個人投資家の降参?(22/06/24)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。

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個人投資家の降参?(22/06/24)

個人投資家の降参?

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:20827.0ドル(+4.73%)
イーサリアム:1136.31ドル(+8.21%)
リップル:0.33186ドル(+3.26%)
ビットコインキャッシュ:117.1ドル(+3.26%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。20000ドルを回復しての動きであり、堅調地合いが意識されました。その他のコインも堅調地合いであり、イーサリアムが8%超の上昇となるなど上値を拡大しています。先行きに対する警戒感は根強いものの、米株が引けにかけて上昇したことや米国のリセッションに対する警戒感から金融引き締めが想定通りにいかないのではないかといった見方を受けて米国債利回りが低下していることなどが意識される局面となっています。ただ、ドルインデックスは上昇しており、判断の難しい局面は継続しているということができるでしょう。

さて、昨日は小口投資家の増加について書きましたが、株式市場においては個人投資家が弱気相場に屈して株を大規模売却している、と証券取引所の公式データに基づくJPモルガン・チェースの見積もりによって明らかになったようです。過去一週間の株式売却の規模は2020年9月以来の大きさとなっており、『ミーム銘柄』時代に稼いだ利益をすべて消失してしまったのではないかと指摘しています。

新型コロナウィルス禍に伴う株価急落以降、ほぼ常に押し目買いを入れてきた投資家も過去1週間に売却しており、大きな変化が起こっているようです。JPモルガンのストラテジストであるペン・チェン氏は暗号資産の下落による損失の拡大も個人投資家のセンチメント悪化に寄与しているとみており、現状では個人投資家の投資への需要が弱まりつつある、と指摘しています。

また、プロメテウス・オルタナティブ・インベストメンツのマイケル・ワンCEOは個人投資家はテクノロジー株と暗号資産の価値膨張の重要な原動力だったと述べています。となると、これまで暗号資産の下落局面で押し目買いをしてきた個人投資家も売却に動いている可能性がありそうで、ここからさらに売りが加速する可能性もあるでしょう。

ただ、その一方でこういった買い方が降参する局面と言うのは得てして相場の底となることが多いことも事実です。セリングクライマックスは買い方の投げによって発生する局面であり、それが売りのピークとなってそこから押し戻すということはよくあることです。まだ個人投資家の売りが終了したかどうかが定かではないため、さらに下値を拡大する可能性もありますが、個人投資家の動きを見ると、株式市場も暗号資産市場もとりあえず下げはひと段落となる可能性も十分にあるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである15780ドル前後の水準とバンドの中心線である24820ドル前後の水準で挟まれたレンジを動いています。ただ、現状においては20000ドルが強く意識されており、20000ドルで支えられるのか、抑えられるのかの判断が重要となりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直す動きとなっていますが、上値が重く横ばいでの推移です。調整の動きが意識されやすい局面で戻りが弱い動きとなっており、再度バンドの-2σまで下落する可能性が高まっています。こういった形の時は大陰線を作って下げることも多いので注意が必要でしょう。バンドの±2σが下落している状況であり、トレンドそのものが下向きです。上値の重い展開が意識されそうで、先行きに対する警戒感がくすぶりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスからの持ち直し基調となっています。下値圏から外れる動きであり、このまま上昇基調を維持することができるかに注目です。上昇基調を維持したらバンドの中心線まで押し戻す動きとなる可能性が高まりそうです。逆に再度下値圏に下落した場合はバンドの-2σを意識しての動きとなりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んでの小動きとなっています。目先は持ち直し基調ですが、バンドの+2σにも-2σにも届かない動きが継続されており、方向感の見えにくい局面です。バンドの±2σは横ばいとなっており、バンド幅も狭い状況です。市場にはエネルギーが蓄積されているものと思われますので、バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスからの持ち直し基調です。%Kが目先横ばいとなっていますが、まだ流れとしては上向きといえるのではないでしょうか。底堅い動きが意識されやすいところであり、まずはバンドの+2σを目指しての動きとなるのではないかと思われます。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値・2021年7-12月の高値
33850ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
30000ドル:心理的な節目
29310ドル:2021年7-12月の安値
24820ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
21060ドル:昨日の高値

20830ドル:現在値

20000ドル:心理的な節目
19910ドル:昨日の安値
15780ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準


(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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