ビットコイン円、ポジション調整一巡で再び下落。対ドルの節目2万ドルを下方ブレイク(6/23)

22日(水)のビットコイン円相場は上値の重い展開。

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ビットコイン円、ポジション調整一巡で再び下落。対ドルの節目2万ドルを下方ブレイク(6/23)

ビットコイン円、ポジション調整一巡で再び下落。対ドルの節目2万ドルを下方ブレイク

〇ビットコイン円、米国時間にかけ270.1万円まで反落
〇上値の重さを嫌気した短期筋の見切り売り、パウエル議長の議会証言でのタカ派発言等が背景
〇テクニカルにはトップサイドに複数のレジスタンスポイントを控え、上値余地は限定的
〇ファンダメンタルズも世界的金融引き締めスタンス、規制強化等が重石
〇引き続き、ビットコイン円相場の続落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:240.0万円ー300.0万円

昨日の概況

22日(水)のビットコイン円相場は上値の重い展開。前日(6/21)海外時間に一時295.5万円まで上値を伸ばす場面が見られましたが、心理的節目300.0万円をバックに伸び悩むと、①上値の重さを嫌気した短期筋の見切り売りや、②株式市場の軟調推移(市場心理悪化→リスク回避ムード再燃)、③パウエルFRB議長による半期に一度の議会証言を控えた警戒感、④6/24期日の巨大オプション・ストライク20000ドルに引き寄せられるマグネット効果、⑤米当局者によるタカ派的な発言(パウエルFRB議長による「(100bpを含む)いかなる利上げ幅も排除しない」との発言や、シカゴ連銀エバンズ総裁による「今後数カ月で政策金利をさらに大幅に引き上げる必要性がある」との発言など)、⑥対ドルの節目20000ドルを再び割り込んだことに伴う短期筋の失望感が重石となり、米国時間午後にかけて、安値270.1万円まで反落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間6/23午前5時35分現在)では、272.1万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は6/18に記録した約1年6ヵ月ぶり安値237.9万円をボトムに反発に転じると、6/21に一時295.5万円まで持ち直す動きを見せましたが、昨日は再び270.1万円前後まで反落する冴えない動きとなりました。トップサイドに複数のレジスタンスポイントを控えていること(上方には売り遅れたロング勢のやれやれ売りが並んでいるため、戻り売りが出やすいポジション構造)や、強い売りシグナルを示唆する三役逆転や弱気のパーフェクトオーダー、ダウ理論の下落トレンドが継続していることなどを踏まえると、テクニカル的に見て、地合いは「極めて弱い」と判断できます(上値余地は限定的)。ファンダメンタルズ的に見ても、①世界的な金融引き締め(米国のみならず、大半の国が金融引き締めスタンスへ転換。パウエル氏はインフレ抑制へのコミットを再強調)や、②上記①を背景とした過剰流動性相場の逆流懸念(世界的な金融引き締め→世界的な長期金利上昇→リスクアセット下落→資産現金化需要のドル買い誘発)、③世界的な規制強化の方向性(G20は投資家保護の観点で規制強化に踏み切る構え。

パウエル氏も昨日の議会証言の中で暗号資産やステーブルコインに対する規制強化の必要性を示唆。また、国際決済銀行=BISも分散型デジタルマネーの危険性が顕在化しつつあるとの警戒感を示唆)、④暗号資産関連企業の撤退リスク(暗号資産ビジネス全体が縮小する恐れ)など、ビットコイン円相場の下落を連想させる材料が揃っています。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の続落をメインシナリオとして予想いたします(目先は6/18に記録した直近安値237.9万円に向かって下げ幅を拡大する展開を想定。暗号資産ショックはまだまだ始まったばかりであり、クラッシュの本格化は6/24日本時間17時に予定されている四半期末オプションカット終了後を想定)。

本日の予想レンジ:240.0万円ー300.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、ポジション調整一巡で再び下落。対ドルの節目2万ドルを下方ブレイク

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