ビットコイン円、市場心理悪化で約2ヵ月半ぶり安値圏へ急落。続落リスクに警戒(5/10朝)

週明け9日(月)のビットコイン円相場は大幅続落。

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ビットコイン円、市場心理悪化で約2ヵ月半ぶり安値圏へ急落。続落リスクに警戒(5/10朝)

ビットコイン円、市場心理悪化で約2ヵ月半ぶり安値圏へ急落。続落リスクに警戒

〇ビットコイン円、米国時間にかけて約2ヵ月半ぶり安値396.7万円まで急落
〇ステーブルコインのTerraUSD(UST)で発生したトラブル、米長期金利上昇等が背景
〇テクニカルには主要ポイント下抜け、21日線が90日線をデッドクロス、地合い極めて弱い
〇ファンダメンタルズも市場心理の悪化からリスク回避姿勢強まり、ビットコインに売り圧力
〇ビットコイン相場の続落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:380.0万円ー440.0万円

昨日の概況

週明け9日(月)のビットコイン円相場は大幅続落。①アルゴリズム型ステーブルコインのTerraUSD(UST)が数時間に亘って1ドル=1USTを維持できなくなった問題や、②上記①を背景としたUST関連DeFiエコシステム全体へのネガティブ連鎖発生への警戒感、③米国によるタカ派傾斜観測(米5年債利回りは2008年9月以来となる3.10%へ上昇。米10年債利回りは2018年11月以来となる3.20%へ上昇)、④過剰流動性相場逆流リスク(米金利上昇→米主要株価指数急落→市場心理悪化→リスクアセット下落)、⑤資産現金化需要のドル買い圧力(米ドルと逆相関性の強いビットコインへの下押し圧力)、⑥暗号資産オプション市場のダウンサイドを織り込む動き(インプライドボラティリティの急上昇とリスクリバーサルのBTCプットオーバー急拡大の組み合わせ。市場がガンマショートであることを示唆)が重石となり、米国時間にかけて、本年2/24以来、約2ヵ月半ぶり安値となる396.7万円まで急落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間5/10午前5時30分現在)では、411.5万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は3/28に記録した年初来高値595.4万円をトップに反落に転じると、昨日は約2ヵ月半ぶり安値となる394.1万円まで急落しました(わずか1ヵ月半で▲201.3万円の急落劇)。ローソク足が主要テクニカルポイントを軒並み下抜けした他(90日移動平均線と21日移動平均線のデッドクロスも成立)、強い売りシグナルを示唆する一目均衡表雲三役逆転や弱気のバンドウォーク、弱気のパーフェクトオーダーも同時出現するなど、テクニカル的に見て、地合いは極めて弱いと判断できます。

ファンダメンタルズ的に見ても、①ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクの長期化懸念や、②中国経済の失速懸念、③米FRBによるタカ派スタンスの明確化(バランスシート圧縮+大幅利上げの二重引き締めに対して市場は過剰流動性相場の逆流を想起)、④上記①②③を背景とした市場のリスク回避ムード(市場心理悪化→世界的な株安→資産現金化需要のドル買い圧力)など、ビットコイン円相場のダウンサイドリスクを連想させる材料が増えつつあります。

事実、暗号資産オプション市場では、1ヵ月物インプライドボラティリティが本年3月中旬以来となる75.0%前後へ急騰した他、1ヵ月物リスクリバーサルも昨年7月以来となる▲12.5%までBTCプットオーバーが急拡大するなど、急速にダウンサイドを織り込む動きが広がっています(パニック的な様相)。本日はFOMC投票メンバのクリーブランド連銀メスター総裁や、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁、ウォラーFRB理事などの発言が予定されているため、米FRBによるタカ派姿勢の確認を通じて、もう一段リスクアセットに下押し圧力(米金利→株安・資源安→資産現金化需要のドル買い)が加わる恐れもありそうです。UST問題に絡む不確実性(USTを担保とするDeFiエコシステムへの負の連鎖)も残存する中、当方では引き続き、ビットコイン相場の続落をメインシナリオとして予想いたします(目先は2/24に記録した直近安値394.1万円や、対ドルの心理的節目30000ドルの下方ブレイクを試すシナリオを想定)。

本日の予想レンジ:380.0万円ー440.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、市場心理悪化で約2ヵ月半ぶり安値圏へ急落。続落リスクに警戒

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