ビットコイン小口投資家の急増?(22/06/23)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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ビットコイン小口投資家の急増?(22/06/23)

ビットコイン小口投資家の急増?

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:19874.2ドル(-4.69%)
イーサリアム:1049.31ドル(-6.54%)
リップル:0.32173ドル(-1.74%)
ビットコインキャッシュ:113.5ドル(-4.94%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。米株は小幅下落となったものの、下値の堅さが意識されている状況であり、米国債利回りの大幅低下とそれに伴うドル安を受けての状況だっただけに先行きに対する警戒感は強まる局面ということができそうです。パウエルFRB議長の発言を受け、米国のリセッションに対する警戒感が高まり、金融引き締めが想定通りに行かないのではないかといった思惑もありましたが、ビットコインは再度20000ドルを割り込んで下値を拡大しての動きとなっています。その他のコインも売り圧力が強まる状況となり、暗号資産市場全体に逆風が強まる展開となりました。

さて、ここ最近の価格下落を受けて大口がビットコインを売却する一方、小口がビットコインを購入しているといった話が出ています。ブロックチェーン分析会社であるグラスノードのデータによるとここ最近の急落により、100BTC以上保有しているウォレットの数が減少する一方、1BTC以上保有しているウォレットの数が急増している模様です。

これに関して、ビットコインネットワークの未来と通貨の価値に強い信念を持っている人がたくさんいる、といった見方が出ていますが、実際のところはボラティリティの高い暗号資産が急落してきたので、投資先の一つとしてビットコインを選択したという個人投資家の動きではないかとみています。つまり、ここからさらに売り圧力が強まった場合はすぐに損切りしてしまってもおかしくない資金が流入しているのではないかとみています。

その一方で、大口のウォレット数が減少しているというのは少し気になるところではあります。この層こそがビットコインの未来を期待している層だったのではないかと考えています。つまり、長期的にビットコインを保有していた層が今回の急落により手放している可能性があるのではないでしょうか。

個人の投資家が増加するということは金融商品としては望ましいことかと思います。ただ、通貨としての側面を重視して買っているわけではないと思いますので、ある程度動いたら利食い、もしくは損切りをするものと思われます。おそらくはビットコインネットワークの未来や通貨の価値に対してそれほど信念を持っていない可能性のほうが高いように思われます。暗号資産はあくまでも投資先としての扱いということになるのではないでしょうか。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである16170ドル前後の水準とバンドの中心線である25260ドル前後の水準で挟まれたレンジを動いています。目先はバンドの-1σである20710ドル前後の水準や20000ドルなどが上値として意識される展開となっています。これらの価格をどう意識するかで流れが変わってきそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σをバンドウォークする流れから持ち直し基調となっています。ただ、目先はバンドの中心線まで届かずに-1σで抑えられる動きとなっています。このまま上値の重い展開となったら、バンドの-2σまで下落する可能性が高まるでしょう。バンドの±2σが下落しているだけに、トレンドそのものが下向きです。上値を抑えられやすい状況だけに注意が必要でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇となり、一時下値圏から外れる動きとなりました。しかし、すぐに腰折れとなって%Kが再度下値圏に入る動きとなっています。%Dもこのまま下値圏に入りそうで、先行きに対する警戒感が強まる状況です。売り圧力が強まりやすいところであるだけに、下値を拡大する可能性も視野に入れての対応となりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んでの動きが展開されています。上昇基調からバンドの+2σを目指すものの届かずに下落し、一時中心線を意識したものの下落基調を強めバンドの-2σを目指す動きとなっていますが、まだ届いていない状況となっています。レンジ圏での動きとなっていますが、バンド幅が狭いため、市場には徐々にエネルギーが蓄積されている状況です。動き出したら大きくなる可能性は十分にあるので、バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデッドクロスからの下落となって下値圏に入っています。下値余地は少ないものの、下落基調を維持する動きとなっています。このまま下値圏での動きを維持するかどうかがポイントとなりそうです。流れとしては売り優勢といったところであり、バンドの-2σをブレイクするかどうかに注目といったところでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値・2021年7-12月の高値
34340ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
30000ドル:心理的な節目
29310ドル:2021年7-12月の安値
25260ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
20860ドル:昨日の高値
20000ドル:心理的な節目

19870ドル:現在値

19850ドル:昨日の安値
16170ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準


(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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