ビットコイン円、上値の重さを再確認。節目2万ドルの下方ブレイクに要警戒(6/17朝)

16日(木)のビットコイン円相場は上昇後に急反落。

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ビットコイン円、上値の重さを再確認。節目2万ドルの下方ブレイクに要警戒(6/17朝)

ビットコイン円、上値の重さを再確認。節目2万ドルの下方ブレイクに要警戒

○ビットコイン円、308.9万円まで上昇後、米国時間午後にかけて274.8万円まで急落
○短期筋の見切り売りや世界的な金融引き締めなどが背景
○三役逆転をはじめとした下落トレンドが全て成立、「極めて弱い」地合い
○ファンダメンタルズも、多くの国が金融引き締めスタンスに転換するなど下落の連想材料が揃う
○引き続き、ビットコイン円相場の続落をメインシナリオとして予想
○本日の予想レンジ:230.0万円ー300.0万円

昨日の概況

16日(木)のビットコイン円相場は上昇後に急反落。①パウエルFRB議長による「0.75%の利上げが一般的になるとは予想せず」「7月会合では0.50%か0.75%の利上げが選択肢となる公算」との慎重な発言や、②上記①を背景とした米長期金利の低下圧力、③米FOMC通過に伴うポジション調整(材料出尽くし感→ショートカバー誘発)が支援材料となり、アジア時間朝方にかけて、高値308.9万円まで上昇しました。しかし、買い一巡後に伸び悩むと、④上値の重さを嫌気した短期筋の見切り売り(対円の節目300.0万円や、対ドルの節目23000ドルを維持できなかったことに伴う失望感)や、⑤世界的な金融引き締めを背景としたリスクアセットの大暴落(昨日は米FRBの75bp利上げに続いて、英中銀が25bpの利上げを実施し、スイス中銀も50bpのサプライズ利上げを実施→世界的な金融引き締めを嫌気する形で株式市場が急落→ダウ平均株価は1年5ヵ月ぶりに3万ドルの大台割れ→市場心理悪化)、⑥オプション勢のショートガンマ操作(20000ドルより下側の巨大ショートガンマに備える形でオプション勢がデルタをショートに傾ける動き)が重石となり、米国時間午後にかけて、安値274.8万円まで急落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間6/17午前5時30分現在)では、277.0万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場はFOMC通過後に一時持ち直しましたが、すぐに反落に転じる冴えない動きとなりました(全値押しの実現→上値の重さを再確認→投資家による失望売りを誘発)。強い売りシグナルを示唆する三役逆転や弱気のパーフェクトオーダー、弱気のバンドウォーク、ダウ理論の下落トレンドが全て成立する中、テクニカル的に見て、地合いは「極めて弱い」と判断できます。ファンダメンタルズ的に見ても、①世界的な金融引き締め姿勢の明確化(米国のみならず、ユーロ圏・英国・カナダ・ニュージーランド・オーストラリア・南アフリカ・メキシコ・チリ・ポーランド・マレーシア・ペルー・フィリピン・ハンガリー・韓国などが金融引き締めスタンスに転換。昨日はこれらに加えてスイス中銀がサプライズ的に15年ぶりの利上げを実施)や、②上記①を背景とした過剰流動性相場の逆流懸念(世界的な金利上昇→資産現金化需要のドル買い誘発→リスクアセットの代名詞である暗号資産に下方圧力)、③暗号資産に係る規制強化の思惑(投資家保護の観点で世界的に規制強化が強まる恐れ→政府・当局による暗号資産に対するネガティブ発言の増加)、

④オプション市場のショートガンマ(20000ドルより下側に控える巨大ショートガンマ。同水準を下抜けできればオプション勢による怒涛のストップSELLを通じてビットコイン相場が更に押し下げられる公算大)、⑤オプション関連企業の撤退リスク(取引所やマイナー、ヘッジファンド等の撤退リスク。シンガポールの暗号資産ヘッジファンド大手「スリーアローズ・キャピタル」が債務超過に陥っているとの疑惑)など、ビットコイン円相場の下落を連想させる材料が揃っています。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の続落をメインシナリオとして予想いたします(対ドルの心理的節目20000ドルを割り込むシナリオを想定)。

本日の予想レンジ:230.0万円ー300.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、上値の重さを再確認。節目2万ドルの下方ブレイクに要警戒

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