BTCは50%超の急落局面、「落ちてくるナイフ」を拾い続ける投資家が勝つ(22/1/26)

米国の金融政策正常化に対する警戒感と緊迫するウクライナ情勢に対する地政学リスクなどが嫌気されて、世界の金融市場は疑心暗鬼の相場展開となっている。

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BTCは50%超の急落局面、「落ちてくるナイフ」を拾い続ける投資家が勝つ(22/1/26)

BTCは50%超の急落局面、「落ちてくるナイフ」を拾い続ける投資家が勝つ

米国の金融政策正常化に対する警戒感と緊迫するウクライナ情勢に対する地政学リスクなどが嫌気されて、世界の金融市場は疑心暗鬼の相場展開となっている。まさに「落ちてくるナイフ」という表現が適切な地合いだ。相場には「落ちてくるナイフはつかむな」という有名な格言があるものの、この「落ちてくるナイフ」は拾いにいきたくなる魅力的な存在でもある。

ナスダック総合指数は20%近い調整

昨年11月19日に史上最高値16057ptをつけたナスダック総合指数は1月24日の取引時間中に13094ptまで下落するなど、ピーク時との比較では20%近い調整となっている。急落したGAFAMの買い指しがヒットした投資家は今後、戻り基調が強まればいい買い場となったかもしれない。

BTC、ETHは50%超の下落

暗号資産全体の時価総額がピークをつけたのは、昨年11月9日の3.08兆ドル(約354兆円)とナスダック総合指数がピークをつけたタイミングとほぼ同じである。そして1月22日には1.73兆ドル(約198兆円)とピーク比では44%減少している。とりわけ時価総額が大きい主要通貨の下げがきつく、ビットコインは68640ドル(21年11月11日)から33505ドル(1月24日)と51%下落。イーサリアムは、4815ドル(21年11月9日)から2204ドル(1月24日)と54%下落している。一方、テザー(昨年11月9日比では30億ドル増加)やUSDコイン(同140億ドル増加)などドルに連動するステーブルコインは時価総額がじりじりと増加している。つまり、保有している暗号資産を投げてステーブルコインにプールしている投資家がまだまだ多いということなのだろう。

暗号資産市場で50%下落は珍しくない

株や為替など伝統的な金融市場での投資の場合「3か月で50%超下落したから、さすがに売られ過ぎ」という考えが出てもおかしくはない。実際、歴史的な急落となった2020年2月から3月にかけてのNYダウの下落率は38.4%である(これはこれで強烈な下げだったが)。しかし暗号資産市場では、これだけの急落はしばしば発生する。例えば、2021年4月14日に63576ドルをつけたビットコインは3か月後の7月21日に29971ドルと52%下落した。僅か1年の間に3か月で50%超下落する投資対象は暗号資産以外には存在しない。この変動率(ボラティリティ)を目の当たりにすると、当局がレバレッジを2倍まで引き下げた理由も十分理解できる。数年前のように25倍のレバレッジで勝負している投資家がいたならば、昨年4月及び今年1月の急落で相当なダメージを負ったはずだ。海外では日本よりも高いレバレッジで売買できることからここ数日は阿鼻叫喚だったことだろう。

FOMC後は悪材料出尽くしのリバウンド相場に期待

私自身、2012年11月中旬からスタートしたアベノミクス相場で円買いドル売りのポジションを10倍レバレッジで勝負して、それまで積み上げた数年の含み益はもちろん元金ほぼ全て吹っ飛ばした経験がある。暗号資産のボラティリティは恐ろしいが、「落ちてくるナイフ」を上手に拾った際の幸福感は何事にも代えがたい。これこそ暗号資産投資の魅力である。下落局面で拾えるゆとりを持った投資が大事であることを思い出した。

25日から26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げなどの金融引き締め策についてどこまで踏み込んだメッセージを発するのかが注目だが、株式、暗号資産市場ともに既に阿鼻叫喚の地合いは発生済なのでここからは悪材料出尽くしのリバウンド相場に期待したい。

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