国内発の暗号資産COTが3月に上場、新規取扱い暗号資産が増えそうな予感(22/3/8)

今後、国内暗号資産交換業者が取り扱う暗号資産は徐々に増えてくると思われる。

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国内発の暗号資産COTが3月に上場、新規取扱い暗号資産が増えそうな予感(22/3/8)

国内発の暗号資産COTが3月に上場、新規取扱い暗号資産が増えそうな予感

2月末に発生したロシアによるウクライナ侵略の影響は、暗号資産、株式市場といったリスク市場を揺るがしており、日経平均は昨年来安値を更新し、ナスダック総合指数は昨年11月高値からの下落率が20%超となった。ロシアの産出量が多い原油や小麦、レアメタル、そして、リスク資産の逃避先である金の価格が跳ね上がっている一方、株式市場や暗号市場などリスク資産はきつい地合いとなっている。

〇関係会社に「World Cosplay」を運営するキュア社

そのようななか、3月3日に、新しい暗号資産コスプレトークン(COT)が、国内暗号資産交換所2社(Zaifとさくらエクスチェンジビットコイン)に上場するとの発表があった。新規上場のCOTは、発行体こそ香港企業だが、サービス自体は日本のキュア社が「World Cosplay」という世界最大級のコスプレプラットフォームで投げ銭用の暗号資産として使用されている。つまり、ほぼ日本発の暗号資産である。ZaifはMONAコインを最初に取り扱った経緯があることから、サブカル的な位置付けを強めつつある。

COTはコスプレイヤーへの投げ銭として使用するほか、COTを基軸通貨としつつコスプレイヤーNFT(非代替性トークン)を絡めた新規サービスも近々公開する予定とのことだ。コスプレをビジネスとした業態の企業が絡んだ暗号資産が上場するというのは、まさに暗号資産っぽい。アベノミクス時代、「クールジャパン」という構想のなかコスプレも日本のカルチャーとして確立されていた。コロナ禍での渡航制限で訪日外国人はほぼゼロとなってしまったが、ネット環境下でのコスプレ人気は健在だったわけだ。

〇JVCEAは審査体制を再構築中

コインマーケットキャップの時価総額上位20の暗号資産のうち、日本で売買できる暗号資産は半分に満たない(2022年3月8日時点、8種類の暗号資産(BTC、ETH、XRP、ADA、SOL、DOT、DAI、ATOM))。日本の暗号資産市場が世界の後塵を拝しているとの指摘は、こういった人気の暗号資産を取り扱っていない点に起因している。取扱い暗号資産が増えていない背景は、自主規制団体の日本暗号資産取引業協会(JVCEA)で審査が進んでいなかったことが挙げられる。昨年末以降、JVCEA内での審査体制が大幅に改善されているとのことから、今後、国内暗号資産交換業者が取り扱う暗号資産は徐々に増えてくると思われる。

実際、昨年上場した日本発の暗号資産は、コインチェックのパレットトークン、ビットポイントのジャスミーだけだが、今年は2月に、デジタルアセットマーケッツのジパングコインが上場しており、今回のCOTで既に2例目だ。

グローバルな時代に、国内暗号資産市場が盛り上がらないことにこだわるなど狭い見識と言われるかもしれないが、昨年、F1でHONDAのマックス・フェルスタッペンがアイルトン・セナ以来30年ぶりにドライバーズタイトルを獲得した際、テンションが上がった日本人は少なくないだろう。国内発の暗号資産が国内暗号資産交換所に多く上場する場面を見たいものだ。

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