ビットコイン円、狭いレンジ内で方向感に欠ける展開。嵐の前の静けさの再来に警戒(6/28朝)

週末・週初(6/25ー6/27)のビットコイン円相場は狭いレンジ内で方向感に欠ける展開。

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ビットコイン円、狭いレンジ内で方向感に欠ける展開。嵐の前の静けさの再来に警戒(6/28朝)

ビットコイン円、狭いレンジ内で方向感に欠ける展開。嵐の前の静けさの再来に警戒

〇ビットコイン円、275-295万円レンジ中心の方向感に欠ける展開
〇心理的節目300万円の大台回復には至らず、上値の重さ確認、テクニカルの地合い極めて弱い
〇ファンダメンタルズも世界的金融引き締めスタンス、規制強化、関連ビジネス縮小リスク等が重石
〇引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:245.0万円ー295.0万円

昨日の概況

週末・週初(6/25ー6/27)のビットコイン円相場は狭いレンジ内で方向感に欠ける展開。①週末海外市場のリスク選好ムードを引き継いだこと(株式市場の堅調推移→市場心理改善→リスクオン再開→リスクアセット反発)や、②重要イベント通過(四半期末オプションカット・CME先物SQ)に伴う材料出尽くし感、③暗号資産取引所大手FTXによるBlockFi社の株式取得検討報道(経営難に陥っている暗号資産レンディング大手BlockFi社の救済期待)などが支援材料となり、6/26米国時間にかけて、高値295.3万円まで上昇しました。しかし、6/21に記録した直近高値295.5万円にあと一歩届かず反落に転じると、④上値の重さを嫌気した短期筋の見切り売り(心理的節目300.0万円を突破できなかったことに対する失望感)や、⑤マイニング業者によるマイニング機材担保借入の返済困難報道(借り入れ総額は最大40億ドルにのぼるとの観測報道)、⑥インドの暗号資産取引所CoinDCX社の出金停止発表などが重石となり、週明け6/27米国時間にかけて、安値278.1万円まで反落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間6/28午前4時45分現在)では、282.1万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は6/18に記録した約1年6ヵ月ぶり安値237.9万円をボトムに反発に転じると、6/21と6/27に一時295万円台まで持ち直しましたが、いずれも心理的節目300万円の大台回復には至りませんでした(下落時の下げ幅に比べて戻りが鈍い→上値の重さを再確認)。トップサイドに複数の抵抗帯が控えていること(ロングポジションで捕まっている投資家・事業者が多く存在するため、相場が少し戻るとやれやれ売りが強まる展開)や、日足・週足・月足の全てで強い売りシグナル(一目均衡表の三役逆転や移動平均線のパーフェクトオーダーなど)が点灯していることなどを踏まえると、テクニカル的に見て、地合いは極めて弱いと判断できます(足元の持ち直しは下落トレンドの過程で見られる一時的な戻し局面。一巡後の急反落リスクに要警戒)。

ファンダメンタルズ的に見ても、①世界的な金融引き締めムード(日本や中国、トルコを除く多くの国が金融引き締め政策に転換済み→過剰流動性相場逆流懸念→資産現金化需要のドル買い圧力→米ドルと逆相関性の強いビットコインに下落圧力)や、②世界的な規制強化の方向性(テラUSDショックやセルシウスショックの発生を通じて投資家保護を目的とした規制強化が一段と求められる結果に)、③世界的なエネルギー不足(マイニング時に電力消費が必要となるビットコインなどPOW通貨全般に逆風)、④クリプト関連業者の撤退リスク(マイニングファームや暗号資産取引所、クリプトファンドなどの事業撤退・縮小加速の動き)など、ビットコイン円相場の下落を連想させる材料が揃っています(事実、オプション市場ではダウンサイドを織り込む動きが継続中)。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(現在は嵐の前の静けさの状態。次に動きが出始めるのは6/30に予定されている米5月PCEデフレータ発表後を想定)。

本日の予想レンジ:245.0万円ー295.0万円

ビットコイン円、狭いレンジ内で方向感に欠ける展開。嵐の前の静けさの再来に警戒

ビットコイン円日足

注:ポイント要約は編集部

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