下落に賭けるETF(22/06/22)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。

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下落に賭けるETF(22/06/22)

下落に賭けるETF

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:20854.4ドル(+1.96%)
イーサリアム:1123.52ドル(+0.24%)
リップル:0.32729ドル(+1.43%)
ビットコインキャッシュ:118.7ドル(-2.55%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。その他のコインはまちまちでの推移となっており、全体的には底堅い動きとなったものの上値は重く、先行きには警戒感も残る状況となっています。米株はダウが640ドル高水準となっており、値ごろ感からの買い戻しの動きが強まる状況となっています。その一方でドルインデックスは下落しており、暗号資産市場にとっては追い風となりやすい状況でした。しかし、そうした中で上値の重さが意識されたことには注意したいところです。

さて、ビットコイン価格はピークから大幅に下落してきていますが、そうした中で『プロシェアーズ・ショート・ビットコイン・ストラテジーETF』が上場されました。これはビットコイン先物指数のパフォーマンスに対して逆の動き、つまりビットコインが下落すると利益となるETFであり、ここからさらなる下落を見込む弱気派にとっては比較的安価で安易な方法で利益を狙うことができるようになりました。

しかし、ここまでの急落により下値余地は限定的ではないかといった見方も強まっていることも事実であり、難しいタイミングでの船出となったのではないでしょうか。プロシェアーズは昨年の10月に米国で初めてのビットコイン連動ETFである『プロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETF』を上場させましたが、上場したタイミングがほぼピークに当たっており、ある意味前科があります。今回も上場のタイミングが相場の底となるのかどうかに注目ではあります。

上場のタイミングは実際問題あまり良くないところといえるかもしれませんが、売りで利益を狙うことができるETFが上場されること自体はビットコインの今後を考える上で良いことかと思います。もちろん、これは通貨としての先行きではなく、金融商品の先行きとしてという意味になりますが、新規売りができるようになれば市場の厚みは増してくることになるでしょう。それがボラティリティをある程度抑える要因ともなっていくものと思われますし、投資家にとっても選択肢が増えることは良いことかと思われます。

現状ではかなり下げてきた局面での上場であり、盛り上がりに欠ける状況となる可能性もありそうですが、これに関しては長期的に見ていく必要があるでしょう。取引も徐々に増えていくのではないかと期待しているところではあります。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである16800ドル前後の水準とバンドの中心線である25790ドル前後の水準で挟まれたレンジを動いています。さらに20000ドルが意識される状況であり、この3つの価格が節目として意識される状況がしばらくは継続しそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σをバンドウォークする流れから持ち直し基調となっています。このままバンドの中心線まで上昇することができるかに注目が集まります。バンドの+2σが下落基調に転じ、バンドの±2σが下落する動きとなっています。トレンドそのものは下向きですが、調整を入れながら下値を拡大する可能性が高く、このままバンドの中心線まで押し戻してもおかしくはないでしょう。ただ、上値は重いので戻り売り優勢といった状況でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇となっています。%Kの上昇の勢いが弱まっていますが、現状では%Dとともに下値圏から外れる動きとなっており、底堅い動きが意識されやすい状況ということができそうです。このまま上昇基調を維持した場合は買い優勢の流れが意識されるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σからの上昇基調が継続してバンドの+2σを目指す展開となっていますが、+2σには届かずに目先じり安となっています。このままバンドの中心線まで下落するかどうかに注目です。バンドの±2σがじり高となっており、トレンドそのものは上向きです。大きな動きにはなりにくいところですが、底堅い動きが意識されやすい状況であり、押し目買い優勢の局面と言えそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデッドクロスからの下落となって高値圏から転落する動きとなっています。このまま下落基調を維持すれば売りの流れが継続することになるでしょう。下値圏まで転落ということになれば、バンドの中心線で支えられずに割り込むといった動きとなる可能性もあるので、方向感には注意しておきたいところです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値・2021年7-12月の高値
34780ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
30000ドル:心理的な節目
29310ドル:2021年7-12月の安値
25790ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
21690ドル:昨日の高値

20850ドル:現在値

20370ドル:昨日の安値
20000ドル:心理的な節目
16800ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準


(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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