ビットコイン円、じりじりと上値を切り下げる不穏な展開。二番底形成リスクに要警戒(6/29朝)

28日(火)のビットコイン円相場は上値の重い展開。

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ビットコイン円、じりじりと上値を切り下げる不穏な展開。二番底形成リスクに要警戒(6/29朝)

ビットコイン円、じりじりと上値を切り下げる不穏な展開。二番底形成リスクに要警戒

〇ビットコイン円、米国時間午後にかけて、安値275.7万円まで下落
〇短期筋の見切り売り、FRB関係者のタカ派発言、暗号資産関連ビジネスの不冴え等が背景
〇トップサイドに複数のレジスタンスポイントを控え、強い売りシグナルも点灯、テクニカルの地合い弱い
〇ファンダメンタルズも暗号資産版リーマンショックへの波及の恐れが広がる等売り要因多い
〇ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:255.0万円ー295.0万円

昨日の概況

28日(火)のビットコイン円相場は上値の重い展開。欧州時間朝方にかけて、高値287.8万円まで上値を伸ばすも、一巡後に伸び悩むと、①上値の重さを嫌気した短期筋の見切り売りや、②株式市場の軟調推移(米主要株価指数は急反落)、③NY連銀ウイリアムズ総裁による「次回FOMC会合は0.50%か0.75%の利上げが議論される」とのタカ派的な発言、④暗号資産ヘッジファンド大手スリーアローズ・キャピタル社に対するデフォルト通告、⑤米ゴールドマン・サックス社による暗号資産取引所大手コインベース社の投資判断引き下げ(中立から売りに変更)、⑥オーストラリアの暗号資産決済大手Banxa社による「約3割のスタッフを解雇する」とのリストラ案発表、⑦暗号資産レンディング大手セルシウス・ネットワーク社を巡る破産申請への警戒感(連邦破産法適用申請の可能性)、⑧米金利上昇に伴うドル買い圧力(米ドル高→米ドルと逆相関性の強いビットコインに下押し圧力)が重石となり、米国時間午後にかけて、安値275.7万円まで下落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間6/29午前4時00分現在)では、272.2万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は心理的節目300万円の大台回復に失敗すると(6/21および6/27に上値を試すも、共に295万円台で失速するとその後反落→上値の重さを再確認)、昨日は一時275.7万円まで反落しました。トップサイドに複数のレジスタンスポイントを控えていることや、一目均衡表三役逆転や弱気のパーフェクトオーダーなど、強い売りシグナルが点灯していることなどを踏まえると、テクニカル的に見て、地合いは弱いと判断できます(6/18に記録した直近安値237.9万円を試す二番底形成リスクに要警戒)。ファンダメンタルズ的に見ても、①世界的な金融引き締めムードや、②それに伴う過剰流動性相場の逆流懸念(資産現金化需要のドル買い圧力)、③世界的な規制強化の方向性(投資家保護を目的とした規制強化が求められる外部環境)、④世界的なエネルギー不足(G7首脳会議でロシア制裁強化の方向性が決定→エネルギー供給は今後一段と抑制される恐れ→マイニング時に電力消費が必要となるビットコインなどPOW通貨に逆風)、⑤クリプト関連業者の事業撤退リスク(マイニングファームや暗号資産取引所、クリプトファンドなどの事業撤退・縮小加速の動き。暗号資産関連大手企業は軒並みリストラ案発表)、

⑥暗号資産版リーマンショックへの波及の恐れ(ヘッジファンドやレンディング会社などで出金停止が相次ぐリスク→クリプトエコシステムの機能不全。ステーブルコインUSDTに対する売り仕掛けなどにも要警戒)など、ビットコイン円相場の下落を連想させる材料が揃っています。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(6/30に予定されている米5月PCEデフレータ発表を皮切りにビットコイン円相場が再び急落に転じる二番底形成シナリオを想定)。

本日の予想レンジ:255.0万円ー295.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、じりじりと上値を切り下げる不穏な展開。二番底形成リスクに要警戒

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