利上げの織り込みは順調 (22/04/20)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが堅調な動きとなって推移しています。

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利上げの織り込みは順調 (22/04/20)

利上げの織り込みは順調

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:41297.0ドル(+1.55%)
イーサリアム:3098.87ドル(+1.87%)
リップル:0.77193ドル(+1.34%)
ビットコインキャッシュ:336.9ドル(-0.82%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが堅調な動きとなって推移しています。米国株式市場でダウが400ドル弱の上昇となるなど上値を拡大しており、リスク志向の動きが強まったことでビットコインにも買い意欲が強まる展開となっています。その他のコインはビットコインキャッシュが下落しましたが、全体的には底堅い動きが展開されています。

ただ、市場全体の動きを見る限りではそこまで大きな動きになったわけではありません。米国債利回りが大幅に上昇する中でドルインデックスが堅調地合いとなっており、それが仮想通貨(暗号資産)の上値を抑えた格好となっています。昨日はエバンス・シカゴ連銀総裁やボスティック・アトランタ連銀総裁が相次いで発言をしていますが、いずれも50bpを超える利上げの必要性は感じていないようですが、早い段階で中立的な金利へ引き上げる必要性を指摘しており、次回のFOMCでの50bpの利上げへの地ならしをしているように思われます。

先物市場は次回の50bpの利上げを完全に織り込んでおり、0.4%の確率で75bpの利上げを織り込む格好となっています。そして、6月の会合までに75bpの利上げを織り込み、さらに93.3%の確率で100bpの利上げを織り込む格好となっています。また、年末までに6回の会合が予定されていますが、225bpの利上げを織り込み、0.5%の確率で250bpの利上げを織り込んでいます。利上げに関しては市場は順調に織り込んでいるように思われるところであり、一度に75bpの利上げを行ったり臨時に会合を開くなどといったことをしなければ、利上げは市場にそこまでの悪影響を与えない可能性はあるでしょう。

とはいえ、米国債利回りが大きく上昇するなかでドルに対する買い意欲は根強く残るものと思われます。さらに米国株に投資するファンドは年初来で最大規模の資金流出となったことをブルームバーグが報じています。リセッションに対する懸念が強まっており、投資家の株離れが急速に進んでいるとみられています。BofAのストラテジストは債券利回りの上昇により株式に代わる投資の選択肢はないとの議論に変化が生じていると述べていますが、安全資産であり流動性の高いドルへと資金が流れる可能性は否定できないところかと思います。

米株からドルへと資金が移動することになれば、仮想通貨(暗号資産)市場にとっても逆風となるでしょう。ビットコインからドルへと資金が移動する可能性も高まるものと思われます。FEDの利上げに関しては上記の通り織り込み済みとの見方から相場の急落要因とはならない可能性も高まっていますが、リセッションに対する警戒感が高まることで株安がもたらされる可能性なども考慮すると、目先はポジションを縮小するといった選択肢も視野に入りそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のバンドの-2σである37760ドル前後の水準と中心線である42670ドル前後の水準で挟まれたレンジを動いています。目先は持ち直し基調を強めており、中心線が意識されやすい状況といえそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直す動きとなっています。一時的に下落する場面もありましたが、目先はしっかりとした動きが展開されています。このままバンドの中心線まで持ち直す可能性が高まっています。ただ、バンドの+2σが下落し、-2σは上昇しての動きとなっており、バンド幅は縮小傾向です。市場には徐々にエネルギーが蓄積されていくものと思われますが、まだ縮小の余地が大きいことからレンジ圏での動きが意識されやすいところではないかとみています。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇となっており、下値圏から外れる動きとなっています。上昇の勢いも強まっており、このまま上昇基調を維持することができるかどうかに注目です。上値余地は十分にあるので、上昇基調を維持してバンドの中心線まで上昇といった動きとなる可能性が高いように思われます。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きから調整の動きが入ったものの、下値が堅く下げ渋る流れとなり、その後再度買い意欲が強まりバンドの+2σまで上昇する展開となっています。ただ、ここでもバンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなっておらず、調整の動きが入っています。このままバンドの中心線まで下落するかどうかに注目です。バンドの-2σが横ばいとなっているため、このまま調整の動きが強まってもおかしくはないでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは上昇基調を強めて高値圏に入っています。高値圏での上げ下げはあるものの、まだ買い優勢の流れが意識されやすい状況です。再度バンドの+2σまで上昇し、上値を拡大する可能性もありそうです。目先は%Kが下落しているので、この方向感に注目でしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値・2021年7-12月の高値
47580ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
42670ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
51750ドル:昨日の高値

41300ドル:現在値

40590ドル:昨日の安値
40000ドル:心理的な節目
37760ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
30000ドル:心理的な節目
29310ドル:2021年7-12月の安値

(注)上記の仮想通貨(暗号資産)の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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