとなっています。デジタルドルが発行ということになれば、そのインパクトは大きなものとなることが予想されるところですが、中国同様にビットコインなどの既存の仮想通貨(暗号資産)に対する規制を強める可能性は否定できないところです。『共存可能』ということと規制をしないということはイコールではありません。

米国の今後の動向には注目ですが、CBDCの開発に向けて動いていくのではないかとみています。仮に米国がCBDCの発行を決定した場合、西側諸国もそれに倣う可能性が高いでしょう。そうなれば既存の仮想通貨(暗号資産)が通貨としての役割を失うのではないかといったのが現状の私の見方であり、金融商品としての側面を持っているビットコインなどの一部の仮想通貨(暗号資産)を除くと先行きに関しては厳しくなるのではないかといった見方をしています。ビットコインにしても通貨としての価値が低減ということになれば、価格そのものも上値を抑えられる可能性はあるとみています。とはいえ、そこまでの動きになるにはまだしばらく時間がかかると考えています。

さて、昨日の『ビットコイン、一時40000ドル割れ』の中でカザフスタンのマイニング事情の悪化に関して少しだけ触れましたが、大規模デモにより150人以上の死者と5000人以上の拘束者が出ているとの報道があります。また、ロシアが主導する旧ソ連諸国の集団安全保障条約機構の首脳会議が勝利宣言を行い、外部からの内政干渉の試みだったと声明を発表しています。カザフスタンの情勢が今後どうなるのかは定かではありませんが、混乱が終息すればビットコインなどにも好影響を与えるでしょう。ただ、政治的に不安定な状況自体は継続するものと思われ、マイナーが移動する可能性は残るでしょう。

ただ、中国におけるマイニングの禁止を受けてハッシュレートが急落し、ビットコイン価格も大きく下落するといったことがありましたが、その後の動きを見るとハッシュレートも価格も持ち直しています。電気代の高安はあるものの、マイニングはネット環境があれば出来るわけで、選択肢は世界中にあるわけです。仮にカザフスタンでのマイニング事情が悪化したとしてもマイナーが他へと移転するにすぎません。これが仮想通貨(暗号資産)の強みということができるでしょう。逆に言えば、マイニング事情の悪化に伴う価格の下落はいずれ改善する可能性が高く、買い場になると見るべきなのかもしれません。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの-2σである39630ドル前後の水準で支えられて持ち直し、中心線である46220ドル前後の水準を目指す動きとなっています。目先はこの二つの価格が意識される展開ですが、40000ドルも一時割り込んだのちに押し戻した水準であり、節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから押し戻す動きとなっています。バンドの+2σがじり安基調へと転じており、バンドの±2σが下落する流れとなっています。バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいものの、トレンドそのものが下向きであり、一時的に押し戻しても戻り売り優勢で再度バンドの-2σを意識しての動きとなる可能性が高そうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇で、下値圏から外れる動きとなっています。買い優勢の流れであり、このまま上昇基調を維持すればバンドの中心線まで押し戻す展開となりそうです。%Kの方向感には注意が必要ですが、現状では買われやすい地合いが維持されそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの±2σで挟まれたレンジを動いており、レンジ圏での動きが意識される展開です。ただ、目先は上昇基調を強めてバンドの+2σまで上昇しての動きです。ここをブレイクしてバンドウォークとなるかどうかに注目です。目先はバンドの-2σが横ばいでの動きとなっており、これが上昇するのか下落するのかで流れが変わってきそうです。また、横ばいでの動きを維持した場合はレンジ圏での動きが意識されやすく、バンドの+2σで抑えられやすくなるでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが上昇して高値圏での推移となっています。%Kは下落に転じていますが、まだ積極的に売られるといった展開にはなっていません。%Kが高値圏から外れるといった動きになった場合は調整売り圧力が強まりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値・2021年7-12月の高値
60000ドル:心理的な節目
52800ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
50000ドル:心理的な節目
46220ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
43090ドル:昨日の高値

42760ドル:現在値

41290ドル:昨日の安値
40000ドル:心理的な節目

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