ビットコインは8000ドル?それとも40万ドル?(22/05/27)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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ビットコインは8000ドル?それとも40万ドル?(22/05/27)

ビットコインは8000ドル?それとも40万ドル?

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:29457.1ドル(-1.04%)
イーサリアム:1829.79ドル(-6.63%)
リップル:0.39569ドル(-2.90%)
ビットコインキャッシュ:182.0ドル(-5.11%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。一時28000ドル割れを試す動きとなりましたが、そこからは持ち直しての動きとなっています。米株が大幅上昇となったことが好感される展開であり、下げ渋る動きとなりました。しかし、その他のコインは大きく下落しての推移であり、先行きに対する警戒感が意識されています。

ブレイナードFRB副議長が下院金融サービス委員会が開いたオンライン公聴会でデジタル通貨の基準作りに米国が関与していくことが極めて重要との見解を示しています。そして、ステーブルコインに関して、不安定な性質に注目していたとし、議会に対して規制のための法整備を求めました。これに関しては最近のUSTの問題が意識されているものと思われます。規制強化ということになれば、一時的には価格の下落要因となる可能性はありそうです。

さて、グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード最高投資責任者がビットコインについて、8000ドルに下落すると予想しました。暗号資産は粗野な連中の市場になっているとも述べており、現時点では信頼できる投資先としての地位を確立していないと指摘しました。そして、グッゲンハイムは2万ドルの水準でビットコインを購入したものの、4万ドルに達した時点で売却したと説明しています。現在、ビットコインは保有していないとのことですが、仮にポジションを取るのであれば空売りと述べました。

しかし、マイナード氏はビットコインが初めて2万ドルを突破した時にビットコインの適正価格にはほど遠いとして、40万ドルまで上昇すると述べていました。理由としては当時のFRBの流動性供給や希少性などを挙げていました。

もちろん、当時と今とでは相場の環境は大きく変わっており、意見を柔軟に変えることは投資を行う上で重要なことかと思います。ただ、個人的には当時から信頼できる投資先としての地位を確立していたのかという点には疑問を感じるところであり、逆にその点においては当時と比べて投資環境は整ってきているのではないかとは思う所です。

こういったポジショントークが含まれているのではないかと思われる発言に一喜一憂すべきではないとは思いますが、こういった発言が嫌気されて価格下落がもたらされるということはよくあることです。40万ドルまで上昇すると言っていた人物が一転して8000ドルまで下落するといった立場に転じたことで、投資家に警戒感を与えるということが起こるかもしれません。そういった懸念は残るでしょう。

また、マイナード氏は19000の暗号資産が存在するが、その大半はくずだ、とも述べています。個人的にはくずかどうかはさておき、生き残ることができるのは少数ではないかと考えています。当たれば大きいかもしれませんが、その確率は以前と比べるとかなり下がってきているのではないかと考えています。その点は十分に留意すべきでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである26950ドル前後の水準と中心線である30260ドル前後の水準で挟まれたレンジでの動きが継続しています。30000ドルが目先は意識されていますが、バンドの中心線が迫ってきており、ここを抜けるか、それとも抑えられるかで流れが変わってきそうです。30000ドルとバンドの中心線が節目として強く意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから横ばいでの推移が継続しています。方向感の見えにくい流れが継続していますが、目先はバンドの中心線が迫ってきており、これを抜けることができるかどうかに注目です。抑えられた場合はバンドの-2σまで下落する展開となりそうです。上値の重さが意識されている局面であり、バンドの中心線で抑えられる可能性が高いとみています。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは上昇基調から腰折れして下落に転じています。このまま下落基調を強めて下値圏に入るといった動きとなれば売り圧力が強まる展開となりそうです。%Dの下落の勢いは弱いため、ここからの方向感には注意が必要ですが、上値の重さが意識されやすい状況ということができそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んでの動きが継続しています。一時ヒゲでバンドの-2σをブレイクする場面もありましたが、すぐに押し戻し、再度バンドの中心線が意識される格好となっています。バンド幅は縮小傾向で、市場にはエネルギーが蓄積されています。動き出したら大きなものとなりやすい状況に変化はなく、警戒感が必要なところとなっています。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは上昇基調となっています。やや乱高下気味であり、方向感を見極めにくい局面となっています。目先は買い優勢の展開であり、高値圏に入っていくかどうかに注目といった状況でしょう。仮に上昇基調を維持した場合はバンドの+2σが意識されることとなりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値・2021年7-12月の高値
40000ドル:心理的な節目
34570ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
30260ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
30000ドル:心理的な節目
29870ドル:昨日の高値

29460ドル:現在値

29310ドル:2021年7-12月の安値
28080ドル:昨日の安値
26950ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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