大幅利上げと株高 (22/06/16)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが続落しての推移となっています。

関連通貨:

大幅利上げと株高 (22/06/16)

大幅利上げと株高

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:21674.3ドル(-1.41%)
イーサリアム:1183.64ドル(-0.40%)
リップル:0.32690ドル(+3.71%)
ビットコインキャッシュ:123.8ドル(+0.16%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが続落しての推移となっています。ただ、安値からは大きく持ち直す動きを見せています。その他のコインはまちまちで、全体的には下値の堅さが意識される展開ということができそうです。朝方下落していたダウが持ち直す動きとなり、FOMCとパウエルFRB議長の会見を受けて上値を拡大する展開となったことで、リスク回避的な動きが一服する展開となっています。

また、米国債利回りが大幅に低下する動きとなっています。この動きを受けてドルが下落基調を強めたことが暗号資産市場にとっても好感される展開となっています。先行きに対する警戒感は依然として根強いものの、米株の動向次第では一時的には持ち直す可能性も十分にあるでしょう。

さて、FOMCに関してですが、今回75bpの利上げを断行しています。50bpの予想となっていましたが、先物市場などでは75bpの利上げを100%織り込んでいたため、市場にとってはサプライズとはならなかったようです。逆に100bpの利上げの可能性も指摘されていたことを考えると、75bpの利上げで安心感が広がったということができるかもしれません。

さらに、パウエルFRB議長が7月は50bpか75bpの利上げといった言及をしていますが、『75bpの利上げが一般的になるとは予想しない』といった発言をしており、急激な利上げに対しては慎重な姿勢を示したと受け止められています。インフレに対する警戒感が強まる状況下で難しいかじ取りを迫られていますが、とりあえずひと山超えたといったところではないでしょうか。ここからは再び指標の結果を見ながらの対応ということなるでしょう。ただ、素早い利上げによりその後の対応に余地を残すという側面もあるため、利上げを加速する可能性も十分にあるでしょう。

取り合えず暗号資産市場にとっても懸念されていたFOMCを無事に通過したことで、ここからしばらくは持ち直し基調となる可能性もあるでしょう。ここまでの下落に対する調整の動きが期待されるところではあります。とはいえ、状況が大きく好転したわけではないので、仮に戻っても一時的なものとなって再度下値を拡大するといった動きとなることも考えられます。

そうなった場合に注目される水準に20000ドルがあるわけですが、アーケイン・リサーチのペドル・ルンデ、ジャラン・メレルード両氏は2017年末に付けた前回の強気相場の高値である19511ドルに注目しているようです。両氏によると、約12年にわたる歴史でビットコイン価格は前回サイクルのピークを下回ったことが無く、今回ここを割り込んだ場合、買い方が手仕舞いをする可能性があると指摘しています。20000ドルや19511ドルといった価格は現状では十分に届き得る水準であり、意識しておいたほうが良さそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである22670ドル前後の水準を意識してのバンドウォークであり、ここからさらに下値を拡大する可能性が高まっています。下落を継続した場合は20000ドルが節目として意識されそうです。逆に持ち直した場合はバンドの-2σや中心線である28680ドル前後の水準が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σをバンドウォークする展開であり、売り優勢の展開ということができるでしょう。バンドの+2σが上昇基調を維持しており、バンド幅の拡大を伴いながらの動きとなっており、バンドウォークが継続されやすい状況です。バンドの+2σが横ばいから下落に転じた場合は調整の動きが入りやすくなるため、バンドの+2σの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが下値圏での推移となっています。ただ、ゴールデンクロスが形成されており、このまま上昇基調を継続して下値圏から外れる動きとなった場合は持ち直し基調を強めることになるでしょう。ただ、%Kの上昇の勢いが弱まっているため、目先は上値の重さが意識されやすい状況ということができるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きから調整の動きが入ったものの、上値は重く-1σで抑えられて再度下値を拡大する展開となりました。ただ、バンドの-2σには届かずに持ち直す動きとなっています。目先はバンドの中心線を目指しての動きで、底堅い動きが維持されています。バンドの-2σが下落基調から持ち直す動きを見せており、バンド幅が縮小傾向となっています。市場には徐々にエネルギーが蓄積されていくものと思われますが、現状ではまだ大きな動きにはなりにくいところであり、レンジ圏での動きが意識されるのではないかと思われます。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇となって下値圏から外れる動きとなっています。このまま上昇基調を維持するかどうかに注目です。まだ上値余地は十分にあるので、上昇基調を維持することができれば、バンドの中心線まで上昇する可能性が高まるでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値・2021年7-12月の高値
34690ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
30000ドル:心理的な節目
29310ドル:2021年7-12月の安値
28680ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
22670ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
22300ドル:昨日の高値

21670ドル:現在値

20130ドル:昨日の安値
20000ドル:心理的な節目

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

関連記事

ページトップへ戻る