ビットコイン円、5日ぶり高値圏へと持ち直す展開。但し上値余地は限定的か(6/22朝)

21日(火)のビットコイン円相場は堅調な値動き。

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ビットコイン円、5日ぶり高値圏へと持ち直す展開。但し上値余地は限定的か(6/22朝)

ビットコイン円、5日ぶり高値圏へと持ち直す展開。但し上値余地は限定的か

〇ビットコイン円、自律反発の動きと欧米株価の堅調推移に昨晩一時295.5万円まで持ち直す
〇テクニカルにはトップサイドに複数のレジスタンスポイントを控え、ここからの上昇容易でない
〇ファンダメンタルズもビットコインの下落材料を引き続き払拭できず
〇ビットコイン円相場の反落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:260.0万円ー310.0万円

昨日の概況

21日(火)のビットコイン円相場は堅調な値動き。先週末土曜日(6/18)に一時237.9万円(2020年12月以来、約1年6ヵ月ぶり安値圏)まで下げ幅を広げるも(パニック相場が到来するも)、一巡後に下げ渋ると、①短期間で急ピッチに下落した反動=自律反発が見られたこと(ショート勢の利食い売りと短期逆張り勢の押し目買いの組み合わせ)や、②パウエルFRB議長の半期に一度の議会証言を控えたポジション調整(パウエルFRB議長が景気への配慮を見せる形で金融引き締めトーンを和らげるのではないかとの期待感)、③上記②を背景とした株式市場の堅調推移(3連休明けの米主要株価指数は大幅高→市場心理改善→リスク選好ムード再開)、④6/24期日の巨大オプション・ストライク20000ドルを意識した動き、⑤心理的節目20000ドル突破に伴う短期筋のロスカットが支援材料となり、昨日海外時間にかけては、高値295.5万円まで持ち直す動きとなりました。もっとも、心理的節目300.0万円手前では戻り売り意欲も根強く、伸び悩むと、引けにかけて反落し、本稿執筆時点(日本時間6/22午前5時00分現在)では、289.6万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は6/18に記録した約1年6ヵ月ぶり安値237.9万円をボトムに反発に転じると、昨日は一時295.5万円まで反発しました。しかし、トップサイドに複数のレジスタンスポイントを控えている点、強い売りシグナルを示唆する三役逆転や弱気のパーフェクトオーダーが継続している点などを踏まえると、ここからの更なる上昇は容易では無いと考えられます(心理的節目300.0万円前後には一目均衡表転換線も並んでいるため、戻り売り圧力が強まりやすい)。ファンダメンタルズ的に見ても、①世界的な金融引き締め政策への転換機運(米国のみならず、大半の国が金融引き締めスタンスへ転換)や、②上記①を背景とした過剰流動性相場の逆流懸念(世界的な金融引き締め→リスク許容度低下→リスクアセット下落→資産現金化需要のドル買い圧力)、

③世界的な規制強化の方向性(直近では発生したテラUSDショックやセルシウスショックを背景に米SECは投資家保護の観点で規制強化に踏み切る構え)、④暗号資産関連企業の撤退リスク(暗号資産取引所やマイニングファーム、クリプトヘッジファンドなどが採算性低下を理由に暗号資産ビジネスから撤退する恐れ)など、ビットコイン円相場の下落を連想させる材料が揃っています。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の反落をメインシナリオとして予想いたします(尚、本日は日本時間23時00分に開始予定のパウエルFRB議長による半期に一度の議会証言に注目。市場では同氏が景気に配慮した発言を行うのではないかとの期待感が広がっているが、当方はそうした見方とは180度異なり、景気よりインフレ抑制を重視するスタンスを再強調すると予想。このため、本日海外時間帯は米長期金利・米ドルに上昇圧力が加わりやすく、同議会証言後はビットコイン相場の急反落リスクに要警戒)。

本日の予想レンジ:260.0万円ー310.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、5日ぶり高値圏へと持ち直す展開。但し上値余地は限定的か

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