世界の中銀が90%がCBDCを検討 (22/05/11)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移となっています。

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世界の中銀が90%がCBDCを検討 (22/05/11)

世界の中銀が90%がCBDCを検討

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:30945.2ドル(-0.08%)
イーサリアム:2329.21ドル(+1.56%)
リップル:0.51308ドル(+2.26%)
ビットコインキャッシュ:229.20ドル(-0.78%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移となっています。その他のコインはまちまちであり、急落を受けた買い戻しの動きと、先行きに対する警戒感とが意識されて方向感の見えにくい状況となっています。米株が一時大きく持ち直したことなどを受けてビットコインも持ち直し基調を強める場面もありましたが、ダウが引けにかけて売られる展開となったことでビットコインも上値を抑えられました。流れとしては依然として上値の重さが意識されやすい状況ということができそうです。

さて、私はここでビットコインなどは資産としては存続するものの、通貨としては難しいのではないかといったことを書いています。これに関してはここ最近の急落などからもわかる通り、乱高下する通貨を用いるリスクはやはり高いと考える人は多いのではないでしょうか。エルサルバドルは急落しているビットコインを買い増しているようですが、こうした動きもビットコインが先々上昇することを想定しているものと思われます。しかし、投機的な資産としてビットコインを考えるならば、かなりリスキーな取引であると言わざるを得ません。

そうした中でBISが発表した論文によると、世界の多くの中央銀行がCBDCを検討しているようです。調査した81の中央銀行のうち、90%が何らかの形でCBDCの作業に取り組んでいると回答しています。この調査の対象となった国は世界人口の80%弱を占めており、これらの国でCBDCが導入ということになればそれが法定通貨として定着していくこととなり、それらの国でビットコインが法定通貨となる可能性は限りなく低くなるでしょう。

その一方で、CBDCを導入しないもしくはできない国も、多くはないと思いますが出てくるものと思われます。そういった国でビットコインが法定通貨として用いられる可能性はゼロではないと考えています。しかし、そういった国の経済規模などを考えると、やはりビットコインなどが広く通貨として用いられる流れにはならないのではないかと思います。

もちろん、現状においてはCBDCの本格導入には研究や実証実験などがまだまだ不足しており、すぐに法定通貨に取って代わるということは起こらないでしょう。ただ、多くの中央銀行がCBDCの発行に向けて動いているという事実は無視すべきではありません。CBDCが法定通貨として普及することになれば現金と比べて効率的な決済手段となる可能性は高く、送金手数料なども低減される可能性もあるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足の-2σである31800ドルを大きく下回る水準から小幅に修正の動きが入ったものの、依然として下回る水準での推移となっています。-2σまで再度戻す可能性も十分にあり、節目として意識されそうです。一方、下落した場合は30000ドルが意識されそうです。一時割り込む場面もありましたが、そこでは支えられており注目される水準といえそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σをブレイクしてバンドウォークとなっています。乖離が大きいので修正が入る可能性はありそうですが、現状はバンドの+2σも上昇基調を維持しており、バンド幅の拡大を伴いながらのバンドウォークとなっています。ここからさらに下値を拡大する可能性は十分にあるでしょう。バンドの+2σが下落に転じた場合は一時的に調整の買い戻しが意識される展開となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは下値圏での推移を継続しています。ただ、%Kは底打ちから上昇に転じており、このまま下値圏から外れる動きとなるかどうかに注目です。上昇の勢いは強いので、一時的には買い戻しの動きが強まる可能性はありそうですが、%Dが依然としてじり安基調となっており、上値は重そうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σをバンドウォークする展開から買い戻しの動きが見られたものの、中心線に届かず-1σ前後の水準で抑えられる展開となっています。目先は上値の重い展開で再度-2σまで下落する展開となりそうです。バンドの±2σが下落する展開であり、トレンドそのものが下向きです。大きな動きにはなりにくいところですが、上値の重い展開が続きそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは下値圏から持ち直す動きを見せて下値圏から外れる動きとなりましたが、腰折れして再度下落となっています。そろそろ下値圏に入りそうで、売り優勢の流れが意識されています。下落して下値圏での動きが継続した場合はバンドの-2σが意識されることになりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値・2021年7-12月の高値
50000ドル:心理的な節目
43230ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
40000ドル:心理的な節目
37520ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
32620ドル:昨日の高値
31800ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

30950ドル:現在値

30000ドル:心理的な節目
29830ドル:昨日の安値
29310ドル:2021年7-12月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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