ビットコイン円、テラショックを引き金に大幅続落。約9カ月半ぶり安値圏へ(5/13朝)

12日(木)のビットコイン円相場は大幅続落。

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ビットコイン円、テラショックを引き金に大幅続落。約9カ月半ぶり安値圏へ(5/13朝)

ビットコイン円、テラショックを引き金に大幅続落。約9カ月半ぶり安値圏へ

○ビットコイン円、欧州時間にかけて約9カ月半ぶり安値となる332.1万円まで急落
○米FRBのタカ派傾斜観測、UST大暴落に端を発する市場心理悪化などが重石
○3/28の年初来高値595.4万円から1カ月半で▲44.2%の暴落
○一目均衡表三役逆転、弱気のバンドウォークなどテクニカル的にも弱い地合
○ファンダメンタルズも、ビットコイン円相場の下落を意識させる材料が増加
○ビットコイン円相場の続落がメインシナリオ、本日の予想レンジ:320.0万円ー400.0万円

昨日の概況

12日(木)のビットコイン円相場は大幅続落。①米FRBによるタカ派傾斜観測や、②上記①を背景とした過剰流動性相場逆流への警戒感(株式市場急落→リスクアセット下落)、③アルゴリズム(無担保)型ステーブルコインTerraUSD(UST)の大暴落に端を発した市場心理の急速な悪化(USTのペッグが外れると共に、USTのペッグ化を支える機能を果たしていたLUNAも大暴落→アルゴリズム型ステーブルコインへの信用崩壊→DeFiエコシステムへの負の連鎖懸念→パニック相場継続)、④テクニカル的な地合いの弱さ(年初来安値を更新すると共に、対ドルの心理的節目30000ドルも下方ブレイク)、⑤オプション勢のショートガンマ操作(オプション市場は巨大ショートガンマゾーンに到達。ビットコイン価格が下がれば下がるほどオプション勢によるストップSELLが膨らむポジション構造)が重石となり、欧州時間にかけて、昨年7/21以来、約9カ月半ぶり安値となる332.1万円まで急落しました。引けにかけて持ち直すも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間5/13午前4時35分現在)では、366.9万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は一時332.1万円まで急落するなど、昨年7/21以来、約9ヵ月半ぶり安値圏へと続落しました(3/28に記録した年初来高値595.4万円をトップにわずか1カ月半で▲44.2%の暴落劇を演じた格好)。強い売りシグナルを示唆する一目均衡表三役逆転(※ローソク足の雲下限下抜け+転換線と基準線のデッドクロス+遅行線の26日前のローソク足下抜けが全て揃う状態)や、弱気のバンドウォーク(※ボリンジャーバンド下限に沿って下落を続ける状態。オシレータ系インジケータが機能しづらく、逆張りトレーダーが振るい落とされる傾向あり)、弱気のパーフェクトオーダー(下から順番に短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線が並ぶ状態)が全て成立するなど、テクニカル的に見て、地合いの弱さを決定づけるチャート形状となっております。

ファンダメンタルズ的に見ても、①ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクの長期化懸念や、②中国経済の失速懸念(チャイナショック再来への警戒感)、③米FRBによる二重引き締めに端を発した過剰流動性相場の逆流懸念(5/11に発表された米CPI、5/12に発表された米PPIは共に高止まり)、④アルゴリズム(無担保)型ステーブルコインTerraUSDショックを引き金としたDeFiエコシステムの信用崩壊懸念、⑤上記④を背景とした世界各国による規制強化の発動懸念など、ビットコイン円相場の下落を意識させる材料が増えつつあります。また、オプション市場では、インプライドボラティリティが高騰している他(1ヵ月物インプライドボラティリティは100%超の水準)、リスクリバーサルもBTCプットオーバーが急拡大(1ヵ月物リスクリバーサルは30%程度のBTCプットオーバー)するなど、ダウンサイドを織り込む動きが急速に拡大しつつあります(直近では特に25000ドルや20000ドルを行使価格とするオプション取引が急増中)。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の続落をメインシナリオとして予想いたします(次は昨年7/20に記録した安値321.2万円や、昨年6/22に記録した安値319.8万円を試すシナリオを想定)。

本日の予想レンジ:320.0万円ー400.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、テラショックを引き金に大幅続落。約9カ月半ぶり安値圏へ

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