JPモルガンの調査(2022/01/13)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。

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JPモルガンの調査(2022/01/13)

JPモルガンの調査

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:43892.3ドル(+2.60%)
イーサリアム:3383.98ドル(+4.54%)
リップル:0.80042ドル(+4.54%)
ビットコインキャッシュ:383.6ドル(+4.24%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。昨日は米国で消費者物価指数が発表されており、市場予想を上回る水準となるなど依然として高インフレが意識される状況となっています。ただ、市場にはより高い数値となるのではないかといった見方もあったため、警戒感は高まらず、米株は底堅い動きとなっています。また、ドルが大きく下落したことでリスク資産に対する買い意欲が強まる展開となっています。現状は株式市場などと比べて下げ幅が大きくなっていたため、ビットコインなどの戻りの勢いが強まる流れとなっていると言えるのではないでしょうか。

さて、世界有数の投資銀行であるJPモルガンがクライアントに『2022年末のビットコインの価格はどうなるか』といった調査を起こない、その結果を公表しています。それによると、10000ドル以下が2%、20000ドル以上が23%、40000ドル以上が20%、60000ドル以上が41%、80000ドル以上が9%、100000ドル以上が5%といった結果となったようです。

ボリュームとしては60000ドル以上との予想が多いようで、20000ドル以上や40000ドル以上といった見方がそれに続く格好となっています。この予想を見る限りではそこまで大きな動きを予想しているといったものではないように思われます。去年の動きはかなり大きなものとなりましたが、そこからは落ち着いた動きとなるといった見方が強まっているように思われます。史上最高値が70000ドル弱の水準にあることを考えると、それを突破すると考えているクライアントが少なくとも14%はいるわけで、これを多いとみるか少ないとみるかは意見の分かれるところではあるでしょう。個人的には思った以上に慎重といいますか、強気には傾いていないといった印象を持っています。

2022年の動きに関しては『仮想通貨(暗号資産)、年間展望』でも書いていますので、詳細はそちらをご覧いただければと思いますが、年末に向けては持ち直すといった見方をしています。米国の金融政策など不透明要因があるものの、市場に織り込まれていくものと思われますし、FEDとしても金融市場の急激な下落を望むとも思えません。そうなれば、年後半にかけては仮想通貨(暗号資産)も買われやすくなるのではないかとみています。

とはいえ、今回の調査を見る限りでは全体的には上値の重さが意識しているのではないかと感じるところではあります。特に現状の水準から下落して年末を迎えるといった見方が少なくとも25%となっており、思いの外多いといった印象です。このあたりはまだ買っていない投資家の願望が含まれているかもしれませんが、先行きに対する警戒感も根強いところといえるかもしれません。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの-2σである39560ドル前後の水準で支えられて持ち直し、中心線である45870ドル前後の水準を目指す動きとなっています。40000ドル割れの水準で支えられたことを考えると、バンドの-2σと40000ドルは下値支持帯として意識されていると言えそうで、バンドの中心線が上値抵抗帯となるかどうかがポイントとなりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直し基調を継続し、バンドの中心線を目指す格好となっています。目先は上昇基調が維持されており、このままバンドの中心線まで上昇する可能性も十分にあるでしょう。問題は中心線まで到達した際にブレイクするのか、そこで抑えられて再度下落するのかといったところです。目先はバンドの±2σが下落する流れであり、トレンドそのものは下向きです。戻り売り圧力が強まりやすいところであり、バンドの-2σまで再度下落する可能性が高いのではないかとみています。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇基調を維持しての動きです。このまま高値圏まで上昇する可能性は高く、買いの流れが維持されやすい形ということができそうです。問題はバンドの中心線をブレイクすることができるかどうかといったところですが、上昇基調を維持して高値圏での動きとなれば可能性はあるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σをブレイクしてバンドウォークが展開されています。バンドの-2σはじり安基調となっており、バンド幅の拡大を伴いながらの動きとなっています。このままさらにバンドウォークを継続する可能性もありそうです。バンドの-2σの方向感が重要であり、これが横ばいから上昇といった動きに転じた場合は一時的な調整の動きが意識されることになりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが上昇して高値圏での推移となっています。一時下落に転じる場面もありましたが、高値圏での動きは継続しており、再度上昇に転じての動きです。買い優勢の流れが維持されており、上値を拡大する可能性も高そうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値・2021年7-12月の高値
60000ドル:心理的な節目
52180ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
50000ドル:心理的な節目
45870ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
44040ドル:昨日の高値

43890ドル:現在値

42480ドル:昨日の安値
40000ドル:心理的な節目
39560ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
29310ドル:2021年7-12月の安値

(注)上記の仮想通貨(暗号資産)の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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