ビットコイン円、年初来安値を更新し、約9ヵ月半ぶり安値圏へ大幅続落(5/12朝)

11日(水)のビットコイン円相場は大幅続落。

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ビットコイン円、年初来安値を更新し、約9ヵ月半ぶり安値圏へ大幅続落(5/12朝)

ビットコイン円、年初来安値を更新し、約9ヵ月半ぶり安値圏へ大幅続落

○ビットコイン円、欧州時間朝方にかけて417.4万円まで上値を伸ばす
○その後伸び悩み、米FRBのタカ派傾斜観測などが重石となり、昨年7/24以来の安値369.6万円まで急落
〇テクニカルには、一目均衡表三役逆転や弱気のバンドウォークなど、極めて弱い地合い
○ファンダメンタルズも、ウクライナ侵攻の長期化懸念など、市場心理悪化に繋がり易い材料増加
○ビットコイン相場の続落をメインシナリオとして予想、昨年7/20の安値321.2万円を試す可能性も
○本日の予想レンジ:340.0万円ー410.0万円

昨日の概況

11日(水)のビットコイン円相場は大幅続落。欧州時間朝方にかけて、高値417.4万円まで上値を伸ばすも、買い一巡後に伸び悩むと、①米4月消費者物価指数および米4月消費者物価コア指数の市場予想を上回る結果や、②上記①を背景とした米FRBのタカ派傾斜観測(次回6月FOMCでの75bp利上げ観測再燃→市場による催促相場再開)、③米主要株価指数の急反落(資産現金化需要のドル買い再燃→米ドルと逆相関性の強いビットコインに下押し圧力)、④テクニカル的な地合いの弱さ(年初来安値更新に伴う短期筋のロスカット)、⑤オプション勢によるショートガンマ操作(ビットコイン価格が下がれば下がるほどオプション勢によるストップSELLが膨らむポジション構造)、⑥アルゴリズム型ステーブルコインTerraUSD(UST)懸念を引き金としたDeFiエコシステムに対する負の連鎖への警戒感(USTのペッグが外れると共に、USTのペッグを支えるLUNAも急落→アルゴリズムへの信用崩壊の連鎖懸念→パニック相場再来)が重石となり、米国時間午後にかけて、昨年7/24以来、約9カ月半ぶり安値となる369.6万円まで急落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間5/12午前6時20分現在)では、375.4万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は一時369.6万円まで急落するなど、年初来安値を更新し、約9ヵ月半ぶり安値圏へと値を崩しました(昨年7/24以来の安値圏)。強い売りシグナルを示唆する一目均衡表三役逆転や弱気のバンドウォーク、弱気のパーフェクトオーダーが全て成立するなど、テクニカル的に見て、地合いは極めて弱いと判断できます(続落リスクに要警戒)。ファンダメンタルズ的に見ても、ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクの長期化懸念や、中国経済の失速懸念、米FRBによるタカ派傾斜とそれに伴う過剰流動性相場の逆流懸念など、市場心理悪化に繋がり易い外部環境が整いつつある他、内部環境を見ても、上述の通り、アルゴリズム型ステーブルコインTerraUSDショックに端を発したDeFiエコシステムへの信用崩壊懸念や、暗号資産に対する規制強化の思惑などビットコイン円相場のダウンサイドリスクを意識させる悪材料が増えつつあります。

また、インプライドボラティリティの高騰と、リスクリバーサルのBTCプットオーバー急拡大が示す通り、オプション市場には既に巨大なショートガンマが広がっているため、スポットが下がれば下がるほどオプション勢によるストップSELLが膨らむポジショニングが確認されます。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン相場の続落をメインシナリオとして予想いたします(年初来安値375.9万円の下抜けに成功したため、次は昨年7/20に記録した安値321.2万円や、昨年6/22に記録した安値319.8万円を試すシナリオを想定。米長期金利および米主要株価指数の動向や、TerraUSDを巡る続報を睨みながらの神経質な相場展開が続く見込み)。

本日の予想レンジ:340.0万円ー410.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、年初来安値を更新し、約9ヵ月半ぶり安値圏へ大幅続落

ビットコイン円日足

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