20000ドル割れ (22/06/20)

先週末の暗号資産取引は、ビットコインが売り優勢の流れを継続し、一時20000ドルを割り込み下値を拡大する展開となりました。

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20000ドル割れ (22/06/20)

20000ドル割れ

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:20480.1ドル(+15.04%)
イーサリアム:1134.82ドル(+20.35%)
リップル:0.32629ドル(+6.90%)
ビットコインキャッシュ:119.9ドル(+2.39%)

【概況】

先週末の暗号資産取引は、ビットコインが売り優勢の流れを継続し、一時20000ドルを割り込み下値を拡大する展開となりました。日曜日になり持ち直しているものの、先行きの不透明感は残る状況といえそうです。その他のコインも売り圧力が強まっており、イーサリアムは一時1000ドルを割り込む動きとなっています。金曜日の米国株式市場はダウが朝方こそやや乱高下したものの、日中は前営業日終値を挟んでの動きとなるなど材料出尽くし感から方向感の見えにくい状況となりました。ただ、米国の利上げ加速に対する警戒感から米国債に対する売り意欲が強く、米国債利回りが短期債を中心に上昇しており、ドルが大幅上昇となっています。こうした動きを受けて暗号資産市場に警戒感が意識される状況となったということができるかもしれません。

さて、この下落によりビットコインは歴史上はじめて過去の半減期サイクルの最高値を下回る結果となっています。そして、先週の16日に『アーケイン・リサーチのペドル・ルンデ、ジャラン・メレルード両氏は2017年末に付けた前回の強気相場の高値である19511ドルに注目』とし、『約12年にわたる歴史でビットコイン価格は前回サイクルのピークを下回ったことが無く、今回ここを割り込んだ場合、買い方が手仕舞いをする可能性』と書きました。そして、週末の動きによってビットコインは一時17630ドル前後の水準まで押し込まれる展開となりました。

現状は重要と思われる水準を下回り、土曜日には下値を拡大する展開となりましたが、買い方のポジションの解消が急激に進んだのか、と言われると少し疑問の残る動きであったことは事実です。確かに20000ドルを割り込んだ時は売り圧力が一時的に強まりましたが、パニック的な動きだったかと言われればそういった状況でもないというところではないかとみています。

ただ、その一方で現状は20000ドルを回復しているものの、持ち直しの動きもまだそこまで強まっているわけでもないといったところではないでしょうか。心理的な節目である20000ドル割れの水準には決済注文があったようですが、それほど大きなものではないということができそうです。注目を集めていた割にはそこまで大きな変化は起こっておらず、マイクロストラテジーのセイラーCEOがビットコインを売却しないと発言しているように、長期保有を意図している投資家は思っている以上に多いのかもしれません。

しかし、香港に拠点を置く暗号資産融資大手のBabel Financeが債務不履行に陥ったのではないかとみられている問題で、顧客資金の出金対応を停止する発表をしています。こういった債務問題の連鎖が起こる可能性もあり、そうなった場合、暗号資産の更なる投げ売りが起こることも考えられるでしょう。そうなった時がセリングクライマックスの局面ということになるのでしょうけど、長期保有を意図している投資家が多いということは急落局面と言うのは意外と訪れず、じりじりと下げ続けるといった動きになるのかもしれません。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである18010ドル前後の水準を意識しての動きから持ち直し基調となっています。このまま上昇すればバンドの中心線である26790ドル前後の水準が意識される展開となりそうです。上値の重さが意識された場合はバンドの-2σや20000ドルが節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σをバンドウォークする展開でしたが、ここにきてバンドの+2σが下落に転じる動きとなっています。バンドの±2σが下落する形であり、トレンドそのもは下向きです。ただ、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいところであり、調整の動きを入れながら下値を拡大するといった動きとなるのではないでしょうか。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇基調となっており、%Kが下値圏から外れる動きとなっています。このまま上昇基調を維持することができれば買い意欲が強まることとなり、バンドの中心線を目指しての動きということになるでしょう。

今日は週初ですので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きが展開されています。目先はやや乖離が大きくなったことで調整の動きが入りましたが、バンドの+2σが上昇基調を維持していることから、バンド幅の拡大を伴いながらのバンドウォークが継続される可能性は十分にあるでしょう。バンドの+2σの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは下値圏での推移が継続しています。目先は%Kが底打ちからの持ち直しとなっていますが、まだ上昇の勢いは強まっておらず、下値圏での動きを継続していることから上値の重い状況が意識されているところです。ただ、このまま上昇基調を維持して下値圏から外れる動きとなった場合は調整の動きとなる可能性もあるので、その点は注意しておいたほうが良いでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値・2021年7-12月の高値
35580ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
30000ドル:心理的な節目
29310ドル:2021年7-12月の安値
26790ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
20660ドル:昨日の高値

20480ドル:現在値

20000ドル:心理的な節目
18010ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
17980ドル:昨日の安値


(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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