ビットコイン円、心理的節目500万円の大台回復。米金利の低下が支援材料に(1/13朝)

12日(水)のビットコイン円相場は急上昇。

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ビットコイン円、心理的節目500万円の大台回復。米金利の低下が支援材料に(1/13朝)

ビットコイン円、心理的節目500万円の大台回復。米金利の低下が支援材料に

〇ビットコイン円、米ドル下落を背景に急上昇、500万円台を回復
〇昨晩発表された米12月CPIが予想の範囲内で、リスク資産市場に安堵感広がる
〇ビットコイン円、アップサイドにレジスタンスポイント並ぶなど上昇余地に乏しいか
〇ファンダメンタルズもマイニング世界第2位のカザフスタンの政情不安長期化等反落連想させる要因多い
〇ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:470.0万円ー530.0万円

昨日の概況

12日(水)のビットコイン円相場は急上昇。①一昨日のパウエルFRB議長証言が警戒された程タカ派的では無かったことや、②昨日発表された米12月消費者物価指数が市場予想の範囲内に収まったこと(米CPIは 約40年ぶり高水準を記録しつつも、概ね市場予想の範囲内に収まったことからインフレ加速への過度な警戒感が後退)、③上記①②を背景とした米金利の急低下(米10年債利回りは1/10に記録した1.80%から昨日は一時1.71%へ急低下→米ドル急落→米ドルと逆相関性の強いビットコインに上昇圧力)、④心理的節目500.0万円突破に伴う短期筋のショートカバー、⑤株式市場の堅調推移(投資家心理改善)などが支援材料となり、米国時間午後にかけて、高値508.1万円まで上昇しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間1/13午前5時20分現在)では、501.4万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は1/10に記録した約3ヵ月半ぶり安値458.5万円をボトムに反発に転じると、昨日は一時508.1万円まで上昇しました。しかし、①アップサイドに一目均衡表転換線や基準線などの主要レジスタンスポイントが並んでいること、②強い売りシグナルを示唆する三役逆転が成立していること、③ダウ理論の下落トレンドが成立していること、④21日線と200日線のデッドクロスに続いて、市場参加者に注目されている50日線と200日線のデッドクロスが射程圏内に入っていること等を踏まえると、テクニカル的に見て、上値余地は乏しいと判断できます。

ファンダメンタルズ的に見ても、①カザフスタンを巡る政情不安の長期化懸念(BTCマイニング世界第2位のカザフスタンでインターネットが遮断→計算能力急減→ハッシュレート急低下)や、②世界的な規制強化の方向性(世界的にインフレ加速が警戒される中、逃避先として選好され易いビットコインなど暗号資産には政府・当局による規制がかかり易い外部環境→機関投資家の参入意欲減退に繋がる恐れ)、③米FRBによるタカ派転換(リッチモンド連銀バーキン総裁やクリーブランド連銀メスター総裁、アトランタ連銀ボスティック総裁やカンザスシティ連銀ジョージ総裁など複数の米当局者より3月利上げの可能性を示唆する発言)、④新型コロナウイルスの感染拡大懸念(本邦でも感染者数が急拡大。ドイツでは感染者数が過去最多を更新→世界経済の先行き不透明感→投資家心理悪化)、⑤オプション市場のダウンサイドを織り込む動きなど、ビットコイン円相場の反落を連想させる材料が複数残っています。

以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします。尚、本日は日本時間24:00に予定されているブレイナードFRB副議長証言(上院銀行委員会)に注目が集まります。ハト派のブレイナード氏よりタカ派的なコメントが見られれば、米3月利上げの本格的な織り込み開始→米金利急上昇→米ドル高の経路でビットコインには下押し圧力が加わると見られるため、本日海外時間はダウンサイドリスクに注意が必要でしょう。

本日の予想レンジ:470.0万円ー530.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、心理的節目500万円の大台回復。米金利の低下が支援材料に

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