ビットコイン円、週末の急落劇から持ち直すも戻りは鈍い。反落リスクに要警戒(6/21朝)

週末・週初(6/18ー6/20)のビットコイン円相場は急落後に持ち直す展開。

関連通貨:

ビットコイン円、週末の急落劇から持ち直すも戻りは鈍い。反落リスクに要警戒(6/21朝)

ビットコイン円、週末の急落劇から持ち直すも戻りは鈍い。反落リスクに要警戒

〇ビットコイン円、週末237.9万円まで急落後、20日米国時間に283.8万円まで戻す
〇主要サポートポイントを軒並み下抜け、テクニカルの地合い「極めて弱い」と判断
〇ファンダメンタルズもこれまでの悪材料に加え、暗号資産関連企業の撤退リスクが重石に
〇引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:245.0万円ー295.0万円

昨日の概況

週末・週初(6/18ー6/20)のビットコイン円相場は急落後に持ち直す展開。①世界的な金融引き締めを背景とした過剰流動性相場の逆流懸念(世界的な長期金利上昇→リスクアセット大暴落)や、②オプション勢のショートガンマ(対ドルの節目20000ドルを割り込んだことでオプション勢によるストップSELLが活発化)、③暗号資産関連業者の撤退リスク(米コインベースや米ブロックファイ、米ジェミニなどでリストラ案発表)、④シンガポールの暗号資産ヘッジファンド大手「スリーアローズ・キャピタル」が債務超過に陥っているとの疑惑(レンディング分野の信用収縮を背景に暗号資産版リーマンショックに繋がるとの警戒感)、

⑤前回サイクルのピーク19511ドルを下回ったことに対する失望感(ホドラーと呼ばれる長期投資家の降参売りをも誘発)などが重石となり、週末6/18にかけて、2020年12月以来、約1年6ヵ月ぶり安値となる237.9万円まで急落しました。しかし、売り一巡後に下げ渋ると、⑥急ピッチで下落した反動(ショート勢の利食い売りや短期逆張り勢の押し目買い)や、⑦欧米株の持ち直し(リスク回避ムード後退)が支援材料となり、週明け6/20米国時間には、一時283.8万円まで反発する場面も見られました。もっとも、買い一巡後に伸び悩むと、米国時間午後にかけて反落し、本稿執筆時点(日本時間6/21午前5時30分現在)では、273.0万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は昨年11/10に記録した史上最高値779.0万円をトップに反落に転じると、先週末土曜日(6/18)にかけて、約1年6ヵ月ぶり安値237.9万円まで急落しました(わずか7カ月で3分の1以下の水準へ大暴落)。この間、主要サポートポイントを軒並み下抜けした他、強い売りシグナルを示唆する「弱気のパーフェクトオーダー、一目均衡表三役逆転、ダウ理論の下落トレンド」も成立するなど、テクニカル的に見て、地合いは「極めて弱い」と判断できます(週明け6/20にポジション調整主導で283.8万円まで持ち直すも戻りは鈍い)。

ファンダメンタルズ的に見ても、①世界的な金融引き締めスタンスの明確化(米国のみならず、ユーロ圏・英国・カナダ・スイス・ニュージーランド・オーストラリアを含む大半の国が金融引き締めスタンスへ転換済み)や、②上記①を背景とした過剰流動性相場の逆流懸念(リスクアセット売却して退避的に米ドルに戻す資産現金化需要のドル買いが活発化)、③テラUSDショックやセルシウスショックに端を発した規制強化の方向性(米SECは投資家保護の観点で規制を一段と強める方向性を示唆)、④オプション市場の巨大ショートガンマ(今週末6/24の四半期末オプションカットに向けてボラタイルな相場展開が続く可能性あり)、⑤暗号資産関連企業の撤退リスク(暗号資産取引所やマイニングファーム、クリプトヘッジファンドなどが暗号資産ビジネスから撤退する恐れ。シンガポールの暗号資産ヘッジファンド大手「スリーアローズ・キャピタル」の債務超過疑惑がクリプト業界全体に影を落とす可能性あり)など、ビットコイン円相場の更なる下落を連想させる材料が揃っています。

ビットコイン円、週末の急落劇から持ち直すも戻りは鈍い。反落リスクに要警戒

以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(対ドルの節目20000ドルupperの維持は容易では無く、本日は再び20000ドルunderに値を崩すシナリオを想定。祝日明けの米市場の動きやブラックアウト期間明けの米当局者発言にも要注意。米長期金利上昇→米主要株価指数急落の流れが再開すれば、ビットコインを含む暗号資産にも下押し圧力が加わる恐れあり)。

本日の予想レンジ:245.0万円ー295.0万円

注:ポイント要約は編集部

関連記事

ページトップへ戻る